「ブランディッシュ 〜ダークレヴナント〜」のストーリーやゲームシステムをまとめて紹介

　日本ファルコムから3月19日に発売予定のPSP用ソフト「ブランディッシュ 〜ダークレヴナント〜」（以下，ブランディッシュ）。本作は，複雑に入り組んだ地下迷宮から地上を目指すのが目的のアクションRPGだ。ダンジョンでは数多くのトラップや謎が仕掛けられており，巨大ボスが待ち受けている。今回は，本作の基本的なシステムをまとめて紹介しよう。


　ブランディッシュでは，ゲーム内の時間はリアルタイムで進行するため，戦闘はもちろんダンジョン内の移動やアイテムの使用などにも気を配る必要がある。また剣での攻撃を続ければ腕力が，魔法を数多く使うと魔力が上がっていく。アレスをどのように成長をさせるのかはプレイヤー次第となる。本作にはチュートリアルが用意されているので，基本のアクション操作をマスターしてからゲームを始めるのがいいだろう。


　ダンジョン内を徘徊している敵は，アレスを見つけると襲ってくる。敵との戦闘は間合いが重要で，攻撃と防御をうまく使い分けて，敵の攻撃のタイミングを見極めることが生き残る秘訣だ。剣の使用回数には制限があるので，むやみやたらに攻撃ばかりしていると，いざというときに窮地に陥る可能性があるのでご注意を。


　また本作では，アイテムを入手することで，火/氷/雷といったさまざまな属性の魔法が使えるようになる。なお魔法は戦闘だけでなく，ダンジョンの探索でも重要になってくるとのことだ。

【火の魔法】前方に向かって炎を放ち、遠くにいる敵にダメージを与えることが出来る。攻撃だけではなく、時にダンジョン探索にも活躍します。

【雷の魔法】雷を落とし、周囲の敵にダメージを与えることが出来る。敵に囲まれそうになった時などに便利な魔法。

【氷の魔法】敵を氷の柱で攻撃する属性魔法。敵をフリーズ状態にし、一時的に動きを止めることが出来ます。

　ダンジョンの中は数多くのトラップが仕掛けられており，主人公の行く手を阻む。トラップは，パズル的な要素が強いもの，反射神経が必要なものなどその種類は多彩だ。ダンジョン内のどこかにあるヒントを見つけて謎を解き，トラップを解除して先に進もう。
　トラップの解除には，アイテムが必要になることがあるのだが，持てる数や使用回数には制限があるので，その使いどころが重要になってくる。また，ダンジョン内を探索して見つけた怪しい場所でアイテムを使うと，新しい道が出現して先に進めることがある。


　そのほかダンジョンでは，攻略のヒントやアイテムがもらえるイベントが発生したり，特定の場所でミニゲームが楽しめたりする。なお本作では，通った道が自動的に地図に書き込まれるオートマッピングシステムを採用しており，プレイヤー自身が宝箱やトラップの位置を書き込むことも可能だ。


　最後に，本作のプロローグとプレイヤーの分身となる“アレス・トラーノス”“ドーラ・ドロン”のキャラクター設定を掲載しておくので，発売を楽しみにしている人は，じっくりと目を通しておこう。

■プロローグ

偉大なるドラゴンに守られし小国ビトール

街の中心には世の平穏を象徴するかのように
巨大な塔がそびえ立っていた。

はるか太古より存在する塔を囲むように街は作られ、
そこで暮らす人々は、どの顔も活気に満ち溢れていた。

しかし、長く満ち足りた繁栄は
時として邪心を育む。

時の王ビスタルはこう考えた。
「ビトールをより強大な国にすることはできないか」

野望に憑かれた傲慢な王は、
建国以来触れてはならぬとされてきた
「大いなる力」に目をつける。

すなわち、守護神であるドラゴンの力。

……王の率いる軍勢が塔に踏み入り、
止める僧正たちを皆殺しにした。

だが結局、王の望みが
叶えられることはなかった。

激しい死闘の末、ドラゴンを打ち倒した
一同を待ち受けていたものは
空となった広間と、脳裏に響く厳かな言葉。

「汚れた王よ、その醜き心そのものの姿を
　そなたに力として与えよう」

そして罪深き王国ビトールは地中に沈んだ。

怪物となった王と共に、地底深くで
永久に呪われ続けるために。


それから千年の時が過ぎた――

■キャラ紹介

●アレス・トラーノス （Ares Toraernos）	●ドーラ・ドロン （Dela Delon）
剣一本を手に生きる、無口、冷静な流れ者の男。目立たない容姿とは裏腹に凄腕の剣士として知られている。特に掲げる信条もなく、主に賞金稼ぎなどをやっているが、自身も超が付くほど高額な賞金首である。もっとも当人はそんな状況にも興味なく、またその腕前ゆえに、誰もこの男を捕らえられないでいる。	妖艶な姿をした女魔道士。この５年間、師匠を殺した仇としてアレスを追い回している。強烈にして直情的な性格に、何があっても凝りない根性を併せ持つ。魔法の腕もかなり立ち、時としてアレスを苦しめるが、攻撃魔法で穿った穴に自分で落っこちるなど、間の抜けた面も。