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「TERA」のオフラインイベント「5周年アニバーサリーパーティー」をレポート。巨大ボスレイド「ベルゴス」は年内実装が決定
7月に配信された公式番組「テラライブ!」で,プロデューサーが中川敬順氏から野田真央氏に変わることが発表されたが,今回のイベントは,そんな野田氏にとって本作での初オフラインイベントになる。さらに,今後のアップデート情報も紹介されるとあって注目していたファンは多いはず。本稿では,このイベントの模様をレポートしよう。
統合サーバー名の正式名称が決定
定員150名のところ,2倍以上の応募があったという今回のイベント。会場は,キャンセル待ちの枠で参加したプレイヤーを加えて,定員数を超える来場者で埋まっていた。来場者の多くは初めて(?)顔を合わせたプレイヤー同士での挨拶や話に夢中だった印象だ。
会場では乾杯が行われたあと,13:30に生配信「テラライブ!第18回」がスタートした。
最初のコーナーは,すでに発表済みのサーバー統合に関して,その統合サーバーの名称を決めるというものだ。現在TERAは,「ユリアン」「エリーヌ」「ビギナー」という3つのサーバーで運営されているが,今後,「ギルド対戦」「巨大レイドボス」などを実装するにあたって,その3サーバーを1つに統合することになっている。
その決め方は,6つの候補から1つをニコ生の視聴者がアンケート機能を使って投票するという形式になっていた。ニコ生ではサーバー名に中川氏の名前を推すコメントも見かけられたが,さすがに新規プレイヤーにはなんだか分からないということで却下されたようだ。
ちなみに,各サーバー候補に使われた名称は,ゲーム中の神々のもので,投票前にそれぞれの紹介が行われた。
そして投票の結果,統合サーバーの名前は現サーバーでも使われている「エリーヌ」に決まった。サーバー統合は8月31日に実施される予定だ。プレイヤーは公式サイトの「サーバー統合 告知ページ」を必ず確認しておこう。
アイテムドロップ率が3倍に(※森は2.5倍)!? イベント実施を賭けて「ポイントアタック」勝負
続いて,来場者と運営GMが対決する「ポイントアタック対決!」のコーナーへ。来場者が勝てば,ダンジョンのアイテムドロップ率や強化確率などが上昇するイベントが,5周年記念イベントに追加される。
対決のルールは,ゲーム中の「邪悪なオルカの神殿」に挑戦し,クリアした時点のポイントを競うというもの。事前に行われた,初見のGMを含んでいたという運営側のクリアポイントは4万2980。これで中程度のスコアということで,普段のプレイヤーであれば上回るのに問題ないスコアらしい。ただ,来場者みんなが注目しているパーティ会場で,しかもノートPCでの操作と,慣れない場所や操作環境がプレイにどう影響するのかが注目ポイントだろう。
実際のプレイ内容については割愛するが,結果は猛毒カメを倒した時点で45ポイント差,深海アンコウの時点で70ポイント差という僅差で最後の戦闘に進む。そして邪悪なオルカ討伐時のポイントは……4万3230! ということで,なんとかプレイヤー側が勝利した。
これにより,8月31日〜9月7日にギルリアンの森を含めたダンジョンドロップ率1.5倍,強化確率(装備強化/名品化)成功率1.5倍,ログイン無料ガチャコイン毎日2枚が発表された……のだが,来場者やニコ生視聴者からの反応は薄い。というのも,これくらいは普段から行われているからだ。
そこで,今回の会場がダーツ&スポーツバーということもあり,プロデューサーの野田氏と来場者がダーツ勝負を行い,来場者が勝てば数字がさらに増えるということに。まったくダーツ経験がないという野田氏に挑戦するのは,ダーツが得意だという来場者の“にゃんこ先生”さん。そしてその結果は! ……言うまでもなく,高得点を重ねたにゃんこ先生さんの勝利だ。
これにより,ギルリアンの森を含めたダンジョンドロップ率2倍,強化確率(装備強化/名品化)成功率2倍,ログイン無料ガチャコイン毎日5枚が発表された,が……ここでも反応が厳しい。そこで野田氏が「ダンジョンドロップ率3倍で!」の一声に会場もニコ生も大盛り上がり。
なお,ギルリアンの森については特殊すぎるということで,会場ではドロップ率2倍は確定として,これ以上にできるかは(東京に)戻ってからとしたが……どうやら,ギルリアンの森のダンジョンドロップ率は2.5倍に決まったようだ。
下半期ロードマップが発表。30人で戦う巨大ボスレイド「ベルゴス」は年内実装が決定
イベントの最後には,2016年9月以降のアップデートについての発表が行われた。
まず,9月にギルド対戦「ヴェリカ都市攻防戦」と「ギルド成長要素」が実装される。
ヴェリカ攻防戦は,大都市ヴェリカの利権をめぐり,ギルド同士が争うというもので,1週間に1度,週末に特別マップで開催される予定だ。対戦ギルドの基地を破壊すると勝利するというルールで,いかに自ギルドの基地を守りながら,相手を攻撃するのか,その駆け引きがポイントになりそうだ。なお,対戦中には特別なモンスターが出現することがあり,討伐に成功すると強力なバフや報酬が得られるとのこと。敵ギルドとの戦いか,モンスターの討伐か。ここでも選択に迫られることになりそうだ。
ギルド成長要素は,メンバーがギルドクエストをクリアすることで,ギルド資金とギルド経験値が獲得できるというもの。ギルド経験値を使って,メンバーのステータスや歩くスピードなど,基本能力を上昇させるギルドスキルが習得できるとのことだ。
続いて,10月に「ソーサラー」クラスのリファインが行われる。具体的には,ソーサラーのスキルがリニューアルされるというもので,「へイストコントラクト」がパッシブスキル化され,常に攻撃速度が上昇するようになるという。
さらに,これまでの“スキルを使うことでスキル回しが変化する楽しさ”の部分を補完するため,15秒間攻撃速度がアップする新スキル「マナアクセラレーション」が追加される。なお,マナクセレーション使用中は,スキルのエフェクトが派手になるようだ。その様子は,以下のムービーで確認しよう。
また,10月から段階的に新ダンジョンが追加される。まずは「リリスの城(下級)」が実装され,その後にリリスの城の上級や「ラケリスの廃墟(下級/上級)」が順に登場するとのことだ。
リリスの城のボスは,限られたスペースで,ボスの時間差攻撃をどのように避けるのかがポイントになるという。一方の「ラケリスの廃墟」のボスは,サテライトからのレーザービームをどう対処するのかが重要になると野田氏は述べていた。
なお,番外編として2016年のロードマップ外になるかもしれないが,イベントコンテンツ「○×クイズ」が実装されるとのこと。プレイヤーにとっては懐かしい,かつてGMイベントで行われた○×クイズだが,それを見ていた開発元のBlueholeが実際にシステム化したそうだ。今後もこうしたゆるいコンテンツは増やしていきたいとのこと。
番外編の紹介ということで,これで終わりかと思いきや,最後に巨大ボスレイド「ベルゴス」が,10月以降の年内に実装予定だと発表された。
ベルゴスは,30人のプレイヤーで挑戦するレイドコンテンツとなっており,戦闘は1〜4段階に分かれているという。つまり,4つのステージを1つずつクリアしていくようなイメージだろうか。各段階のクリア後は,そこでプレイを中断でき,あとから再開可能とのことだった。野田氏は,このボスレイド戦について,体験会のようなオフラインイベントを行いたいと話していた。興味があるファンは,今後の情報に注目しよう。
イベントの最後にはプレゼント抽選会も行われた |
「TERA」5周年のメインビジュアルが使われたうちわ |
「TERA The Exiled Realm of Arborea」公式サイト
- 関連タイトル:
TERA :The Exiled Realm of Arborea
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