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この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
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印刷2009/10/31 11:00

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この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介

画像集#008のサムネイル/この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
 「DSサスペンス」シリーズのテクモと,「ウィッシュルーム」「アナザーコード」のシングがタッグを組んで制作するニンテンドーDS用サスペンスアドベンチャー,「AGAIN FBI超心理捜査官」が12月10日に発売される。

 本作は上質の海外ドラマのような雰囲気と,主人公であるFBI特別捜査官ジェイの持つ特殊な能力を駆使した謎解きが魅力の,完全オリジナルの本格推理アドベンチャーだ。本稿では推理サスペンスファン要注目の本作の魅力を,プレイムービーと共にお伝えする。

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19年前の連続殺人事件の悪夢が現在によみがえる……!?


画像集#009のサムネイル/この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
 本作の舞台となるのは,アメリカ東部の都市クロックフォード。19年前,あるホテルの一室でホテルマンが殺されたことから始まる,5件の連続殺人事件が発生した。被害者に共通する点はなく,犯行の手口はどれも異なっていたが,それぞれの現場には必ず,1ドル札の裏に描かれた“プロヴィデンスの目”と呼ばれる部分が切り取って残されており,これが唯一の共通点となっていた。このことから,「プロヴィデンス連続殺人事件」と名づけられたこの事件だが,捜査は難航を極め,いまだに解決を見ていない。

 そして現在,クロックフォードの新聞社クロックフォードタイムズに,19年前の消印を持つ一通の手紙が届けられる。ジェイを名指しして届けられたその手紙の差出人の名前は“プロヴィデンス”。19年前の連続殺人鬼の復活を予告するかのようなその手紙と共に,当時の事件の犯行手口に酷似した殺人事件が発生する。果たしてこれは,あの連続殺人鬼“プロヴィデンス”の犯行なのか,それともただの模倣犯のしわざなのか……。プレイヤーは突如,過去の“ヴィジョン”が見える特殊能力「パストヴィジョン」を手に入れてしまったFBI特別捜査官ジェイとなり,事件の真相に迫っていくことになるのだ。

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●主な登場人物

画像集#001のサムネイル/この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
ジョナサン・ウェーバー(通称ジェイ)
FBIクロックフォード支局の特殊犯罪課に所属する捜査官で,本作の主人公。クロックフォードタイムズに届いた手紙をきっかけに過去のプロヴィデンス連続殺人事件の再調査を開始し,その過程でパストヴィジョンに目覚めてしまう。31歳のイケメン
画像集#002のサムネイル/この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
ケイト・ハサウェイ
同じくFBIクロックフォード支局の特殊犯罪課に所属する捜査官で,ジェイのパートナー。初めのうちはジェイの特殊な能力に半信半疑だが,次第に信頼を寄せるようになる。趣味はB級ホラー映画鑑賞という29歳の美女

画像集#003のサムネイル/この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
ヘンリー・ミルズ
FBIクロックフォード支局・特殊犯罪課課長。ジェイ達の上司。厳しい上司であるが,正義感が非常に強く,二人からの信頼は厚い
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ヒューゴ・ワッツ
ジェイの学生時代の後輩。新聞記者としてプロヴィデンス連続殺人事件を追う

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エドワード・ゴードン
大学教授。犯罪心理学の専門家として,プロヴィデンス連続殺人事件の犯人のプロファイリングを行う
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レーン・マルティネス
現在の「プロヴィデンス事件」を担当するクロックフォード市警の刑事。FBIの介入を快く思っていない
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モーリーン・ヤシマ
クロックフォード市警の鑑識官。ケイトの大学時代からの親友で,ジェイ達に過去と現在,両方の事件の情報提供を行う


小気味いい演出でテンポよく進む「捜査パート」


画像集#012のサムネイル/この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
 本作では,現在新たに進行中のプロヴィデンス事件を阻止するため,まず19年前の未解決事件の真相を追うことになる。それは,クロックフォード市警のレーン刑事がFBIの介入を拒んだこともあるが,過去の事件を洗いなおすことで,19年ぶりに復活したと思われる“プロヴィデンス”の正体に迫る手がかりが得られると考えられるからだ。

 ゲームはニンテンドーDS本体を縦持ちしてプレイするスタイルで,ゲームパートは「捜査パート」「パストヴィジョンパート」の大きく二つに分けられる。捜査パートでは,右画面に表示される会話や選択肢,アイコンなどをタッチペンで選択し,マップを移動しながら当時の関係者などに聞き込みを行い,パストヴィジョンを行うための情報やアイテムを収集していくことに。左画面には会話をしている相手などが表示され,小気味いい演出でテンポよくストーリーが展開していく。

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「パストヴィジョン」で過去の真実を解き明かせ


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 一定の条件が揃うと覚醒するのが,本作の最大のウリであるパストヴィジョンだ。パストヴィジョン発動中は左画面に過去,右画面に現在の風景が映し出され,両方を見比べながら「過去の状況を現在で再現する」ことで,過去の映像(ヴィジョン)が断片的によみがえる。

 パストヴィジョンが発動すると3D画面に切り替わり,十字キーで自由に事件現場を移動できるようになる。タッチペンをスライドさせると上下左右に視点を動かせるので,周囲を注意深く観察し,あやしいところをタッチして調べよう。過去が隠されていそうな場所を見つけたら,精神を集中させるようにその場所を長くタッチし続けるのだ。

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画像集#024のサムネイル/この冬注目のサスペンスアドベンチャー「AGAIN FBI超心理捜査官」の魅力をプレイムービーと共に紹介
 そこに過去が隠されていると,画面が白く光る「予感フラッシュ」が起こる……のだが,何もない場所だった場合は画面上部の「精神力ゲージ」が減少してしまう。予感フラッシュに失敗して精神力ゲージがゼロになってしまうとゲームオーバーになるので,じっくり考えて調査に挑もう。

 予感フラッシュに成功し,謎を解いたり仕掛けを動かしたりして過去の状況を再現できると,その場所で起こった過去のヴィジョンが見られる。その現場で見るべきヴィジョンをすべて解き明かし,それを時系列ごとにトレースすることで過去の真実が浮かび上がるのだ。

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謎が謎を呼ぶ展開に,最後まで目が離せない!


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 このパストヴィジョンを駆使して,これまで誰も解明できなかった事件の真相を探り当てていくのが本作最大の見せ場だ。しかし,事前に捜査パートで十分な手がかりをつかんでいないと,パストヴィジョンを行ってもすべての過去を明らかにすることはできない。パストヴィジョン中に行き詰まったと感じたら,捜査パートに戻ってもう一度手がかりを洗いなおしてみよう。そうでないと,すでにそれ以上の手がかりが得られない事件現場で,筆者のように何時間も(謎が解けずに)ウロウロするハメになるかもしれない。

 事件の捜査を進める間にも,過去のプロヴィデンス連続殺人事件をトレースしたような,新たな殺人事件が発生していく。果たして,ジェイとケイトは“プロヴィデンス”の正体をあばき,惨劇を食い止めることができるのだろうか……。筆者は今回,事前に入手した開発ROMをプレイしているのだが,謎が謎を呼ぶ展開に早くもすっかりほんろうされてしまっている。月並みな表現だが,本当に最後まで目が離せないのだ。ミステリーファンは,良質の推理アドベンチャーの開発に定評のある,テクモとシングがこの冬お届けする本作に要注目だ。

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