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[GC 2008#50]さらに緻密な街が作れるようになった都市建設シミュレーション「Imperium Romanum II」
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印刷2008/08/25 13:31

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[GC 2008#50]さらに緻密な街が作れるようになった都市建設シミュレーション「Imperium Romanum II」

 ズーから発売されている「インペリアム ローマ 〜ローマ都市建国〜 日本語版」(原題 Imperium Romanum,以下インペリアム ローマ)の続編,「Imperium Romanum II」がKalypsoの商談ブースで展示されていた。開発元であるHaemimont GamesのCEO Gabriel Dobrev氏にαバージョンを見せてもらえたので,紹介しよう。

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Haemimont GamesのCEO Gabriel Dobrev氏。CEOといってもディレクターも兼ねているので,本作の開発にも直接携わっている
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 インペリアム ローマは,「グローリー オブ ザ ローマン エンパイア 日本語版」の続編に当たるので,厳密に言うと本作はシリーズの3作目となる。シリーズものといってもストーリー的なつながりがあるわけではなく,テーマが“古代ローマを舞台とした都市建設シミュレーション”と一緒なだけだ。

 本作に関しては,タイトル名を大きく変えなかったことから想像できるように,ベースの部分はインペリアム ローマと近い。だが,大きく変わる点として,プレイヤーキャラクターを選択できるようになることが挙げられる。インペリアム ローマのときはプレイヤーがローマの提督という立場というだけで,パーソナル情報は持ち合わせていなかった。だが,本作では自キャラクターの家系を決められるようになる。家系によって得意なことや不得意なことが異なり,持てる軍隊などに差が出るという。

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 また戦闘に関しても大きく変わる。インペリアム ローマでは,蛮族から自都市を守るまたは蛮族を倒すために軍隊を派遣できた。とはいえ,軍隊に細かい指示が出せるわけではなく,戦闘はあくまでもオマケ程度で,それほど厳しいものではない。だが,本作では自軍の隊列を整えられるようになり,よりRTSの戦闘に近くなるという。さらに,戦士達は戦いを重ねるごとに成長していき,独自のスキルを獲得できるのだ。賛否両論あるかもしれないが,前作の戦闘に作業感を感じていた人にとっては,嬉しい変更といえる。
 ちなみに,本作では蛮族を自軍に雇い入れることが可能になる。軍隊の維持/運営方法にも違いが出てきそうだ。

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 都市を発展させていくためには,市民の食生活を支える食料や,建物を建てたり維持したりするのに必要な建築資材といった資源が必要で,本作ではその資源の種類がさらに増える。小麦農場を建設して小麦粉を採り,それをパンに加工して食料にするといった具合に,各製品には製造プロセスがあるのだが,本作ではさらに色々なものを作り出せるようになるという。生産に必要な施設なども増えて,都市建設がより複雑化するわけだ。

 またマップのサイズが大きくなり,本作では2平方kmとなり,それに伴って「Bird View」と呼ばれる俯瞰視点(上空からの視点)が追加される。Bird Viewは街どころか,マップ全体を一望できるので,軍隊を移動させるときなどに使うと便利だ。また,街が巨大化してきたときに全体を一望できる。

 戦闘部分の強化に伴い,マルチプレイの機能も大幅にグレードアップされる。マッチメイキングが行えるようになるほか,プレイヤーの腕に合わせてラダーが分けられたり,フレンドリストが追加されたりする。このあたりは,前作を遊んだプレイヤーから寄せられた要望に応えるために準備しているのだという。のんびり都市建設を楽しむだけでなく,どちらがより上手いのかを競いたい人も多いようだ。
 もちろん,グラフィックスもさらに描きこまれる。今回掲載したスクリーンショットは「7割ほど」ということなので,さらに綺麗になるらしい。テキパキと働く市民達の様子を見ているのが楽しいシリーズなだけに,グラフィックスの進化は歓迎する人が多いだろう。市民達の行動もさらに人間味を増し楽しくなりそうだ。発売予定時期である2009年3月を,楽しみに待ちたい一本といえる。

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    グランド エイジ ローマ 日本語版

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    インペリアム ローマ 〜ローマ都市建国〜 日本語版

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