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洋モノアドベンチャーゲームファンに朗報,Microidsが再出発
Microidsといえば,1984年からカナダのモントリオールでゲームを開発していた古参のメーカーだ。だが,2003年にフランスのWanadoo Editionとの合併により,MC2になってからは,Syberiaシリーズや「Amerzone」の開発終了とともに,ゲームからしばらく遠ざかっていた。
陣頭指揮をとるのは,Draculaシリーズなどを開発していたEmanuel Oliver(エマニュエル・オリバー)氏で,以前同様パリとモントリオールのオフィスで業務が行われていく。
Microidsの名を復活させたのは,「技巧的なアドベンチャー作品を送り出してきたフランス系企業のシンボル」であるからとのこと。
すでに,「Nostradamus: The Last Prophecy」「Sinking Island」が,北米で2008年前半に発売されることが予定として組まれている。また,公式サイトがオープンしており,ダウンロード販売も行われている。
最近,アクション要素がない,謎を解きながらストーリーを楽しむ,クラシカルなタイプのアドベンチャーゲームが再び増えつつあるが,Microidsの再興もジャンルの起爆剤の一つとなるだろう。
Nostradamus: The Last Prophecy
16世紀後半のフランスを舞台に,呪いにかけられたシャルルIV世の母を助けるために,ノストラダムスの娘マデレインが活躍する。ノストラダムスの予言書の内容や,天文学などの知識を利用した,ちょっと変わったパズルが用意されているという。マデレインだけでなく,その弟でもプレイできる。
Sinking Island
Syberiaシリーズでも活躍したベルギー人のコミックアーティストBenoit Sokal(ブノワ・ソカル)氏が手掛ける作品。孤島の豪邸で謎の死を遂げた億万長者の事件を追って,私立探偵ジャック・ノームが奔走するという,オーソドックスなストーリーだ。ただし,3日間で島が沈んでしまうという,タイムリミットがある。
- 関連タイトル:
Sinking Island
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