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  • 発表日:2008/03/03
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印刷2013/02/25 19:23

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Intel,「Clover Trail+」ことAtom Z2500シリーズを発表

 スペイン時間2013年2月25日(現地時間),Intelは開発コードネーム「Clover Trail+」の名で呼ばれていたタブレットおよびスマートフォン向けSoC「Atom Z2580」「Atom Z2560」「Atom Z2520」の3製品を発表した。

画像集#003のサムネイル/Intel,「Clover Trail+」ことAtom Z2500シリーズを発表
Atom Z2580のイメージ写真
 今回発表された3製品は,いずれも32nm High-kメタルゲートプロセスを用いて製造されるSoCで,内蔵されるCPUコアは2基。「Intel Hyper-Threading Technology」にも対応する。各CPUコアは「Smart Cache」と称する512KBのキャッシュメモリを搭載。メモリは最大2GBのLPDDR2(データレート1066Mbps,クロック533MHz)に対応する。

 一方,「SGX 544MP2」という名で統合されるグラフィックス機能は,従来の「Atom Z2460」のグラフィックス性能と比較して最大で3倍の性能を持つとのこと。また,1080p/30fpsのビデオエンコード&デコードにも対応するという。
 グラフィックスAPIとしては,Open GL ES1.1とES 2.0+などをサポート。最大表示解像度は1920×1200ドットで,高解像度を志向したタブレット端末の多くに対応可能だ。

 ちなみに,3モデルの主な違いは動作クロックにあり,最上位のAtom Z2580の場合,CPUは最大が2GHz,グラフィックス機能は最大533MHzとされている。以下,Z2560は順に1.6GHz,400MHz。Z2520は1.2GHz,300MHzで動作するようになっている。

画像集#001のサムネイル/Intel,「Clover Trail+」ことAtom Z2500シリーズを発表
Clover Trail+のブロック図。デュアルコアといってもCPUは左上にある小さなブロックだけ

画像集#004のサムネイル/Intel,「Clover Trail+」ことAtom Z2500シリーズを発表
Atom Z2580を採用するLenovoのスマートフォン「IdeaPhone K900」
 なお,Clover Trail+を中核とする新しいAtomプラットフォームでは,アウトとイン,両方のカメラをサポートし,片側は最大1600万までの撮像素子に対応するのも特徴だ。パノラマ撮影やリアルタイム顔認識のほか,15fpsで800万画素の写真――ビデオではなく写真とされているので,連写ということなのかもしれない――を撮影する「burst mode」といった機能も備えるという。

 去る2013年1月に開催された「International CES 2013」で披露されたLenovoのスマートフォン「IdeaPhone K900」は,Atom Z2580を採用しているという。同製品は中国市場で2013年第2四半期に発売される予定とのことだった。また,ASUSTeK ComputerやZTEからもタブレットやスマートフォンが登場する予定である。


Intelのプレスリリース(英語サイト)

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