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[iPhone]箱庭好きなら黙ってコレ。西部開拓時代が舞台の「Westward」
本作は,西部開拓時代のアメリカを舞台とする箱庭系シミュレーションで,Sandlot Gamesが販売している同名のPCゲームをiPhone/iPod touch向けにカスタマイズしたもの。
掲載したスクリーンショットを見てのとおり,グラフィックスはとても緻密に描かれており,人々の生活ぶりを眺めているだけでも楽しめる。
ゲームは,「Mad Russian」と呼ばれる悪党の行方を追い,アメリカ西部を渡り歩くというストーリー仕立てになっており,各ステージに設定された条件をクリアすることで次のステージへと進む形式だ。基本的には,各種建造物を建てて,街を発展させていくことが目標となる。
外からやってきた植民者達にこの街で生活してもらえるかどうかが,街を発展させるうえで最も重要なポイントだ。そのためには,住む場所(家)と食料,そして仕事を用意してやろう。このいずれが欠けても,やがて人々は街を去ってしまうのだ。
頭上に表示されているフキダシを見れば,その人が何を求めているかが分かるので,迅速に対応すべし。
家などの施設を建てるには,金や材木が必要だ。これらの資源は,金脈を採掘したり,木を切り倒したりすることで獲得できる。住民が増えてきたら,畑や農場を造って食料供給を安定させよう。畑の場合,近くに風車を設置することで,より効率的に食料を得られるようになる。
それぞれの施設は,ただ建てるだけでは機能しない。施設を建てたら,住民を仕事に就かせるのをお忘れなく。
街が発展するにつれ,永住の地を求める植民者の数も増えていく。家,食料,仕事をバランスよく提供していけば,人々の生活は豊かになり,街はより大きく発展していくわけだ。
また,街が悪者どもに襲撃されることもある。「Sheriff's Office」を建てて保安官を雇い,街の平和を守らせよう。
英文の量がかなり多いのが難点で,正直にいうとストーリーをきちんとつかめてはいないのだが,やるべきことは簡潔に表示されるので,なんとか楽しめているという状況。ローカライズされることを切に願うばかりである。
iPhone/iPod touch用ゲームとしては複雑なシステムで,幅広い層に勧められるタイトルとはいいづらい。とはいえ,Age of Empiresシリーズなどを遊んだことのある人ならば,すぐに遊び方をつかめるはずだ。箱庭系のゲームが好きで,iPhone/iPod touchでより本格的な作品を遊んでみたいという人は,購入を検討してはいかがだろうか。
「Westward」紹介ページ(iTunesが起動します)
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