プレイレポート
「リーグ・オブ・レジェンド」のプレシーズンが到来。既存のルーンとマスタリーがすべて撤廃され,サモナーズリフトはどうなってしまうのか
アップデートの規模が大きいだけに,毎回,プレシーズンのゲームバランスは大変なことになるが,今回はとくにカオスな印象だ。なにせ,これまでチャンピオンのステータスを底上げする要素だった「ルーン」「マスタリー」がすべて撤廃され,新たな仕組みのルーンへと置き換わったのである。新たなルーンは非常にユニークな効果ばかりで,これまでの常識はまったく通用せず,歴戦のプレイヤーも右往左往といった感じだ。
新たなルーンの実装で,サモナーズリフトはいったいどうなってしまったのか。新システムの仕組みを解説しつつ,面白そうな効果を紹介していきたい。筆者も実装後に触って研究中の段階であり,的外れな記述があるかもしれないし,今後のアップデートでまったく効果が変わってくる可能性もあるので,あくまで「現時点の印象」ということでご了承いただきたい。
基礎ステータスの強化ではなく,面白効果の追加がメイン
まずはシステムの解説からしていこう。前シーズンまでは,「ルーンで基礎ステータスを底上げ」「マスタリーで特殊な効果を付与」の2つの項目でチャンピオンを強化していた。それが今シーズンからは,「ルーンのみで強化」の形になっている。名称はルーンだが,基礎ステータスの強化につながるものはほとんどなく,大半が特殊な効果の付与なので,どちらかというと旧マスタリーに近いシステムと言える。
新ルーンの仕組み自体はシンプルだ。ルーンは「栄華」「覇道」「魔道」「不滅」「天啓」という5種類の“パス”に分けされている。覇道なら「通常攻撃強化と継続火力」,不滅なら「耐久力と行動妨害」といった具合に,それぞれテーマが決まっており,どのパスを選択したかによって,チャンピオン強化の方向性が決まるのだ。
そして各パスで取得できる効果は,さらに4つのカテゴリに分けられている。例えば栄華なら,「キーストーン」「勇壮」「伝説」「戦闘」があり,それぞれのカテゴリ内に3つ効果が用意されているという具合だ。
パスはメインとサブの2種類が設定できる。メインに設定したパスからは,4つのカテゴリの効果から1つずつ,サブに設定したパスからは,キーストーンを除く効果から2つ(同一カテゴリは不可),計6つの効果が取得可能だ。
また,メインに設定したパスによってボーナスが発生し,「攻撃力+15または魔力+25」「攻撃速度+18%」といった基礎ステータスの補正がかかる。そのため,メインのパスを選ぶ基準は,強力な効果を持つキーストーンの中からどれを取得したいか,どのボーナスが欲しいかを考えるといいだろう。
仕組みとしては旧マスタリーに近いと述べたが,各パスで取得できる効果は,さらに尖った内容になっている。一部には旧マスタリーと近い効果もあるのだが,「彗星が飛んでいく」とか「ブーツに加速の発動効果を付与する」とか,「なんだそれ!?」と思えるようなものも多い。
マークスマンとジャングラー向けの「栄華」
中でも「リーサルテンポ」の攻撃速度アップは,上限を超えて適用されるという特性があり,ロマン溢れる攻撃速度を実現できる。ちなみに,攻撃速度が移動速度に変換される能力を持つジンの場合は,「芸術家から陸上選手に転向したのでは?」という感じの動きになって面白い。
パスボーナスは「攻撃速度+18%」となる。新マスタリーは攻撃速度を単純に強化できる手段が限られているので,このパスボーナスは重要だ。とくに,これまでルーンで攻撃速度を山盛りにしていたジャングラーや一部のチャンピオンは,ほかに選択肢がないのではないか。
キーストーン
プレスアタック
敵チャンピオンを通常攻撃で3回連続攻撃すると30〜120の追加アダプティブダメージ(レベルに比例)を与え,その後6秒間,その敵チャンピオンは「無防備」になり,あらゆる攻撃から受けるダメージが12%増加する。
リーサルテンポ
敵チャンピオンにダメージを与えてから1.5秒後,攻撃速度が3秒間,レベルに応じて30〜80%増加する。敵チャンピオンを攻撃することで効果は最大6秒まで延長できる。「リーサルテンポ」の効果中は攻撃速度の上限を超えることができる。
クールダウン:10秒
フリートフットワーク
攻撃と移動でスタックが溜まる。100スタックで次の通常攻撃がエネルギー充填状態になる。
エネルギー充填状態の攻撃を行うと自身の体力が5〜50(+増加攻撃力×0.10,+魔力×0.20)回復して,移動速度が1秒間,30%増加する。対象がミニオンの場合は体力回復量が60%になる。
勇壮
オーバーヒール
余剰回復量がシールドに変換される。耐久値は最大で10+合計体力の10%。
自身による余剰回復なら変換率は30%,味方による余剰回復なら変換率は300%になる。
凱旋
キルまたはアシストを獲得すると減少体力の15%を回復して25の追加ゴールドを獲得する。
冷静沈着
レベルアップか敵チャンピオンからキルまたはアシストを獲得した直後の5秒間,消費したマナがすべて還元される。
伝説
レジェンド: 迅速
攻撃速度が3%増加し,さらに「レジェンド」のスタック1つにつき1.5%増加する(最大10スタック)。
敵チャンピオンからキルかアシストを獲得するか,エピックモンスター討伐に寄与または大型モンスターやミニオンをキルすることで「レジェンド」のスタック獲得に近づく。
レジェンド: 強靭
行動妨害耐性が5%増加し,さらに「レジェンド」のスタック1つにつき1.5%増加する(最大10スタック)。
敵チャンピオンからキルかアシストを獲得するか,エピックモンスター討伐に寄与または大型モンスターやミニオンをキルすることで「レジェンド」のスタック獲得に近づく。
レジェンド: 血脈
戦利品 「レジェンド」のスタック1つにつきライフスティールが0.8%増加する(最大10スタック)。
敵チャンピオンからキルかアシストを獲得するか,エピックモンスター討伐に寄与または大型モンスターやミニオンをキルすることで「レジェンド」のスタック獲得に近づく。
戦闘
最期の慈悲
体力が40%以下の敵チャンピオンに10%の追加ダメージを与える。
さらにキルかアシストを獲得すると10秒間,攻撃力9または魔力15のアダプティブボーナスを獲得する。
切り崩し
自身より最大体力が150多い敵チャンピオンに与えるダメージが4%増加する。最大で体力が2000多い敵に対し10%まで増加する。
背水の陣
自身の体力が60%以下なら,敵チャンピオンに与えるダメージが最大5%〜12%増加。残り体力が30%で最大ダメージ増加率を獲得。
瞬間火力を叩き込む「覇道」
中でも面白いのはキーストーンの「プレデター」だ。これはブーツに「非戦闘時に1.5秒間詠唱することで15秒間移動速度が45%増加する」発動効果が付与されるというもの。つまり,どのチャンピオンであっても気軽に加速スキルが得られる。機動力に難のある“徒歩勢”であっても敵に追いつきやすくなるので,これまで以上にぶん殴れそうだ。ヘカリムあたりの理不尽な猛ダッシュも,さらに酷いことになる。
また,「追跡」のカテゴリに,ワード関連の効果が用意されているのも覇道の特徴。レーンでの逃げ性能の低いチャンピオンにとって,視界確保がしやすくなるのはありがたいし,視界の管理に力を入れたいサポートやジャングラーにも有用そうだ。
パスボーナスは「攻撃力+11または魔力+18」で,役には立つがちょっと地味である。
キーストーン
電撃
3秒以内に敵チャンピオンを個別のスキルか通常攻撃で3回攻撃すると,追加アダプティブダメージを与える。
ダメージ:レベルに応じて50〜220(+増加攻撃力×0.50,+魔力×0.3)
クールダウン:25〜50秒
プレデター
ブーツに「プレデター」の発動効果を付与する。非戦闘時に1.5秒間詠唱することで15秒間移動速度が45%増加する。通常攻撃かスキルでダメージを与えると効果が終了し,60〜140(+増加攻撃力×0.4)(+魔力×0.25)の追加アダプティブダメージを与える。
クールダウン:レベルに応じて120秒〜180秒。クールダウンに入った状態で試合を開始する。詠唱中にダメージを受けるか行動妨害効果を受けるとクールダウンに入る。
魂の収穫
チャンピオン,大型ミニオン,大型モンスターが死亡時に魂を落とすようになる。魂を拾うと「ソウルチャージ」を獲得し,敵チャンピオンか建造物に対して行う次の通常攻撃で「ソウルチャージ」を消費して追加アダプティブダメージを与える。
「ソウルチャージ」は20秒間持続し,この時間はソウルエッセンスを150個集めると最大300秒まで増加する。
追加ダメージ:40〜80(+増加攻撃力×0.25)(+魔力×0.2)+集めたソウルエッセンスの数
チャンピオン:6個のソウルエッセンス モンスター:2個のソウルエッセンス ミニオン:4個のソウルエッセンス
悪意
追い打ち
移動妨害か行動不能効果を受けている敵チャンピオンに対し,レベルに応じて12〜30の追加確定ダメージを与える。
クールダウン:4秒 移動妨害か行動不能効果のあとに発生したダメージで発動する。
血の味わい
敵チャンピオンにダメージを与えると体力を回復する。
回復量:レベルに応じて18〜35(+増加攻撃力×0.20,+魔力×0.1)
クールダウン:20秒
サドンインパクト
ステルス状態が解除されるか,ダッシュ,リープ,ブリンク,テレポートを使用してから敵チャンピオンにダメージを与えると,5秒間脅威10と魔法防御貫通8を獲得する。
クールダウン:4秒
追跡
ゾンビワード
敵のワードを破壊する,あるいは自分のワードの持続時間が尽きた時に,その場に味方のゾンビワードが発生する。
ゾンビワードは可視化されていて180秒間持続する。また,ワード設置数の制限にはカウントされない。
ゴーストポロ
茂みに入ると,少しの間詠唱してからポロを召喚する。召喚したポロは新たなポロを召喚するまでその場に残り,視界を確保してくれる。
ポロがいる茂みに敵が入るとポロは追い払われ,ゴーストポロは3秒間のクールダウンに入る。
敵チャンピオンと戦闘状態になると詠唱はキャンセルされる。
目玉コレクター
敵チャンピオンからキルまたはアシストを獲得する,あるいはワードを破壊または破壊をアシストすると目玉を獲得する。集めた目玉1つにつき攻撃力×0.6または魔力×1のアダプティブボーナスを獲得する。
狩人
強欲な賞金首狩り
スキルで与えたダメージの一定割合分,体力を回復する。
回復量:2.5%+「賞金首狩り」のスタック毎に2.5%
「賞金首狩り」のスタックはそれぞれ異なる敵チャンピオンから初めてキルまたはアシストを獲得する毎に1つ獲得。
範囲効果スキルでは回復量が3分の1に減少。
巧妙な賞金首狩り
アイテムの発動効果のクールダウン短縮を10%獲得し,さらに「賞金首狩り」のスタック毎に6%を獲得する(クールダウン短縮はトリンケットにも適用)。
「賞金首狩り」のスタックはそれぞれ異なる敵チャンピオンから初めてキルまたはアシストを獲得する毎に1つ獲得。
執拗な賞金首狩り
非戦闘時の移動速度が8+賞金首狩りのスタック毎に増加。
「賞金首狩り」のスタックはそれぞれ異なる敵チャンピオンから初めてキルまたはアシストを獲得する毎に1つ獲得。
キーストーンが強烈な「魔道」
キーストーンがユニークで,「妖精を繰り出して敵にはダメージ,味方にはシールドを与える」「スキルを当てると,その場所に彗星を飛ばしてダメージを与える」など,手軽にダメージを伸ばせる効果が揃っている。ミッドレーンのメイジはもちろん,メイジサポートにとっても大きな強化になるだろう。
「3秒以内に敵チャンピオンを個別のスキルか通常攻撃で3回攻撃すると,移動速度アップ」の「フェイズラッシュ」も,旧マスタリーの「嵐乗りの勇躍」に近い効果で強力だが,発動条件が若干変わったことにより,フィットしなくなったチャンピオンもいるので注意が必要だ。
「アーティファクト」カテゴリには,「アルティメットスキルのクールダウンを短縮」する効果があり,これとほかのクールダウン短縮系効果を組み合わせると,アルティメットスキルの回転に特化したルーンを組める。強いかどうかはともかく,ラックスやカーサスで悪さをすると実に楽しい。
パスボーナスは「攻撃力+15または魔力+25」となっており,覇道より数値が高い。
キーストーン
エアリー召喚
通常攻撃かスキルを使用すると対象に向けて「エアリー」を送り出し,味方にはシールド,敵にはダメージを与える。
ダメージ:レベルに応じて20〜60(+魔力×0.10および増加攻撃力×0.15)
シールド:レベルに応じて30〜80(+魔力×0.25および増加攻撃力×0.40)
「エアリー」は一旦自身のもとに呼び戻さなければ,再び送り出すことはできない。
秘儀の彗星
スキルでダメージを与えた敵チャンピオンの位置に彗星を1つ飛ばす。「秘儀の彗星」がクールダウン中に敵にスキルでダメージを与えると,「秘儀の彗星」の残りクールダウンが短縮される。
アダプティブダメージ:レベルに応じて30〜100(+魔力×0.20および増加攻撃力×0.35)
クールダウン:レベルに応じて8〜20秒
クールダウン短縮 単体攻撃:20% 範囲ダメージ:10% 継続ダメージ:5%
フェイズラッシュ
3秒以内に敵チャンピオンを個別のスキルか通常攻撃で3回攻撃すると,レベルに応じて移動速度が15〜40%増加する。
効果時間:3秒
クールダウン:15秒
さらに,近接チャンピオンは効果発動中にスロウ耐性75%を獲得する。
アーティファクト
魔除けのオーブ
体力が30%未満になるような魔法ダメージを受けた時,レベルに応じて40〜120(+魔力x0.10および+増加攻撃力x0.15)の耐久力を持つ対魔法ダメージシールドを4秒間獲得する。
クールダウン:60秒
マナフローバンド
次に使用するスキルのマナまたは気コストが60秒毎に還元され,減少マナまたは気の8%を回復する。
アルティメットハット
アルティメットスキルのクールダウンが5%短縮され,さらにアルティメットスキルがクールダウンに入るたびに2%ずつ短縮される。効果は最大5回までスタックする。
優越
至高
レベル10になると10%のクールダウン短縮を獲得する。
上限を超える余剰のクールダウン短縮効果は,1%毎に攻撃力1.2または魔力2のアダプティブボーナスに変換される。
追風
移動速度が4%増加して,増加移動速度の8%を魔力または攻撃力に追加する(アダプティブ。レベルに比例)
英気集中
体力が70%以上ある場合,最大で攻撃力+24,または魔力+40のアダプティブボーナス(レベルに比例)を獲得する。
パワー
追火
次にスキルが命中した時に敵チャンピオンを燃やして,1秒間,レベルに応じて30〜60の追加魔法ダメージを与える。
クールダウン:20秒
水走り
川の中にいる間,移動速度が25増加し,さらにレベルに応じて最大で攻撃力18,または魔力30のアダプティブボーナスを獲得する。
強まる嵐
10分ごとに魔力または攻撃力(アダプティブ)を獲得する。
10分:魔力+8,または攻撃力+5
20分:魔力+24,または攻撃力+14
30分:魔力+48,または攻撃力+29
40分:魔力+80,または攻撃力+48
50分:魔力+120,または攻撃力+72
60分:魔力+168,または攻撃力+101
タンク向けの効果が揃った「不滅」
キーストーンの「不死者の握撃」は,「敵チャンピオンへの通常攻撃でダメージ+回復が発生し,さらに最大体力が恒久的に増える」と,追加効果てんこ盛り。サイオンやチョ=ガス,シェンあたりが,トップレーンで喜んでど突き合いを始めるだろう。
「敵チャンピオンに移動不能効果を与えると物理防御と魔法防御が増加,さらに爆発を起こしてダメージを与える」という効果の「アフターショック」も,レオナやアリスターといった敵に突っ込むタンクと相性がいい。
そのほか,味方にシールドを与えたり,行動妨害耐性とスロウ耐性を獲得したり,回復とシールドを強化したりと,とにかく生存力を高める効果が多い。
パスボーナスは「体力+130」であり,こちらもタンク向けの強化と言える。
キーストーン
不死者の握撃
戦闘中4秒毎に,敵チャンピオンに対する次の通常攻撃が自身の最大体力の4%に相当する追加魔法ダメージを与え,最大体力の2%分だけ自身の体力を回復し,自身の最大体力を恒久的に5増加させる。
遠隔攻撃チャンピオンはダメージと回復量が半減し,最大体力が恒久的に2増加する。
アフターショック
敵チャンピオンに移動不能効果を与えると2.5秒間,物理防御と魔法防御が20+30%増加,その後爆発して周囲の敵ユニットに魔法ダメージを与える。
ダメージ:40〜140(+自身の最大体力の3.5%)
クールダウン:20秒
ガーディアン
175ユニット以内にいる味方ユニットと自身のスキル対象となった味方ユニットを2.5秒間「ガード」する。「ガード」中に自身とその味方のどちらかがダメージを受けることが確定した場合,1.5秒間,両方がシールドを獲得し,両方の移動速度が増加する。
クールダウン:45秒
シールド量:60〜150+(魔力×0.20)+(+増加体力の10%)
速度増加:移動速度+20%
力
気迫
サモナースペル使用後,10秒間15%の行動妨害耐性とスロウ耐性を獲得する。さらに,クールダウン中のサモナースペルの数に応じて行動妨害耐性とスロウ耐性が10%ずつ増加する。
打ちこわし
敵タワーの周囲600ユニット以内にいる間,4秒かけてタワーに対する強力な攻撃をチャージする。チャージされた攻撃は125(+自身の最大体力の30%)の追加物理ダメージを与える。
クールダウン:45秒
生命の泉
敵チャンピオンに移動妨害効果を付与すると4秒間マークを付与する。
マークされた敵を味方が攻撃すると,2秒かけてその味方の体力を5+自身の最大体力の1.0%回復する。
抵抗
アイアンスキン
物理防御+5
消費アイテムによって体力を回復するか,20以上の体力およびシールドを回復すると,3秒間,物理防御が5%増加する。
ミラーシェル
魔法防御+5
消費アイテムによって体力を回復するか,20以上の体力およびシールドを回復すると,3秒間,魔法防御が5%増加する。
心身調整
試合開始10分後に物理防御+8と魔法防御+8を獲得。物理防御と魔法防御が5%増加。
胆力
超成長
自身の周囲で中立モンスターまたは敵ミニオンが8体倒される毎に恒久的に最大体力が0.2%増加する。
生気付与
自分に対する回復とシールドの効果が5%強化される。体力が40%以下ならさらに10%強化される。
息継ぎ
敵チャンピオンからダメージを受けると,減少体力の4%+6を10秒かけて回復する。
とにかく変わった効果ばかりの「天啓」
キーストーンでとくにユニークなのが「ねこばば」だ。これは「スキル後の通常攻撃を敵チャンピオンに当てると,ゴールドや消費アイテムが得られる」というものだが,使うとゴールドになる「ずるいゴールド袋」や,以前削除された「ステルスワード」「マナポーション」など,さまざまなアイテムが手に入る。通常攻撃判定のスキルを持っているエズリアルなどは簡単に発動できるので,インベントリを変わった消耗品で埋めたくなること間違いないしだ。
キーストーン以外の効果も,フラッシュのクールダウン中に,2秒間詠唱してから瞬間移動できる「へクスフラッシュ」が利用できるようになったり,10分経過すると強化されたブーツが無料でもらえたり,手数料を払えば借金してアイテムを購入できたりと,かなり特徴的。うまく使えば実用性もありそうなので,やりこみがいのあるパスだ。
パスボーナスは特殊で,「ポーションおよびエリクサーの効果時間+20%」に加えて,サブでどのパスを選ぶかによって追加効果が発生する。栄華の場合は「攻撃速度+20%」,覇道と魔道の場合は「攻撃力+16または魔力+27」,不滅の場合は「体力+145」と,ほかのパスボーナスよりも高い補正が得られる。
キーストーン
解放の魔導書
最初のサモナースペルのかけらを2分経過時点で獲得し,その後6分毎に1個獲得する(最大2個)。ショップでサモナースペルのかけら1個とサモナースペル1つを交換できる。
サモナースペルのクールダウンを25%短縮する。
スマイトを購入してもスマイト持ち専用アイテムは購入可能にならない。
同じサモナースペルを2つ持つことはできない。
グレイシャルオーグメント
敵チャンピオンに通常攻撃を行うと2秒間スロウ効果を与える。このスロウ効果は時間が経つほど強まっていく。
遠隔攻撃のスロウ効果は最大で20%〜40%
近接攻撃のスロウ効果は最大で40%〜50%
発動効果アイテムで敵チャンピオンにスロウ効果を与えるとフリーズレイを発射し,周囲の地面を5秒間凍らせて範囲内にいるすべての敵ユニットに50%のスロウ効果を与える。
クールダウン:ユニット毎に4〜7秒
ねこばば
スキル使用後,敵チャンピオンに対する通常攻撃で追加ゴールドを獲得する。さらに消費アイテムを獲得する可能性もある。
からくり
ヘクステックフラッシュネイター
フラッシュがクールダウンに入ると「へクスフラッシュ」に置き換わる。
2秒間詠唱してから指定した位置に瞬間移動する。
クールダウン:20秒。敵チャンピオンと交戦状態になると10秒のクールダウンに入る。
ビスケットデリバリー
試合開始から12分間,3分毎に英気満点ビスケットを1つ獲得する。
ビスケットは減少体力とマナの15%を回復する。ビスケットを消費すると恒久的に最大マナが40増加する。
マナを持たないチャンピオンの場合は,代わりに減少体力の20%を回復する
パーフェクトタイミング
「始まりのストップウォッチ」を所持した状態で試合を開始する。このアイテムは試合開始から6分経過すると「ストップウォッチ」に変化する。ストップウォッチは1回だけ「固有時停止」を使用できる。
ゾーニャの砂時計,ガーディアンエンジェル,ガーゴイルストーンプレートのクールダウンを15%短縮する。
明日
魔法の靴
試合開始から10分経過するとコスト無しで「ちょっとだけ魔法がかったブーツ」を獲得する。それまではブーツを購入できない。キルかアシストを獲得する毎にブーツを獲得するまでの時間が30秒短縮される。
ちょっとだけ魔法がかったブーツは追加で移動速度+10を付与し,アップグレードコストを50ゴールド安くする。
先行投資
借金してアイテムを購入できる。借金の上限額は時間とともに増加する。
貸出手数料:50ゴールド
債務限度:150+1分経過につき5
借金は2分経過しなければ利用できない
ミニオン吸収装置
敵のレーンミニオンを即座にキルして吸収できる,ミニオン吸収装置を6個所持した状態で試合を開始する。ミニオン吸収装置は試合開始直後の155秒間はクールダウン状態となる。
敵ミニオンを吸収すると,同じ種類の敵ミニオンに与えるダメージが恒久的に+4%増加する。同じ種類の敵ミニオンを追加で1体吸収するたびに,さらに+1%ずつ増加する。
抜群
宇宙の英知
クールダウン短縮+5%
クールダウン短縮上限+5%
サモナースペルのクールダウン短縮 +5%
アイテムのクールダウン短縮+5%
疾駆
近くにいる移動妨害効果を受けた味方チャンピオン,または自身が移動妨害効果を与えた敵チャンピオンに向かって移動する時に,10%の移動速度を獲得する
範囲:1000ユニット
聖体
恒久的に最大体力+100
10分経過するまで,チャンピオンやモンスターに与えるダメージが10%減少する。
面白い効果は増えたが,ゲームバランスはまったく異なるものに
どのパスを選んでも,これまでにはなかった効果が用意されており,ルーンをどうするか考えるのが楽しくなった。ただ,いずれもあくまで“追加効果”であることが多く,旧ルーンよりも基礎ステータスを強化しにくくなったため,プレイ感覚はだいぶ変わったように思える。とくに防御面の強化が難しく,序盤で受けるダメージがずいぶん高くなった印象だ。
また,チャンピオンによっては,ラストヒットが若干取りにくくなっていたり,ジャングルを回るのが厳しくなったりしていて,けっこう苦しい。これまでとはまったく異なるゲームバランスになっているので,じっくり研究を進めていきたいところである。
もっとも,プレシーズンならではのカオス感は,これはこれで楽しいものだ。全プレイヤーが手探りの状態なので,「しばらくプレイをお休みしていた」「LoLは気になっていたけどまだ手を出していない」という人にとっても,遊ぶのにちょうどいいタイミングでもある。今のうちにLoLの“お祭り期間”を堪能しておこう。
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