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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ / 第15回:プロレスラーにオススメしたいゲイム
著者近影
久しぶりに実家に帰ってみたら,地デジに対応したもの凄くでかい液晶テレビが導入されていたり,トイレが必要以上に大掛かりなウォシュレットに変わっていたり,風呂に至ってはガス風呂だった面影など微塵も感じさせないっていうかそもそも風呂場自体が改築されていたりして,けっこう引いた男色ディーノですこんにちは! そのくせPCのOSはWindows 98っていうから驚きだわ。順番違うだろ。
もはや自分の家だと言いづらいほどに様変わりしていたわね。両親は私がゲイプロレスラーであることを嘆き悲しんでいる……どちらかというとプロレスラーであることを嘆き悲しんでいるわけだけれども,私に言わせりゃ実家の変貌よりはマシよ。
だって,私は膨らましたり切ったりしているわけじゃないけど,実家はまさにそれぐらいの肉体改造を施してるわけだから。なんというか,実家を出て行った息子が娘になって帰ってきたときの親の気持ちが分かった気がするわ。
……おっと,またしても始めからゲイムに関係ない話をブッ込んでしまったけども,要するに実家のPCがWindows 98でメールも満足に送れないうえに,どのソフトも起動してから30分くらいで強制終了するし,ネットカフェなんてシャレたものは近所にないしで原稿が書けなかった! って言い訳をしとるわけです! すまん担当さん! この失態は身体で返します!(編注:やだ)
さて,今週のゲイムは「WWE2009 SmackDown vs Raw」。前作「WWE2008 SmackDown vs Raw」はプレイしてないので,もし前作からだったら恐縮なんだけど,最近のWWEのゲイムはこんなにも試合部分がしっかり出来てるのねってことに,まず驚いたわ。
私はプロレスゲイム(あ,シミュレーションではなく,自分で操るアクションゲイムね)をプレイするとき,どうしても職業的な目から見てしまうんだけど,かなり凄いことになっているのね近頃の若いモンは。
もちろんグラフィックス的なものもそうなんだけど,それってまあハードが進化してるわけだから,ある程度は予想がつく範囲じゃない。それよりも私が感心したのは,技の位置や角度をある程度プレイヤーが調節できるって部分。
具体的に言えば,プレイ中に相手の首をフロントネックロックの状態でつかむ。で,その状態で移動して,簡単なコマンドを入力してどのように相手を落とすか――例えばDDTをかけるもよし,ネックブリーカーをかけるもよし――を任意に選べるのよ。これは本当にリアルな着眼点なの。
っていうのも,プロレスラーにとって,リングのどの位置でどの方向に向かって技をかけるかっていうのは,非常に重要な要素なのね。言うなれば,キャリアの差が出る部分の一つ。新人は技をかけるのにただひたすら必死だから,どこに対して技を見せればいいのか計算できない人が多いんだけど,ベテランになればなるほど自分の技をどの角度で見せれば一番映えるのかが分かってくる。
よく「プロレスはほかの格闘技と違って魅せることが大事だ」って分かるような分かんないようなことを言われるけども,具体的な違いの一つがこの「魅せる=見せる」部分なんじゃないかしら。だから,基本的には年齢や経験を重ねたほうが活躍できて,いいものを見せられるのよプロレスって。
話をゲイムに戻すと,最近のプロレスゲイムはプレイヤーがそういった位置関係を意識できるようになったんだなぁっていうのが衝撃だったの。欲をいえば,技をかける位置や角度によって歓声の大きさやストロボの量が変わるといった演出効果があれば,より奥深くて良かったんだけど。
ともかくWWE2009は,誤解を恐れずに言えばプロレスファンよりも,むしろプロレスラーにオススメしたいゲイムかもしれないわね。プレイすればするほどプロレスの奥深さが味わえる,そんなゲイムに近づいてるし,もっと近づいてほしいなあと切に願うわ。
さて,ここからは来週の予告編なんだけど,私,最近ハマってるっていうか実家でヤることないからずっとヤってたゲイムが二つあるのね。それが「女神異聞録デビルサバイバー」と「わがままファッション ガールズモード」。
詳しくはまあきっと来週書くんだけど,どっちも思っていたより面白い,とだけ先に言っておくわ。デビルサバイバーは初期のメガテンのテイストに近い上にサクサク進むからシリーズファンは買い。ガールズモードはいかにもゲイム的で,あーなんか今,私ってゲイムしてるなーって感じがいいわ。興味がある人は来週までに予習しておくように。では今日の授業はこれでおしまい! また来週!
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