セガから10月29日に発売予定の“クライマックス”アクション
「BAYONETTA(ベヨネッタ)」(
Xbox 360版 /
PlayStation 3版)。本作のゲームシステムについては,東京ゲームショウ2009の
プレイレポートや,神谷氏/橋本氏のミニインタビュー付きの
店頭体験会レポートなどでお伝え済みだが,ゲームのストーリーやキャラクターについては情報が断片的で,謎のベールに包まれたままだった。
今回は,ベヨネッタのキャラクター設定や魔女の秘技,物語のプロローグや登場する敵キャラクター,本作に登場する武器の情報をお届けしよう。すでに見たことのあるスクリーンショットも含まれているが,それぞれに非常に力の入った設定が付けられているので,本作に興味のある人はぜひ目をとおしてほしい。
●ストーリー紹介
20年前、ほの暗き湖底に沈む棺の中から、一人の女が蘇った。
自分の素性も、そして名前さえも思い出せないその女の体には、ただ一つだけ、失われた過去の謎を解く記憶が刻まれていた。それは、獰猛な魔獣を操って天よりの使いを葬り去る恐るべき“魔女の力”だった…。
数百年の時を超え現代に蘇った魔女ベヨネッタは、僅かに残る記憶の手がかりを手繰り寄せるうちに、ヨーロッパの辺境「ヴィグリッド」へと辿り着く。彼女を阻止せんと襲い来る無数の天使たち。彼女の過去を呼び覚ます数奇なる出会い。その先で彼女を待ちうけているものとは…?
● キャラクター紹介
・ベヨネッタ:
「あんた達を狩る理由分かる? その顔がムカつくからよ!」
数百年の時を超えて現代に生きる謎多き魔女。強大無比な魔力を使い、天よりの使者と戦い続けているが、その理由を含め、素性の一切が謎に包まれている。
両手両足に四丁一組の愛銃「スカボロウ フェア」を装備して打撃と共に銃弾を撃ち出す格闘術“バレットアーツ”を得意とし、また自身の髪の毛に魔の力を宿して放つ魔術“ウィケッド ウィーブ”は、強大な魔獣を現世に顕現させて群がる天使を片っ端から食い尽くすと言う。
● トーチャーアタック:
数世紀前の魔女狩りの際に、多くの魔女の命を奪った拷問器具の数々。仲間の恨みを晴らすべく、ベヨネッタはこれらを闇の底より召喚して天使たちを拷問に掛ける。無念の死を遂げた魔女の怨念が篭った拷問器具は、どれも天使を呪い殺すのに余りある魔の力を帯びており、拷問によって地獄へ堕とされた天使たちは永遠の苦しみを味わい続けると言う。
● ウィケッドウィーブ:
自身の髪の毛に魔の物を宿して操る、魔女の秘技。ベヨネッタは契約を結んだ魔界の住人を、髪の毛を触媒として現世へ呼び出し使役する。代表的な攻撃は、魔人「マダム バタフライ」を召喚して放つ巨大な腕と脚の打撃技で、巧みな体術と共に繰り出されるこれらの技は、獲物に絶対の死を約束する。
● 大魔獣召喚
古代呪文の詠唱と魔力の大量消費を伴う大技、大魔獣召喚。一歩間違えば術の使用者が逆に食い殺されることもある危険な技であり、成功すれば獰猛な魔界の魔獣の力を借りて敵に絶大なるダメージを与えることが出来る。
魔界の森に住む大魔獣「ゴモラ」は、目に付くものに手当たり次第喰らいつく凶暴な性質で、この魔獣を現世に顕現させることが出来たなら、それを前にして生き延びることが出来る天使は一人たりともいないだろう。
● 武器紹介
・スカボロウ フェア
魔界の名工 ロダンが制作した、それぞれ「パセリ」「セイジ」「ローズマリー」「タイム」の名を冠する4丁拳銃。魔女の力を最大限に引き出し、射撃のみならず打撃においても優れた威力を発揮する。魔導術の激しい使用にも耐える頑強な作りで、術者は己の力をセーブする事無く、髪の毛に悪魔を宿す攻撃「ウィケッド ウィーブ」を放つ事が出来る。
・オニキスローゼス
魔界に咲くという黒薔薇「オニキスローゼス」に集まる妖精の魂を宿したショットガン。撃ち出す散弾一発一発に、その妖精の呪いが込められる。
・妖刀 修羅刃
闘いを司る魔神「阿修羅」の心臓が埋め込まれた、生きている妖刀。常に血を求め続け、斬られた獲物は魂さえも吸い尽くされるという。
・クルセドラ
大蛇の姿をした古代の悪魔「クルセドラ」を封じ込めた魔導器。先端のポータルよりその力を呼び出し、ムチのように操ることが出来る。
● 敵紹介
・アフィニティ:
天使のヒエラルキーにおいて最下位の階級「精霊」に属する、光の世界よりの神使。信仰心を持つ人間にとって最も身近な天使である。純白の翼で空から舞い降り、頭上に頂いたヘイロウで迷える者の行く道を照らすと信じられている。その手に携える様々な神具は、正しき者を救う誓いを表すだけでなく、心悪しき者を討ち倒す強力な武器にもなるという。
・ビラブド
第六ヒエラルキーとなる能天使で、中位三隊の「子」に属する。より霊的な存在に近くなり、天に仇なす悪しき者たちを滅ぼす役割も担っている。天使の格付けでは下位とは言え、人間より遥かに高次であり、霊力の強い人間でもこの天使に出会う事は稀であろう。戦闘能力に長けており、悪魔との争いでは彼らの目覚しい活躍が良く見られる。
・フォルティトゥード:
中世の時代、霊力の強い人々の間で、天の理を成すと信じられた偉大なる意思「四元徳(カーディナル バーチュズ)」の一人で、「忍耐、勇気(フォルティトゥード)」と呼ばれる人知を超えた存在。巨大な顔に二つの龍の頭を持ち、大地を裂いて煮え滾る溶岩を呼び起こす荒々しい姿で描かれることが多いが、実際に目にした者は一人もいない。