［COMPUTEX］「Windows RTとAndroidのデュアルブート機は登場しない」――報道関係者向けセッションでNVIDIAが明言

　COMPUTEX TAIPEI 2012の2日めとなる台湾時間2012年6月6日，NVIDIAは報道関係者向けセッションを開催し，ASUSTeK Computer（以下，ASUS）製のTegra 3搭載Windows RTタブレット「ASUS Tablet-600」の実動デモを披露した。

　NVIDIAのTegra 3担当者は，Metro UIだけでなく，Internet Explolerなどのアプリを動かしながら，「世界初，そして唯一のクアッドコアCPUによるWindows RTのデモだ」とアピール。そのうえで，Windows RTでは，Microsoft Officeが標準搭載されるほか，Microsoftの指導により，Androidとのデュアルブートを実現した製品投入が許されないといった情報も開示している。Windows RTとAndroidのデュアルブート機が許されないという情報が明らかになったのは今回が初めてだ（※Windows 8とAndroidのデュアルブートに関する言及はなかった）。

ASUS Tablet-600を使って，Metro UIを表示させるだけでなく，実際にInternet Explorerを動作させてみせた

　なお，ASUS Tablet-600で搭載されるTegra 3は，「4-PLUS-1」CPUコアおよび12 GPUコアから構成されるタブレット向けの製品と基本的には同じものとのこと。セッションでは，ASUS Tablet-600が以下の機能やデバイスを採用あるいは統合し，キーボード部にも予備バッテリーユニットが搭載されることも明かされている。

• 10.1インチSuper IPSパネル
• 解像度1366×768ドット
• 10本指でのマルチタッチに対応するセンサー
• 容量2GBのメインメモリ
• 容量32GBのeMMCフラッシュメモリ
• Gセンサー，照度センサー，ジャイロスコープ，コンパス，NFC，GPS

NVIDIA公式Webサイト

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