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AMD,DX10.1対応のノートPC向けGPU「ATI Mobility Radeon HD 3000」発表
- ATI Radeon HD 3600シリーズ:ミドルクラスGPU
3億7800万トランジスタ,ストリーミングプロセッサ120基,128bitメモリコントローラ(DDR2/GDDR3/GDDR4対応)搭載 - ATI Radeon HD 3400シリーズ:ローエンドGPU
1億8100万トランジスタ,ストリーミングプロセッサ40基,64bitメモリコントローラ(DDR2/GDDR3対応)搭載
いずれも55nmプロセスで製造され,ディスプレイ出力インタフェースとしては
DVI-IのほかHDMI,DisplayPortに対応。Full HDクラスの高解像度ビデオ再生支援機能「Avivo HD」や,省電力機能「ATI PowerPlay 7.0」も,ATI Radeon HD 3600/3400共通の仕様としてサポートする。
AMDのニュースリリースによると,ATI Mobility Radeon HD 3600/3400シリーズは,2008年第2四半期に投入予定とされているAMDの次世代ノートPCプラットフォーム「Puma」(プーマ,開発コードネーム)へ最適化済み。近い将来の登場が見込まれるチップセット「RS780M」(開発コードネーム)や,開発コードネーム「Griffin」(グリフィン)とされてきた次世代ノートPC向けCPU「Turion Ultra」と組み合わされる予定となっている。
なお,ATI Mobility Radeon HD 3600/3400は,ASUSTeK Computer製ノートPCに搭載され,すでに出荷が始まっているとのこと。また,シリーズの他の製品――“ATI Mobility Radeon HD 3800”など上位モデルか?――は,2008年上半期中の出荷予定になっているという。
現時点で判明しているスペックからすると,既存のATI Mobility Radeon HD 2000シリーズから3D性能面での上積みはそれほどなさそうな気配だが,ディスプレイ出力やビデオ再生周りは確実に強化されている印象だ。これからコストパフォーマンス重視でゲーマー向けノートPCを購入予定ならば,その存在を憶えておくのが正解ではなかろうか。
- 関連タイトル:
ATI Mobility Radeon HD 3000
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AMD M7
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