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ようやく完成の域に達した「ヨーロッパ・ユニバーサリスIII イン・ノミネ」のスクリーンショット46点を掲載
「イン・ノミネ」は,従来のParadox Interactive製歴史ストラテジーに比べてあまりに自由度が高く,歴史再現性が希薄だったEU3に,より史実指向のゲームバランスを提供するものだ。従来のように巨大帝国を建設することも一応不可能ではないが,その困難さは(とくに建設したあと維持できるかという点で)大きく跳ね上がっている。
例えば,全ヨーロッパ(ウラル山脈以西)をすべて直轄領とするような帝国は,歴史上一度たりとも成立していないわけで,「歴史がそうだったんだから,ゲームもそうであって当然」が基本姿勢のパラドゲーとしては,妥当なバランスに回帰したといえるだろう。
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では,プレイヤーの行動を縛る姑息なギミックが増えたのかといえば,そうではなく,むしろ内政/外交とも,できることや考えるべきことは増えている。
もともとEU3では,インタフェースや情報の閲覧性,ゲーム全体の見通しの良さが長足の進歩を遂げており,それに加えて「イン・ノミネ」では,「宣教師」ルールの抜本的な見直しなど,さらなる改良が行われている。とはいえ,マウスオーバーヘルプが充実したこともあり,すでにEU3をプレイしたことのある人なら,あらためてマニュアルを確認しなくても楽しめるだろう。
そしてより重要なことに,この水準に達すれば「パラドゲーは初めて」という人にも普通に勧められると思う。
というわけで,とりあえず「イン・ノミネ」の新機能が分かるものを中心に,スクリーンショットをピックアップしてみた。EU3経験者ならシステムの変化をおおむね推察できるであろうし,歴史ファンにも「そんな選択肢があり得るのか!」という,パラドゲーならではの驚きと楽しさを感じてもらえると思う。
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- 関連タイトル:
ヨーロッパ・ユニバーサリスIII イン・ノミネ【完全日本語版】
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