不死の戦士による永遠の戦いを描く「Highlander」，最新ショットが公開

　不死となって戦い続けることを宿命付けられた男達が，数千年にわたり闘争を繰り広げる姿を描いた映画「ハイランダー 悪魔の戦士」をベースとしたアクションゲーム，「Highlander」の最新スクリーンショット5点が，海外ゲーム情報サイトIGNで公開された。

　また，IGNではゲームプロデューサーのEd Woolf氏へのインタビューを行っており，ゲームに関するいくつかの詳細が明かされている。

　それによれば，プレイヤーは不死の戦士Owen MacLeodとなり，ほかの不死の戦士達と激しい闘争を繰り広げることになるという。ゲームの基本的な舞台は現代のニューヨークで，テロを起こそうと企むKrakenという男との戦いがメインとなるが，2000年を生きているOwenの記憶を辿って，遥か過去の世界へも旅することになるようだ。過去への旅では，ベスビオス火山の噴火によって火山灰の下に埋もれてしまうポンペイの街や，14世紀の日本，9世紀のスコットランドなどが登場する。
　シナリオの攻略方法も多彩で，例えばバイキングの襲撃から村人を守るというシナリオでは，燃え盛る建物から村人を救出しつつバイキングと戦ったり，スニークを駆使して戦闘を回避しつつクリアしたりなど，いくつかの方法が選べるようになっている。

　戦闘シーンはとくに時間をかけて開発しているようで，頭を持って振り回して崖から投げ落としたり，杭に突き刺したりといった，とどめを刺すための方法もある。また剣で戦うだけでなく，燃え上がる樽を建物の中に蹴り込んだり，導火線に火をつけてあたり一面を火の海にしたりなど，周りにあるオブジェクトを活用しての戦いもできるようだ。
　プレイヤーには疲労度を示すゲージがあり，敵から攻撃を受けると疲労が溜まっていく。完全に疲労してしまうと，首をはねられて一巻の終わりとなってしまうようだ（Highlanderは，首を切り落とさない限り死なない）。また敵を倒したり，隠されたエリアを見つけ出したりすることで経験値を得て，剣の新しいスキルを覚えるなどといったRPG要素もある。
　なお，現在のところマルチプレイは考えられていないようで，ストーリーを重視したシングルプレイ専用ゲームとして開発されているとのことだ。

　映画「ハイランダー 悪魔の戦士」は，1986年に公開されるやカルト的な人気を得て続編が制作され，映画，テレビドラマ，アニメなどでファンを広げている人気作だ。
　プロデューサーのインタビューや，新たに公開されたスクリーンショットなどを見る限り，剣戟アクションとしてかなり期待できそうに思える。ゲームの公式サイトは，すでに「こちら」にオープンしており，今のところ扉ページしかできていないが，ハイランダーのファンや剣によるアクションに興味のある人はこまめにチェックしておこう。