プレイレポート
「闘志再撃『拳を燃やせ!』ストリートファイターIV全国大会」の試遊コーナーで,コンシューマ版「ストIV」を遊んでみた
全キャラクターがアンロックされた状態のX360/PS3版「ストリートファイターIV」が遊べるということで,試遊コーナーは多くのファンで賑わった |
会場では,2月12日発売予定のコンシューマ版「ストリートファイターIV」(Xbox 360版 / PLAYSTATION 3版)の試遊コーナーも設置されており,両機種のバージョンが1度に楽しめた。ちなみにコンシューマ版の仕様には,ハードによる大きな差異はない。
筆者も試遊コーナーにてストIVをプレイしてきたので,本稿ではその感想を交えつつ,同作の魅力をお伝えしていこう。
また本イベントでは,コンシューマ版で追加されるキャラクターもすべて使用可能なバージョンが出展されていた。そのためか,コンシューマ版のみで使用可能なキャラクターを真っ先に使うプレイヤーが目立った。中でも,さくらやキャミィといった人気キャラクターの使用率は群を抜いていた印象だ。
もちろん,2回,3回とくり返し行列に並んで,色々なキャラクターを試しているプレイヤーの姿も多く見受けられた。かくいう筆者も,気がつけば3回も並んでプレイしてしまった。待つのが大嫌いな筆者ではあるが,プレイ画面に釘付けになっている内に,あっという間に順番が回ってきたというのが正直なところ。実際には前述のとおり,1プレイするのに30分くらい並んでいたのだが……ストIV恐るべし。
ここからは,実際にコンシューマ版ストIVをプレイした感想をお伝えしていく。1回目のプレイはキャミィをセレクト。広いおデコと長い金髪三つ編みが相変わらずキュートなキャラクターである。
キャノンスパイク,スパイラルアロー,フーリガンコンビネーションといった「ストII」シリーズからお馴染みの必殺技は,もちろん健在だった。今までのシリーズでキャミィを使用していた人ならば,ストIVでもすんなりとプレイできるはずだ。若干テクニカルなキャラではあるが,その分,使いこなせたときの満足度も高いキャミィ。ストIVにおいても,練習しがいのあるやり込み系キャラであることは間違いない。格闘ゲームが好きなだけで,実際はヘタレな筆者だが,今までのシリーズと同じ感覚でプレイできたのは確かである。
ちなみに,対戦相手はガイルを操作していた。ソニックブームの嵐をかいくぐって接近を試みるも,思わずジャンプしたところに,ガイルの十八番であるサマーソルトキックがジャストヒット。そのまま相手のペースに呑まれてしまい,奮闘虚しく筆者の敗北だった。
気を取り直して再び行列に並ぶ。お次は「ストリートファイターZERO2」から登場し,今でも根強い人気を誇るさくらを使用。さくらもキャミィ同様,これまでのシリーズからの大きな変更点は見られず,牽制技として重宝する波動拳,対空性能は低いものの,連続技に組み込めば一気に大ダメージが狙える咲桜拳,空中でも出せる春風脚などなど,使い勝手の良い必殺技がズラリ。今作でもそれらの必殺技は大いに活躍してくれるだろう。
初回プレイでのリベンジを果たすべく,気合いを入れなおして2回目の対戦に挑んだ筆者。さくら歴の浅い著者は,有能な技の数々を使いこなせず,あっけなく敗北。会場の方々,強すぎます。
そして3回目のプレイで使用したのは,これまた女性キャラクターのローズ。相変わらずのミステリアスな雰囲気がステキだ。ローズもほかのキャラクター同様,細かな変更点はあれど,基本的には過去シリーズと同じ感覚でプレイできた。ちょっと取っつきにくそうなイメージのあるローズだが,飛び道具あり,キャッチ対空あり,連続技に組み込みやすい突進系ありと,実は格闘ゲーム初心者にもオススメのキャラクターなのだ。中でも,先読みで出されたら泣くしかない威力の対空技,ソウルスルーはやみつきになること請け合い。若干クセのある技だが,使い方をマスターすれば,かなりの戦力になることは間違いないだろう。
さて,筆者の3回目の試合結果を発表しよう(どうでもいいが)。この対戦では,なんと初勝利を飾ることに成功。個人的に意識していたソウルスルーは1回しか決められなかったが,そのほかの高性能な技のおかげで,なんとか勝利を収められた。
対戦とは関係ないが,コンシューマ版ストIVでは,一人プレイヤーでゲームを始めたときに,選んだキャラクターのアニメーションムービーが挿入され,ゲームを盛り上げてくれる。対戦ツールとしての評価だけではなく,キャラクター人気も高い作品だけに,こういった演出はファンには嬉しい追加要素といえるだろう。
時間が限られていたこともあり,本稿では女性キャラクターのみのプレイレポートとなってしまったが,フェイロン,ダン,元といったそのほかの追加キャラクター達も,従来シリーズからの技が,美しいグラフィックスと迫力ある演出で再現されていた。もちろん既存のキャラクター達も,アーケード版そのままのクオリティで完全再現されているので,ゲームセンターに通い詰めているという人も,納得の出来と言えるだろう。
今回のイベントを通じて,2月12日発売のコンシューマ版ストIVが,ますます楽しみになったというファンも多いだろう。Xbox 360版/PLAYSTATION 3版の登場で,さらに広がっていくストリートファイターワールド。今後のシリーズ展開にも大いに期待したい。
- 関連タイトル:
ストリートファイターIV
- 関連タイトル:
ストリートファイターIV
- この記事のURL:
キーワード
(c)CAPCOM U.S.A., Inc. ALL RIGHTS RESERVED.
(c)CAPCOM U.S.A., Inc. ALL RIGHTS RESERVED.