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NVIDIA,GeForce 9世代の新GPU「GeForce 9800 GTX+」を発表
製品名から想像がつくとおり,これは既存の「GeForce 9800 GTX」をベースに,コアクロックとシェーダクロックが引き上げられたGPU。具体的には,前者が675MHzから738MHz,後者は1688MHzから1836MHzへと,それぞれ9%前後引き上げられている。
ただ,同製品が衝撃的なのは,スペックが引き上げられているにもかかわらず,想定売価が229ドルと,6月中旬時点におけるGeForce 9800 GTX搭載グラフィックスカードの実勢価格(※3万3000〜4万4000円程度)を,大きく下回っている点だ。高めに見積もっても,GeForce 9800 GTX+搭載カードの多くは,3万円前後の価格で店頭に登場することになりそうである。
なお,NVIDIAは同製品の発表に合わせて,GeForce 9800 GTX搭載カードの想定売価を199ドルに引き下げているため,近々,店頭で大規模な価格改訂が入るのではないだろうか。
GeForce 9800 GTX+と,既存のG92コア版GeForceのスペックは,表にまとめたので参考にしてほしい。
AMDは,「RV770」の開発コードネームで知られる次世代GPUを来週,200ドルで発売すると予告している(関連記事)が,GeForce 9800 GTX+の発表とGeForce 9800 GTXの値下げが,AMDへの対応策であることは明白。来週以降,200ドルクラスのグラフィックスカード市場が“戦場”になることは,まず間違いない。
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GeForce 9800
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