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  • Riot Games
  • 発売日:2009/10/27
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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[プレイレポ]“新しい”サモナーズリフトへようこそ。「リーグ・オブ・レジェンド」PBEサーバーで,2024年の新要素を試した
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印刷2023/11/29 09:00

プレイレポート

[プレイレポ]“新しい”サモナーズリフトへようこそ。「リーグ・オブ・レジェンド」PBEサーバーで,2024年の新要素を試した

 あの“サモナーズリフト”が変わるらしい。

変わるらしいです。2024年の1月に
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 唐突にエンゲージしたが,あらためて説明していこう。

 サモナーズリフトとは,ライアットゲームズのPC向けMOBA「リーグ・オブ・レジェンド」(以下,LoL)における競技マップだ。
 いくつかあるマップのなかで最も人気……というか,サモナーズリフトで遊ぶ=LoLする,くらいの不文律でもある。

 つまり,LoLとはすなわちサモリフ。サモリフとはLoLと言える。そんなサモナーズリフトが“2024年1月にリニューアル”されるそうで。

ARAMも嗜む身としては,一本道のマップ「ハウリングアビス」も好き。まあでもやっぱり,メイン会場はサモリフだよね!
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 サモナーとしては「おっ。じゃあどんな風になんだろ」と気になるのがサガというもの。そこで本稿では,LoLのPBEサーバー(※)で一足早く体験してきた“新たなサモナーズリフト”をレポートする。

 ついでに大きな変更が入ったアイテムや,新チャンピオン「フェイ」の使用感も添えていくので,合わせて読んでほしい。

※パブリックベータ環境(Public Beta Environment)。北米サーバーに属する。同サーバーでは正式実装前の調整環境に触れられる。「名誉が2以上のRiotアカウント」を持っていれば誰でも利用できる。なお,ここで体験したもの=本稿の情報もあくまでテスト段階のものとなる

マップへの大規模な手入れは,シーズン2020の「エレメンタルリフト&レーン横のくぼみ」(通称:喫煙所)が追加されて以来,約3年ぶりとなる(ケミテックリフトの再実装などは今年あったものの)
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「そういやプラントっていつ実装されたっけ?」とか思っていたらシーズン7(2017年)の話だった。そんな前だっけ。3年前くらいじゃないっけ?
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「LoLざっくり用語解説」


■文中の「レーン」と「ロール」の表記:
・レーンを指すときは,カナ表記(トップ,ジャングル)
・ロールを指すときは,英語表記(top,jg)

■チャンピオン:LoLのプレイアブルキャラクター

■パッチ:ゲームバージョン。LoLでは2週間ごとにパッチが提供され,短期間で環境(メタ)が変わる

■top:マップ上のトップレーンを守る役。前線を張りやすいチャンピオンが選出され,シビアな1vs.1の戦いを要求される

■jg:マップ内のジャングル地帯を動き回る役。各レーンに干渉する司令塔で,jgが介入するレーンでは戦闘が起こやすい

■mid:マップ中央のミッドレーンを守る役。範囲攻撃のメイジや,敵後衛を刺すアサシン系のチャンピオンが選ばれやすい

■bot:マップ下のボットレーンを守る「adc」「sup」の2プレイヤーのことを指す。とくに戦局の行方を握りやすい激戦区

■adc:アタックダメージキャリー。チームの火力役。単身だと耐久面が心もとないため,相棒のsupに守られながら成長

■sup:サポート。adcをはじめ,チームの守護役。bot以外を動き回ることも多く,jgと同じく戦いの火蓋を切ることも




知らない壁。知らない茂み。知らない通路
バロンピットには見知らぬヤツ


 まずは「マップの改変」を,上から順に見ていこう。

 トップレーンの景色は“川がとても広くなった”という印象だ。壁沿いのブッシュ(草の茂み)がなくなり,両側の壁も削岩されて見通しがよくなった。jgのガンク(奇襲)や,ほかレーンからのローム(レーナーの奇襲)をこれまで以上に気付きやすくなったと言える。

左がライブサーバー版,右がPBE版。川というより“河”と思うほどの差がある
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茂みにワードを刺せば視界も万全。余裕があればさらに奥に刺すのも有効だ
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 端的に,マップとしての左右対称性が高まったことで“ブルーサイドとレッドサイドの違いで,ガンク警戒位置を変えなくてもいい”という点がうれしい。両サイドの公平さが均一化されたとも言える。

 レッドサイドのトップレーンはこれまで,背後のトライブッシュから襲われることを警戒しなくてはならなかったが,新たな地形では壁ができ,ルートごと潰されている。ブルーであれレッドであれ,トップレーンに介入するには川を渡るか,レーンから行くしかなくなった。

 一方で,ジャングルからの進入路が減ったことにより,必然的にレーンガンクが増えそうな気配はある。一昔前のように,ミニオンウェーブを押されたあとのレーンブッシュ警戒がより重要になりそうだ。

新たな壁ができたおかげで,レーニングがやりやすくなった。ダリウスのようなjg介入におびえるタイプにはありがたみが深い
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 逆に,ボットレーンはガンクルートが増えた。レッドサイドのタワー近くに新たな通路ができたことで,背後を襲われやすくなっている。
 ミッドレーンから川を通過せずに介入できるルートも増えたため,ボットレーンで乱戦が起こるパターンが増えそうである。

 実際,PBEでプレイ中も「ボットレーンはお祭り会場じゃないんですけど!!!」という悲鳴を何度上げたか分からない。

mid視点だと新ルートはかなり便利。リフトスカトルの視界も気にせずに移動できる。川を通過しない関係上,魔道ルーン「水走り」の採用率にも影響が出てくるかもしれない
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タワーの視界はこんな感じに。ブッシュから出ても右画像の位置くらいまで近づける
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ミッドレーンは直接的なガンクルートがひとつ減り,レーニングも楽になった。マップ改変の実感はほかと比べると控えめかも
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 そのうえで,ボットレーンばかりで戦ってはいられない事情も増えた。トップレーンに現れし,ヴォイドの子らにして,新たなバロンピットの使者「ヴォイドグラブ」の恩恵があなどれないからだ。

 彼らを撃破したときの効果は,チーム全体に“オブジェクトに対しての継続ダメージバフを付与”というものである。

ヴォイドグラブ。ビジュアルは不人気だけど筆者は好きです。キモいとは思うが「モンスターってやっぱキモくてなんぼだよね」みたいなところもあるし,ね?
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 ヴォイドグラブは1ゲーム中,時間経過で“3匹編成が2回スポーン”する。バフの効果は,1体倒すごとに強化されていく。
 しかも5体以上を狩ると,タワーを叩いているときに追加効果で幼虫の「ヴォイドマイト」がペット感覚で召喚されるようになる。

 数を重ねられると重要度が増す。ドレイクのギミックと同じだ。

 PBE環境だと効果のほどは控えめに感じたが,それでも“トップレーン側で取り合うオブジェクトが増えた”という事実は非常に重要だ。「ボットレーンにかまけすぎて,6体狩られちゃってオゴゴゴゴ……」といった事態が,2024年の新たなお悩みポイントになるであろう。

 なお,新マップのデザインは全体的にヴォイドの侵食感が強く,ジャングルモンスターたちも少々おどろおどろしい見た目になった。

キモカワな幼虫ヴォイドマイトは,ミニオンへのタワーダメージを代わりに引き受けてくれるありがたい存在……のはずだが,現状は脆い。ぶっちゃけ,今のままだとそこまで役に立たない気がする。ここは調整次第
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リフトヘラルドもお召し替え。シンプルに強いが,壁にぶつけるとタワーに対しても突進してくれなくなる。注意しよう。何度もやらかした
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ヘラルドタックルがタワーに当たると,ヘラルドから大量のヴォイドマイトが生まれる。単純に,強引なタワーシージにつなげやすくなる
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 マップ改変の影響をモロに受ける,jgへの所感も書いておく。

 先述のとおり,トップレーンは川とレーンからしか侵入が難しくなり,ミッドレーンもガンクルートが減った。導線がシンプルになったぶん,気付かれにくいガンクの動きがやりづらくなっている。
 とくにウディアやイブリンなど,気軽な壁越えスキルを持たないチャンピオンたちにはツライ時代になりそうだ。

トップもミッドも行きづらいとなると,合流先に近接系チャンピオンがいてほしいセジュアニなんかも,ちょっとツラくなるかも?
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 こうした環境で台頭してきそうなのは,ケインやザックなどの“壁越えがしやすいチャンピオン”か。彼らであれば,今までと変わらない感覚でどのレーンにもガンクを刺すことができる。

 つまるところ,今後は「分厚い壁をどう超えるか?」が大きな焦点となるので,チャンピオンもこの点から選ばれるようになったり,もしかしたら天啓ルーン「ヘクスフラッシュ」の採用が増えたり?

 いずれにせよ,刺激的で大胆な変化となった。

ザックなら分厚い壁もなんのその。もとよりガンクルートの豊富さが強みであったが,今回のマップ改変でよりいっそう磨きがかかりそう
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ヘクスフラッシュとタワーを一発もらう覚悟があれば,誰でもトップレーン裏から侵入できる。研究次第だろうが,試す価値はありそう
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新アイテムの効果は全体的に優秀
より広がった“ビルドを組む楽しさ”


 PBEでの変更点として“アイテム”にも触れておきたい。

 ざっくりとした印象は「ミシックアイテムが削除され,偏っていたパワーが分散し,全体的に強力なものが増えた」というものだ。

新アイテム「ヒュブリス」で建てた彫像。彫像1個つきADが1上昇
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 新アイテムは単純にダメージを伸ばす効果のものが多く,メイジやアサシン,ファイターなどはとくに恩恵が大きいように感じた。

 現行のパッチだと,なかでもメイジ系のビルドは固まりきっていた印象があるため,今回のアイテム改変でユニークな品々が増えたことで,ビルドにさらなる多様性が生まれそうである。

個人的なお気に入りは「ストームサージ」。相手をキルしたときに大きな雷のエフェクトが発生する。カッコよくて,つい積んでしまう
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脅威のステータスを持つ,新たなティアマット派生「プロフェイン ハイドラ」も強力。レンガーjgがよりはかどるはかどる
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 個人的におもしろかったのは,ファイター向けのアイテム「ニトロ ヘクスイージス」の活用法を考えることだった。
 これはアルティメット詠唱時,移動速度と攻撃速度が増加する効果で,明確な接近手段を持たないジャガーノート系にピッタリ。

 試しにトランドルに持たせ,タンク相手にUltで仕掛けてみたところ,“カッチカチになりながら,とんでもない速度で近づいてくる,攻撃速度もクッソ速い最強トロール”が爆誕した。
 集団戦で後衛を蹂躙するもよし。スプリットプッシュをとめに来た敵を返り討ちにするもよし。使っていてめちゃくちゃ楽しかった。

一番楽しかった試合は,残念ながらリプレイが再生できず……1vs.3くらいは余裕で返せるパワーがあって,タワーも8本ぶっ壊した
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ちなみに,アイテムに致命的な不具合があったときは「Ultを20秒くらいで撃ちまくるカーサス祭り」が開催され,ほとんどまともな試合にならなかった。こういうのもまたPBEの醍醐味,ということにしておこう
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 意外だったのは,削除されたアイテムが思いのほか少なかったことだ。ミシック分類以外では存在を許されないだろうと思っていた「心の鋼」なども,性能を控えめにされただけで続投していた。

 ついでに,2023年のLoLを最もシビれさせた問題のアイテム「スタティック・シヴ」も健在だ。てっきり「この機会に絶対消すだろう」と思っていたから,アイテム欄で再会したときは笑った。

シヴの説明文を読むに,どうやらAPのスケールはなくなった模様。強ければみんな積むけど,弱ければ誰も積まない,という状態からどう回復させていくのか。2024年もシビれさせてくれたらまた笑おう!
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ミシックじゃなくなった心の鋼は,シーン系列と組み合わせられるように。AA(オートアタック)だけでビックリするようなダメージが出る
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 PBEで体験できた範疇での話だが,やはりミシックアイテムが存在していたことで,「相手と状況を見てビルドを組む楽しさ」が多少なりとも阻害されていたことをあらためて思い出した。感覚は人それぞれかもしれないが,個人的にミシックアイテムの削除は正解だった。

 同一のレジェンダリーアイテムはさすがに積めないままだが,それでもビルドパスの多様性が上がったLoLは今までより楽しい。数値はまだ粗削りだろうが,ライブサーバーに適応される日が待ち遠しい。

レジェンダリーアイテムの一覧。アイテム確認に
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新チャンピオン「フェイ」もいたPBE
ちょっとした手触りをレポート


 来シーズンの変更点はだいたい書いたが,PBEではメイジ系の新チャンピオン「フェイ」にも触れられたので,軽くレポートしておく。

 彼は“計10種のスキル”を持ち,そのすべてを使いこなす必要がある,この一文だけでもあからさまに高難度なチャンピオンだ。
 課題はスキル操作で,Q,W,Eに加え「Q+Q」「W+Q」「E+W」などの複合的な操作が求められる。これだけでこんがらがる。

アフェリオス以来の正統派な細身イケメン。悩ましげな表情がイケてる
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スキルの詳細は公式紹介で。QをLv1で取れば,Q派生のQ+Q,Q+W,Q+Eをすべて使える
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★マナはキツいがレーニングのカギ「迸る光彩」

 フェイはメイジチャンピオンで,レーニングではスキル射程を生かして対面をいじめつつ,ウェーブの主導権を握るのが大切だ。

 ただし,ほかのメイジと比べてスキルのマナ消費量がけっこう高く,スキルを連発しているとすぐさまマナが枯れてしまう。
 そこで重要になるのが,W+E-「迸る光彩」だ。

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 このスキルは,敵に通常攻撃やスキルダメージを与えるとマナが回復するというもの。入念にしっかりと回すことで,レーニング時は継続的なハラスを実現できる。Q派生のスキルでウェーブクリアをし,迸る光彩でマナを補充する,というのが基本的な立ち回りとなる。

 また,総合的なダメージ出力もとんでもない。Ult-「絶望の渦」を絡めつつ,スキルを2回当てれば発動する固有スキル「夢想家の銘」により,大半の相手は削りきれてしまう。
 テクニカルな反面,欲しい要素はそろっている男である。

ミニオン相手でもマナが回復。ゼラスのように敵チャンピオンをたたく必要もない
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Ult-「絶望の渦」は低弾速のスキルショット。E派生の行動妨害などを絡めて仕上げに
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Lv16&コアアイテム3つのUltで970ダメージ。Ultさえ当たれば柔らかい敵は落とせる
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★雑に強いぞ! 「沸き立つ大地」

 最も印象的なスキルは,Q+E-「沸き立つ大地」だ。これはヴェル=コズのWと,ランブルのUltを合わせたようなアクションで,発動は遅いもののミニオンウェーブに対して抜群に機能する。

 プッシュ力,効果範囲,CDのどれをとっても優秀。とにかく雑に強く,どんな状況でも“ごまかし”を効かせられる。「ちょっと不利でウェーブに触れられない」といった状況でも,射程の長さに甘えてとりあえず撃てる。Qが最高レベルになれば5秒に1回使えるようになるので,2回も打てばウェーブは(ビルド状況にもよるが)だいたい焼ける。

発動は遅いが,ミニオンを焼くのが本領なので問題なし
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 ほかのメイジ系もウェーブクリアに長けた強みはあるが,フェイの「沸き立つ大地」はそのどれよりも強いんじゃないだろうか,とすら思えた。分かりやすい弱点は「相手チャンピオンに当てづらい」だが,そもそもハラス目的ならほかのQ派生を使えばいい。はい問題解決。

 PBEでも多くのフェイ使用者はレーニング中,とりあえずミニオン処理にこれを撃ち,ビルドがそろうまでテキトーにすごすのが常套手段となっていた。ミッドレーンでフェイ同士がQ+Eをこすり合うこともしばしばで,そのときの虚無の時間がなんとも味わい深かった。

スロウも付くので,敵に対しての防壁としても機能してくれる。うーん優秀
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★数回使えば意外となじむ。複雑そうで複雑ではない

 フェイはスキル数が多いが,言ってしまえば“多いだけ”で,スキルの効果自体はそこまで複雑ではない。それぞれの性質さえ頭に入れれば,使い分けもなんとなくできて扱いやすい……ような気すらした。

 新要素てんこ盛りだったアフェリオスのように,ギミックを学ぶところからのスタートというわけでもない。課題が“たくさんあるスキルのどれを使うかの判断”に集約されたところで,ほかのチャンピオンでも同じようにやることがそのまま拡張されただけと言えよう。

 まあ,PBE時点では今後の参考になるような使い方はまだ分からず,正式な評価にしろ,ライブサーバーに導入されてからというのがLoLのお約束。なので,彼が実装されるパッチ12.24を心待ちにしたい。

トリッキーなのはE+W-「深淵の眼差し」くらい。いろいろできるが,わりとシンプル
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「相手のHPがないからリコール位置をQ+Wで狙撃して……あ,敵きたけどWあるからW+Qで逃げるか」などなど。この状況ならこうだ,というケースバイケースの対処法をつかむまでの時間が,体感的には早かった
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 今年の「Worlds 2023」も終わり,新たな環境が実装されるまではもう少々の時間がかかる今日このごろ。もし興味があれば,PBEアカウントを作り,実際に触れてみるのをオススメする。

 難点として,北アメリカサーバーゆえのPBEラグ問題が挙げられるが,実装前のカオスなお祭り環境を楽しめるまたとない機会である。

パブリックベータ環境(PBE)FAQ


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