連載
連載「PCゲームを持ち出そう!」。第25回はPSP用タクティカルアクション「SWAT:Target Liberty」を紹介
なお,Target Libertyは日本国内では正規に販売されていないため,入手するには,海外ゲームを取り扱う販売店で並行輸入品を購入する必要がある。
編集部で試した限りでは,本作は国内版のPSPでも動作したが,4Gamer編集部およびソニー・コンピュータエンタテインメントでは国内版PSPでの動作を保証しかねるので,その点はあらかじめご了承を。また本作は海外版のソフトであり,ゲーム画面や各種メッセージ,マニュアルなどはすべて英語なので,その点にも注意してほしい。
SWATシリーズをベースに,PSP向けに作り直された新作
これまでのシリーズ作品と同様,実際の犯罪現場に足を踏み入れる前に,まずブリーフィング画面で状況を確認する。隊員ごとに得手不得手があるので,状況に応じ,引き連れる隊員と,それぞれが携行する武器などを選択する。SWATシリーズやタクティカルシューティングを遊んだことのある人なら,このあたりの流れはすぐにつかめるはず。
とはいえ,Target LibertyはFPSではなく,見下ろし視点を採用したアクションゲームとしてPSP用に一から開発されているため,見た目や実際のプレイ感覚はずいぶんと異なる印象だ。
最も異なる点の一つは,FPSであったこれまでのシリーズ作品よりも,周囲の状況がつかみやすくなっているということ。これは上で述べたように,本作に見下ろし視点が採用されていることによるものだ。
つまり,ただやみくもに歩き回らなくても,効率的に敵を倒したり,逮捕したりできる可能性があるということ。マップの構造を大局的に把握することがポイントといえるだろう。
逆に,FPSやテンポの速いアクションが苦手という人には,遊びやすい作品だといえると思う。ただし,仲間にさまざまな指示を与えながら,自らも戦闘に参加するゲームということで,操作は比較的複雑だ。思い通りにプレイできるよう,トレーニングミッションを繰り返しこなすべし。
グラフィックスは一見地味な印象で,画面全体が激しく動くようなシーンもほとんどないが,マップ全体がなかなか緻密に表現されている。例えば,壁に貼られているポスターや机の上の小物類,オフィス内の観葉植物,そして床に散乱する書類などが細かく描かれているので,本作を遊ぶときにはぜひそのあたりにも注目してほしい。
Target Libertyの見どころはココ!
警察内の組織であるSWATの使命は,罪のない市民を犯罪者の魔の手から守ること。この使命を果たすべく,各隊員の能力を引き出し,狙い通りにことが運んだときの達成感こそ,Target Libertyの醍醐味といえる。
上で述べたように,ドンパチやって敵を倒していくことそのものではあまりスッキリできないかもしれないが,そういう爽快感を求めるならほかにもプレイすべきタイトルはあるだろう。隊員や市民から犠牲者を出すことなく事件を解決すべく,何度も試行錯誤し,よりスマートな作戦を編み出そう。
SWAT: Target Liberty
対応機種:PlayStation Portable
メーカー:Sierra Entertainment
発売日:2007年10月16日
価格:39.99ドル
公式サイト:http://www.swatpsp.com/
- 関連タイトル:
SWAT: Target Liberty
- この記事のURL:
(C)2007 Sierra Entertainment, Inc. All rights reserved. SWAT, Sierra and their respective logos are either registered trademarks or trademarks of Sierra Entertainment, Inc. in the U.S. and/or other countries. Radical Entertainment is a trademark or registered trademark of Vivendi Games Canada Ltd. in Canada, the U.S. and/or other jurisdictions. Developed by 3G Studios. The 3G logo is a trademark of 3G Studios, Inc. "PlayStation", "PS" Family logo and “PSP” are registered trademarks of Sony Computer Entertainment Inc. Memory Stick Duo may be required (sold separately). All other trademarks are property of their respective owners.