プレイレポート
二つのスタイルを切り替えて遠近距離問わず戦える新クラスが「C9」に登場。ミスティック新2次クラス「エルタ」先行プレイレポート
今回,エルタの実装に先がけてプレイする機会を得たので,そのプレイフィールを紹介していこう。
なお,今回プレイしてきたエルタは調整中のもので,記事に掲載したスクリーンショットやムービーの表記,グラフィックスなどは完全にフィックスされたものではない。実装時と異なる可能性があることにご注意を。
チャクラムを手に軽快な動きを見せるエルタ
最大の特徴は二つのスタイルとテレポートスキル
ミスティックの2次クラスとして実装される「エルタ」は,レベル20のエリートミスティックから転職できる。ミスティックの武器は身の丈に合わなそうな巨大なハンマーだったが,エルタの武器はチャクラム(※古代インド発祥の円形の武器)だ。チャクラムは,物理攻撃力よりも魔法攻撃力が高く,通常攻撃を含めたほぼすべてのスキルが魔法攻撃力の影響を受ける特性がある。
エルタは特殊スキル「スタンスチェンジ」で,メレースタンスとレンジスタンスという二つのスタンスを右クリックで切り替えられる。ファイター系2次クラスのバーサーカーも同様のスキルで武器の構え方や一部の使用可能スキルが変わったが,エルタの場合は攻撃方法そのものや使用できるスキルも完全に変化する。ちなみに「エルタ」とは,ウズベキスタンの言葉で「速い」という意味らしい。
通常状態ともいえるメレースタンスは,巨大なチャクラムを手に戦う近接タイプだ。ミスティックのときはハンマーが重かったせいか攻撃の初動が少し遅く,うまく立ち回らないと先手を取られがちだったが,エルタの攻撃スピードは非常に速く,ウィッチブレイド並かそれ以上の速さで攻撃できる。ただ,周囲に対する攻撃範囲は若干狭まった感があるので,ミスティックの感覚に慣れてきた人は少し気を付けたほうがよさそうだ。
もう一つのスタンスであるレンジスタンスは,いわゆる遠距離魔法攻撃タイプだ。通常攻撃の威力はメレースタンスに劣るが,射程の長さと豊富な魔法攻撃スキルに加え,ほかのクラスにはない「テレポート」と「リンク」といった2種類の瞬間移動が使える。
通常攻撃で放たれる光弾の射程は,およそ中距離ほど |
直線上の敵を地面ごと切り裂く「スクラッチグラウンド」。集めた敵をまとめて攻撃するのに最適なスキルだ。追加打撃で敵を引き戻し,コンボをつなげることもできる |
レンジスタンスの最大の特徴とも言えるのが,テレポートスキルだ。テレポートを行うにはいくつかの手順が必要で,「マルチサモン」または「エリアサモン」というスキルを使い,テレポート先となる「ゲート」を先に設置しなければならない。
マルチサモンは自身を中心に3方向,エリアサモンはキャラクターが向いた方向に,それぞれ最大で三つのゲートを設置するスキルだ。ゲート発射時は攻撃判定があるが,設置された状態のゲートには攻撃判定はない。
ゲートは黄色,青色,赤色の三つがあり「Qキー」を押すと,その順番にテレポートする。「Qキー」+「↑キー」で黄色,「Qキー」+「↓キー」で青色,「Qキー」+「→キー」で赤色へと,任意のゲートにテレポートできる。
緊急回避はもちろん,攻撃にも役立つテレポートだが,気を付けなければいけないことがいくつかある。当然ながら,レンジスタンスでないとテレポートができないことと,テレポート自体にもクールタイムがあるので,連続して使えないことだ。
仕様的な注意点は上記の二つなのだが,これらは実際に使ってみるとそれほど大きな制限というわけではない。むしろ,テレポートを使うことで,自分自身の状況がすぐに把握できず,相手を見失いやすいことに注意したい。
もっとも,相手もこちらを見失う可能性が高いので,自分と相手との位置をしっかりと把握したうえで使えば,対人戦ではかなり有利に立ち振る舞うことができるだろう。
一方,モンスターはテレポートを使ってもキャラクターを見失うということはなく,しっかりと反応してくる。そのため対モンスター戦では,攻撃の起点として使うよりも,回避に使うことを念頭に置いたほうがいいかもしれない。
ミスティックや2次職のアクセリアは,ハンマーで敵をぶっ叩くガチガチの近接物理攻撃クラスだったが,エルタは二つのスタイルを使い分け,距離を問わず戦えるクラスに仕上がっている。とはいえ,慣れないうちは遠距離攻撃主体のレンジスタンスがメインになるだろう。メレースタンスで近接攻撃ができるとはいえ,エルタ自身のHPと防御力の低さがネックになり,囲まれるとかなり危険だ。逆にボス戦や1対1の戦いでは,攻撃力の高いメレースタンスの出番が増えることだろう。
エルタの特性をもっとも活かすのなら,メレー/レンジスタンスのスキルをそれぞれ習得した万能タイプに育て,敵と接触する直前にゲートを展開し,テレポートを駆使する戦い方がいいのではないだろうか。もちろんエルタは,近距離攻撃も遠距離攻撃もでき,それに応じた幅のある育成が楽しめるキャラクターなので,どちらかのスタンスに特化して育ててみるのも一つの手だろう。ぜひ,自分好みのスタイルに染め上げたエルタを育ててもらいたい。
なお,今回のアップデートでは,便利な機能が追加されるということなので,エルタの実装ともども期待したい。
「C9 (Continent of the Ninth)」公式サイト
- 関連タイトル:
C9 (Continent of the Ninth)
- この記事のURL:
キーワード
© Webzen Inc., C9™ All rights reserved.