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この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
本作は上質の海外ドラマのような雰囲気と,主人公であるFBI特別捜査官ジェイの持つ特殊な能力を駆使した謎解きが魅力の,完全オリジナルの本格推理アドベンチャーだ。本稿では推理サスペンスファン要注目の本作の魅力を,プレイムービーと共にお伝えする。
19年前の連続殺人事件の悪夢が現在によみがえる……!?
そして現在,クロックフォードの新聞社クロックフォードタイムズに,19年前の消印を持つ一通の手紙が届けられる。ジェイを名指しして届けられたその手紙の差出人の名前は“プロヴィデンス”。19年前の連続殺人鬼の復活を予告するかのようなその手紙と共に,当時の事件の犯行手口に酷似した殺人事件が発生する。果たしてこれは,あの連続殺人鬼“プロヴィデンス”の犯行なのか,それともただの模倣犯のしわざなのか……。プレイヤーは突如,過去の“ヴィジョン”が見える特殊能力「パストヴィジョン」を手に入れてしまったFBI特別捜査官ジェイとなり,事件の真相に迫っていくことになるのだ。
●主な登場人物
ヘンリー・ミルズ FBIクロックフォード支局・特殊犯罪課課長。ジェイ達の上司。厳しい上司であるが,正義感が非常に強く,二人からの信頼は厚い |
ヒューゴ・ワッツ ジェイの学生時代の後輩。新聞記者としてプロヴィデンス連続殺人事件を追う |
エドワード・ゴードン 大学教授。犯罪心理学の専門家として,プロヴィデンス連続殺人事件の犯人のプロファイリングを行う |
レーン・マルティネス 現在の「プロヴィデンス事件」を担当するクロックフォード市警の刑事。FBIの介入を快く思っていない |
モーリーン・ヤシマ クロックフォード市警の鑑識官。ケイトの大学時代からの親友で,ジェイ達に過去と現在,両方の事件の情報提供を行う |
小気味いい演出でテンポよく進む「捜査パート」
ゲームはニンテンドーDS本体を縦持ちしてプレイするスタイルで,ゲームパートは「捜査パート」と「パストヴィジョンパート」の大きく二つに分けられる。捜査パートでは,右画面に表示される会話や選択肢,アイコンなどをタッチペンで選択し,マップを移動しながら当時の関係者などに聞き込みを行い,パストヴィジョンを行うための情報やアイテムを収集していくことに。左画面には会話をしている相手などが表示され,小気味いい演出でテンポよくストーリーが展開していく。
「パストヴィジョン」で過去の真実を解き明かせ
パストヴィジョンが発動すると3D画面に切り替わり,十字キーで自由に事件現場を移動できるようになる。タッチペンをスライドさせると上下左右に視点を動かせるので,周囲を注意深く観察し,あやしいところをタッチして調べよう。過去が隠されていそうな場所を見つけたら,精神を集中させるようにその場所を長くタッチし続けるのだ。
予感フラッシュに成功し,謎を解いたり仕掛けを動かしたりして過去の状況を再現できると,その場所で起こった過去のヴィジョンが見られる。その現場で見るべきヴィジョンをすべて解き明かし,それを時系列ごとにトレースすることで過去の真実が浮かび上がるのだ。
謎が謎を呼ぶ展開に,最後まで目が離せない!
事件の捜査を進める間にも,過去のプロヴィデンス連続殺人事件をトレースしたような,新たな殺人事件が発生していく。果たして,ジェイとケイトは“プロヴィデンス”の正体をあばき,惨劇を食い止めることができるのだろうか……。筆者は今回,事前に入手した開発ROMをプレイしているのだが,謎が謎を呼ぶ展開に早くもすっかりほんろうされてしまっている。月並みな表現だが,本当に最後まで目が離せないのだ。ミステリーファンは,良質の推理アドベンチャーの開発に定評のある,テクモとシングがこの冬お届けする本作に要注目だ。
- 関連タイトル:
AGAIN FBI超心理捜査官
- この記事のURL:
(C)TECMO,LTD.2009