プレイレポート
「ブレイドアンドソウル」の大型アップデートで13番目の職業「宙導士」が登場。先行プレイで新職業の性能に迫る
今回,この宙導士をアップデートに先駆けて試遊してきたので,気になる情報をまとめて紹介していこう。
「ブレイドアンドソウル」公式サイト
「銀河」と「雷」の系列ごとに戦い方はがらりと変わる
新職業の「宙導士」は,天体の力が宿った宝珠を利用して敵を攻撃する“リン族限定”の遠距離職業だ。「銀河」と「雷」というスキルの“系列”があり,それぞれ星屑や黒雲といった特別な“領域”を操ることができる。その領域内では武功(スキル)強化などの利点が得られるのが大きな特徴だ。
両系列に共通の武功で,tabキーに設定されている「天命」は,領域内にいるパーティメンバーの武功ダメージを20%向上させる強力なバフとなっており,宙導士のパーティ需要も高まりそう。なお,付加効果としてターゲットした敵に継続ダメージを与えたり,雷系列時は累積する追加ダメージボーナスが付いたりするので,ソロ活動でも大いに役立つ。
天体の力を扱う銀河系列は,上空から降り注ぐまばゆい光のエフェクトによる派手な攻撃の武功が数多く用意されている。ただし,特定の武功を使って「星光ゲージ」を溜めて専用の武功を使うなど,ゲージ管理が必須となるのでスキル回しを考えるのは大変かもしれない。
また,マウスの左クリックに設定された「光釘」とマウスの右クリックに設定された「光弾」は,敵にヒットさせると「光子」が加算され,この光子が15まで溜まると「光増幅状態」となる。
このとき,光釘と光弾が強化され,さらに特性の選択によって一撃を重くしたり範囲攻撃にするといったことが可能だ。なお,光弾に「光釘命中後,光弾が命中すると光子が追加で1増加」という効果があるので,光釘と光弾を交互に使っていくことになるだろう。
2つのゲージがあることで複雑に思えるかもしれないが,メイン火力武功となる「光輝」,星光ゲージを主軸に据え,空いた時間で光釘/光弾やその他の武功を使っていくのが銀河系列宙導士の基本的な立ち回りとなる。
ここからは銀河系列の主要な武功を見ていこう。
2キーに設定されている武功は,特性の選択で「転移」「拡散」「増幅」から選ぶことになり,それぞれメイン火力武功である光輝の性質を変化させる。
転移は指定した場所に設置する攻撃武功で,光輝を敵の真下で発動させられるようになる。拡散は光輝の効果範囲が扇状に変化するのでザコ敵が大量に沸く場所で有効になりそうだ。増幅は,単純に光輝のダメージを増加させるが,その倍率は高く,選択に迷ったら増幅を選んでおくといいだろう。
転移は今までにないタイプなので,もしかするとPvPで面白い使い方ができるかもしれない。
Qキーの「空間歪曲」は,自身を星に変化させて敵の攻撃をしのぐ回避技で,移動したい方向を押しながらマウス左クリックで任意の方向に移動できる。系列によって連続使用や,瞬間移動の後にその場に戻ってくるなど,敵をかく乱できるトリッキーなスキルとなっている。
Zキーの武功は,特性選択で「赤い太陽」「黒い太陽」「青い太陽」から選択できる。
赤い太陽は,持続的に星光ゲージが増加するという強烈な性能で,メイン火力の光輝をガンガン使っていけるようになる。かなり強く,爽快に戦えるだろう。
黒い太陽は,領域内の敵を引き寄せて短時間気絶させる効果を持ち,他スキルとの連携も可能となる。引き寄せた敵に持続ダメージを与えることもできるが,火力は控えめ。0.5秒の硬直効果はPvPで重宝しそうだ。
青い太陽は,領域内の敵にダメージを与える大爆発が使用可能となる。ただし,大爆発は星光ゲージを消費するので,しっかりとゲージ管理をする必要がある。どちらかというとロマンのある技で,瞬間火力とド派手な演出が魅力である。
Vキーに割り振られた「星屑」を発動すると,星屑領域が発生し,一定時間星光ゲージに関係なく光輝を使えるようになる。赤い太陽を選択していた場合,星屑と交互に使っていくことで,高い火力を維持しつつ戦っていけるだろう。なお,黒い太陽と連携することも可能で,黒い太陽発動時に星屑領域内に敵を引き込むことができたりする。
星屑も特性の選択によって付加効果を変えることが可能で,各種太陽の再使用時間を短縮,領域内の敵に凍結ダメージ,パーティメンバーの内力回復といった効果がある。
天候の力を使役する雷系列は,黒雲から生み出される雷や風の力を駆使して戦っていく。特定の武功を使うことで「雲」と「雷鈴」,2種類のゲージを溜めていくのだが,武功の強化と追加効果の発動に使われるものなので,銀河系列ほどゲージに気を配らなくてもいい。なお,両系列共通のバフ武功,天命を使うと雲と雷鈴の数値を累積させることができる。
雷系列のメイン火力武功になるのはFキーに配置された「雷爆風」で,雷鈴ゲージで威力がアップするのが特徴だ。ただし,雷爆風を使うには,直前にマウス右クリックに配置された武功「ピカッ」を発動しなければならない。また,マウス左クリックの「雷の輪」という武功がピカッを強化する効果を持っているので,雷の輪→ピカッ→雷爆風という一連の流れで戦っていくのが基本になるだろう。
Qキーの「渦巻き」は,移動しながら抵抗し,ダメージ減少効果も活性するいわゆる回避技。特性の選択次第で,相手をノックバックさせたり,ダメージを与えつつはじき効果を与えるといったように,効果を変更することも可能だ。
2キーで発動する「回転竜巻」は,雲ゲージによって威力を上げられるサブ火力武功といった立ち位置の技。ほかの武功の再使用時間短縮の効果もあるので,つなぎの技としても優秀だ。
Cキーで「白雲」,Vキーで「黒雲」を呼び出し,それぞれ領域内で戦闘をサポートしてくれる効果を得ることもできる。
白雲は領域内の味方の移動速度が40%アップし,追加武功の「鬼雲」を使用することでその場所に瞬間移動が可能となる。
黒雲は領域内で特定の武功を強化し,さらに領域内の敵の移動速度が80%低下する付加効果がある。追加武功の「伝雲」を使うことで,白雲同様に瞬間移動も行える。また,伝説秘功牌を装備すると,黒雲の領域内に雷鳴が発動して敵にダメージを与えられる。
また,黒雲発動中に雷の叫びを使用すると,雷の叫びの使用回数が増加する効果もある。
ちなみに,ブレイドアンドソウルには「簡易武功」というシステムが搭載されていて,右クリックをホールドすることで,自動で連続的に武功を使ってくれるのだが,このシステムは雷系列と相性がかなり良い。
端的に言うと,右クリックを押しっぱなしにしながら,ときおりスキルのショートカットボタンを押すだけでそれなりに戦うことができるのだ。そういった意味では,初心者でも十分に扱える職業といえるだろう。
2種類の系列に分けられた宙導士は,「領域」を意識して戦うことが必須のテクニカルな職業であり,領域内に影響のある武功をどんな順番で使っていくのか,特性の選択を含めていろいろと考えながら戦うのが面白いところ。
とくに銀河系列はゲージの管理も行いながらの戦いになるので,操作も画面の確認も忙しくなるが,上空から舞い降りる星々のエフェクトは美しく,うまく操作して戦ってみたいと思わせるだけの魅力を持っている。
一方の雷系列は,シンプルに宙導士の性能を体験できるようになっていて,すぐに職業の強みを引き出すことができる。ゲームを始めて間もない人でも実戦でその強みを活かせるられるはずだ。
今回のアップデートでリニューアルされた「ナル聖地」も登場
9月16日のアップデートで,リニューアルのため2020年6月に閉鎖されていた英雄級ダンジョン「ナル聖地」がパワーアップして復活することになる。
ダンジョン内のギミック自体は以前とそう変わらないが,第一ボス「パドマ」,第二ボス「クレイシャ」,そして最終ボス「アトマナ」の攻撃力や生命力が大幅に強化されているという。
実のところ,閉鎖直前は火力で押し切って攻略できてしまうケースも多く,ギミックの意味があまりなかったが,リニューアル後はダンジョン本来の攻略法でチャレンジすることになる。
気になる報酬については,今回のアップデートで武器の進化ルートが追加され,材料アイテムとなる「赤鮫鱗」や「仙界珠」,火力アップに必須の「極王腕輪」などが入手できる。強さを求めるプレイヤーは,これらのレアアイテムを求めて新しいナル聖地に通うことになるだろう。
また,アップデートに合わせて「フル装備ゲットイベント」も実施される。こちらは,イベント期間中に決められたミッションを達成することで,超強力な装備品を入手できるというもので,もらえる装備品は空前絶後の豪華さである。
〇「フル装備ゲットイベント」で入手可能な装備品
太天武器3段階,三ツ星宝石,太天宝貝8セット,光雷/光火/光霧腕輪10段階,神穹首飾り10段階,天山/神山腰巻き10段階,雷功手甲10段階,伝説神功牌,伝説秘功牌,虎神霊珠5段階,蒼龍魂核5段階,飛龍星5段階,極限の守護石5段階など
「フル装備ゲットイベント」特設ページ
長くブレイドアンドソウルをプレイしている人ほど驚くラインナップになっていて,かなりお得なイベントだ。日本サービスチーム曰く,「この装備だけでDPS100万以上は確実」とのこと。雷系列宙導士の黒雲で雷鳴を起こす,とあるアイテムも入っているので,宙導士を作るならぜひともイベントを達成しておきたい。
なお,このイベントは宙導士限定というわけではなく,ほかの職業でも達成可能となっている。久しぶりに復帰,あるいは新規でブレイドアンドソウルを始めるなら,この機会を逃す手はないだろう。
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