TIのOMAP部門を率いていたDeepu Talla氏がNVIDIAのTegra部門担当副社長に就任

Deepu Talla氏（Vice president，Tegra business unit，NVIDIA）

　米国時間2013年4月30日，NVIDIAは，Texus Instruments（以下，TI）でスマートフォン＆タブレット向けSoC（System-on-a-Chip）「OMAP」部門のジェネラルマネージャーを務めていたDeepu Talla氏が，NVIDIAのTegra部門担当副社長に就任すると公式blogで発表した。今後はTalla氏が同部門を率いることになる。

　氏はTIに10年以上在籍し，近年はOMAPシリーズを扱う「OMAP mobile computing business unit」を担当していた。しかしTIは2012年11月，OMAPを（製品ライフサイクルの長い）組み込み向け市場へ特化させることと，それに伴う人員削減を発表していた（TIによるニュースリリース）。そのなかでTIを離れていたようだ。

　Talla氏の経歴や論文を見ると，専門はマルチメディア系演算分野のようで，TIのメディアプロセッサー「DaVinci」に関する文書を多数執筆している。その意味でもTegra部門にはうってつけの人材と言えるかもしれない。

　なお，それまでTegra部門を率いていたPhil Carmack氏は，「NVIDIAのパートナー企業でCEOに就任する」（公式blog）とのことだ。

Talla氏の起用に関するNVIDIA公式blogのポスト（英語）