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[iPhone]カードゲームの面白さをミックスしたタワーディフェンスが登場
エレメンタルモンスターシリーズは,携帯電話やニンテンドーDS用にリリースされているトレーディングカードゲームの人気作。今回iPhone/iPod touch向けに発売されたエレメンタルモンスターTDは,同シリーズをタワーディフェンス系ストラテジーとしてアレンジした新作だ。ゲームとしてはシンプルなタワーディフェンスに,カードゲームの要素が巧みにミックスされており,奥深く遊び応えのあるゲームに仕上がっている。
基本的な内容は,通路の脇にさまざまなタイプのモンスターを配置し,自軍の拠点に向かってくる敵を迎え撃つというもの。モンスターの配置にはマナが必要で,各ステージの開始時に与えられるほか,敵を倒すことで獲得可能。マナを消費し,各モンスターをレベルアップすることで,より強力な攻撃を繰り出したり,(一部のモンスターは)「SP Skill」と呼ばれるスキルを使ったりできるようになる。
通路の構造や,各ユニットの攻撃力や攻撃範囲をよく考慮して配置することが,ゲーム攻略のポイントだ。
……とまあ,ここまでの説明は一般的なタワーディフェンスと大差なく,タワーディフェンスを遊んだことのある人なら,すんなりとプレイできるはずだ。
本作では,すべてのモンスターがカードとして扱われている。プレイヤーは,所有するカードから5枚を選んでデッキを組み,そのデッキを用いて戦いに臨むわけだ(プレイ開始時には,あらかじめ用意されたデッキを使用する)。
プレイを通じ,ある種の敵モンスターを一定数倒すことで,そのモンスターのカードがアンロックされ,「SHOP」で購入可能となる。カードの購入には,プレイ終了時にもらえるコインが必要だ。このコインは,勝っても負けても手に入るので,より良いカードの購入を目指して繰り返しプレイしよう。
ゲームのキモとなっているのが,属性の概念。すべてのモンスターは,「火」「水」「森」「光」「闇」のいずれかの属性を持ち,火は森に,水は火に,森は水に強いといった具合に優劣関係があるのだ。デッキの組み方次第でゲーム展開が大きく変化するので,この関係性を念頭に置きつつ組むことが重要となる。
カード集めの楽しさや,デッキ構築の面白さが味わえる本作は,同じ作業を繰り返すことになりがちな,これまでのタワーディフェンスとは一線を画すタイトルといえるだろう。
気になったのは,App Storeのレビューでも指摘されているように,ユニットを配置できる場所がやや分かりづらい点。位置判定がシビアなので,配置できる場所で指を離したつもりだったのに実はズレていて,配置できなかったりということが結構ある。こういうときはポーズして,落ち着いて操作すればよいのだが,配置可能位置まで数ドットの場合は吸着するようにしてもらえると嬉しい。
App Storeの紹介文によれば,本作は,2009年3月29日までのあいだ115円で販売されている。タワーディフェンスが好きな人ならば,今のうちにとりあえず買ってみるというのもアリだろう。
また,無料版にあたる「エレメンタルモンスターTD Free」もリリースされており,1ステージのみプレイできるので,まずはこちらでゲームに触れてみてはいかがだろうか。
「エレメンタルモンスターTD」紹介ページ(iTunesを起動します)
「エレメンタルモンスターTD Free」紹介ページ(iTunesを起動します)
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エレメンタルモンスターTD
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