攻略
シチュエーションに応じてコンボを使い分け。松井 悠氏寄稿の「C9通信」でダンジョン戦とPvPでの戦い方の違いを習得しよう
さて,これまで“コンボ”と一言で紹介している本作の攻撃アクションだが,どの状況においても,最強のコンボを考えれば良いのだろうか。どうやら,答えはそうではないらしい。ダンジョンでの状況やPvPなどといったシチュエーションの違いによって,戦い方,コンボの組み立て方は変えていく必要があるのだ。
では,ダンジョンでの戦いやPvPでは,それぞれどのようなコンボが最適なのだろうか。今回のC9通信では,そのあたりを松井氏が紹介してくれているので,さっそく確認してみよう。
「C9 [Continent of the Ninth]」公式サイト
(以下,松井 悠氏寄稿)
ついにオープンサービスがスタートして,やりこんでいる方も多いかと思います。今回は,C9をプレイする際に意識しておくと,よりゲームを楽しめるポイント,ダンジョンをプレイする時のコンボの組み立てと,PvPモードをプレイする時のコンボの組み立ての違いについてお話をしていきましょう。
「C9」では,モンスターを倒して自分のキャラクターを育てていくダンジョンと,ほかのプレイヤーと対戦を行うPvP,大きく分けて2つのゲームモードをシームレスに切り替えながらプレイすることができます。
もちろんプレイヤーキャラクターは,ダンジョン,PvPで共通の装備,スキルを使用していくことになるのですが,実は「ダンジョンとPvPで同じことをしていてはダメ」なのです。
クエストは大量のNPCモンスターと戦い,ステージを進んでいく,プレイヤーVS多数の敵というシチュエーションがメインとなります。いわゆるMORPGのようなスタイルですね。一方,PvPモードでは,戦う相手がプレイヤーとなるため,その戦闘スタイルを変えていく必要があるのです。
まず,ダンジョンをプレイする時は,基本的に「コンボをつないで,敵に攻撃をさせない」ことが重要となります。
なぜかというと,複数の敵を同時に相手にするため,敵が攻撃してこないように,つまり自分の攻撃モーションが中断されないようにすることを優先する必要があるのです。一度自分の攻撃が途切れてしまうと,敵モンスターから反撃を受けてしまうため,そこから再度コンボをスタートさせようとすると体力やマナをロスしてしまいます。
そのため,まずは左クリックで出せる通常攻撃をベースにしつつ,技の出が速く,複数の敵を巻き込めるような技をメインにしてコンボを組み立てて行くスタイルがオススメです。
この際,自分がダウンしてしまう技や,相手を吹き飛ばす技はあまり使わない方がいいでしょう。なぜなら,自分がダウンしてしまうと,その間に敵が押し寄せてしまいますし,相手を吹き飛ばしてしまうと,その間合いを詰める間に,ほかの敵からの攻撃を食らってしまう恐れがあるからです。
基本的なコンボの組み立ては通常攻撃を軸にして,クールタイム(スキルを再使用できるまでの時間)を調整していくスタイルがオススメです。また,キャラクターによっては,敵との間合いが広すぎてコンボが途切れそうになったらジャンプ攻撃で間をつなぐ,といったテクニックも有効ですね。
ただし,ボスモンスターとの対決時にはその限りではなく,後述するPvP時のプレイと若干似ている形になります。ボス戦については,また回を改めてご説明しますね。
そして,PvPモードでは,当然ながら相手キャラクターを操作しているのは人間ですから,モンスターのようにこちらの攻撃を一方的に食らってくれるわけではありません。また,無敵状態となって反撃する「イベイドアタック」や,緊急回避の「イベイドダッシュ」など,攻撃を食らっている間に行える回避スキルがあるため,コンボも途切れやすくなります。さらに,複数人での対戦時には,横からほかのプレイヤーの攻撃を受ける可能性もあります。そのため,ダンジョンとは異なり,「回避されるリスクを抱えながら長い時間ヒット数を稼いでコンボを狙い続けるよりは,コンボ数が少なくても的確に大きなダメージを与える方がよい」ということになりますね。
つまり,PvPモードでの基本思想としては,通常攻撃を主体とするコンボの組み立てよりは,大きなダメージを与えられるスキル主体のコンボを組み立てていく方が,反撃や割り込みによるコンボ中断のリスクが少なくなるわけです。もちろん,相手がイベイド系スキルを消費してクールタイム状態にある場合や,完全に1 vs. 1の状況にある場合はその限りではありません。
非常にざっくりとした説明となりましたが,今回の記事で重要なのは以下の2点です。
・ダンジョンでは,敵の行動を止めるために,コンボを途切れさせない
・PvPモードでは,相手の回避行動を考え,ダメージ優先のコンボを組み立てる
このポイントをしっかりとおさえた上で,みなさんもオープンサービスがスタートした「C9」をバリバリ楽しんでいってください!!
■プロフィール
松井 悠(まついゆう)
格闘ゲームを軸にさまざまなゲーム大会を制覇した後,フリーライターとして1996年より活動を始める。得意なゲームジャンルは,格闘ゲームをはじめ,アクションゲーム,FPS,TPSなどPlayer VS Playerのゲーム全般。 デジタルゲームを競技として捉える「e-sports」の普及のため,IGDA日本デジタルゲーム競技研究会世話人,世界最大のデジタルゲーム競技大会World Cyber Games日本プロデューサーや,中韓政府主催のInternational E-sports Festival日本プロデューサーを務める。
近著に「デジタルゲームの教科書(Amazon)」,「デジタルゲームの技術(Amazon)」(ソフトバンククリエイティブ刊)。
「C9 [Continent of the Ninth]」公式サイト
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C9 (Continent of the Ninth)
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