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[E3 2011]問題を解決する方法は1つじゃない。メディア向けに行われた「デウスエクス」のデモプレイの内容を紹介。最新トレイラーも要チェック
「デウスエクス」公式サイト
デウスエクスの舞台は2027年という近未来の都市。この時代には人体を強化する「オーグメンテーション」の技術が発達しており,本作の主人公アダム・ジェンセンは,同技術を扱う巨大企業サリフ社に所属する,セキュリティのスペシャリストだ。
あるとき,サリフ社は正体不明の勢力から攻撃を受けた。ジェンセンはそのときに重傷を負ってしまったのだが,オーグメント手術を受けることで,なんとか一命を取り留めることができた。
今回のデモでは,ジェンセンが襲撃事件に関連したと目されるライバル企業,タイヨンメディカルへと潜入するプレイシーンが紹介された。
デウスエクスのプレイは一本道ではなく,1つの問題に対して複数の解決方法が用意されている。ソリューションは大きく分けて,以下の4種類が存在している。
- 「コンバット(戦闘によって解決する)」
- 「ステルス(こっそりと目的を果たす)」
- 「ソーシャル(会話や賄賂などによって切り抜ける)」
- 「ハッキング(コンピューターをハッキングする)」
今回のデモでは,潜入時にまず警備員のいる場所を通り抜けて,立ち入り禁止区域に入らなければならないという問題にぶつかった。このデモでは,賄賂を渡すことで中に入れてもらっていたが,上述のとおり複数のソリューションがあるため,会話中の選択肢から正しいものを選んで通り抜ける方法や,警備員を倒すといった解決方法でもOKだ。
次は研究用のセクションを超えて,施設のさらに奥へと進む。ここではハッキングのテクニックを使用して,渡り廊下を操作することで道を作るという方法を利用。そのほかハッキングの使い道としては,電子的にロックされた扉を開いたり,敵の動かすロボット兵器の制御を乗っ取ったりといったものが用意されているとのことだ。
それから少し進むと,進路上に敵兵がいた。倒すためにスナイパーライフルを使うことになったが,普通の人間がライフルの照準を合わせるときには,少し手ブレが発生してしまうものだ。そこで,手のブレをなくすオーグメンテーションをその場で拡張。これによって照準をブレなくピタリと合わせることが可能になり,敵兵を危なげなく排除することが可能になった。
しばらく進むと,小さな研究室の内部に,2人の警備兵の姿が見える。2人のうちの一方を狙撃した場合,撃たれなかったもう一方にこちらの存在を感知されてしまう恐れがあるため,ここではこっそりと先に進むことに。
コソコソと先に行くと,今度は通気ダクトの入り口が現れた。中に潜り込むと,ちょうどさっきの2人の警備兵がいたラボの真上あたりに到着。しかし,ここには梯子のようなものはない。そのまま飛び降りるとダメージを受けてしまうかもしれないし,物音がして,警備兵に気付かれてしまうかもしれない。そこで,ここでは「イカロスランディングシステム」というオーグメンテーションの力を利用することになった。これは高いところからでもダメージを受けずに,かつ物音も立てずに飛び降りることが可能になるオーグメンテーションだ。
このオーグメンテーションにより,うまく着地して2人の警備兵のすぐ近くまで迫ることができた。次はこの2人を同時に倒す必要がある。ここで役立ったのが,「ダブルテイクダウン」および,反応速度を高めるオーグメンテーションの能力だ。デモでは,両腕のブレードを使って2人の警備兵を後ろから同時に刺し貫くことで,目撃者を残すことなく始末することに成功していた。
次の通路には監視カメラが設置されていた。今回はスタンガンでカメラを無力化することでやり過ごす。この方法のほかには,EMPグレネードで無効化する方法,どこかにあるコンソールからハッキングで制御を奪う方法,ピストルなどで撃ち落とす方法(ただしこの場合は警報が鳴るので,その後の対処が必要になる),あるいは何らかのステルス手段などを用いても切り抜けられるとのことだ。
次の区域は,ジェンセンもコソコソせずに普通に行動できるパブリックなエリアだ。周囲にはタイヨンメディカルの社員らしき人達がいて,「携帯電話をどこかに忘れた」みたいな日常会話が聞こえてくる。この先にはガードマンに守られた扉があり,次はここを抜けようと試みる。
ここで活用できるのが,先ほど小耳に挟んだ“携帯電話の話”だ。当該の携帯を見つければ,セキュリティをパスするためのコードを入手できる。
しかし,もちろん別の方法でもいい。物陰で誰かを倒してコードを奪ってもいいし,ハッキングを利用する方法もある。周囲の人間すべてを倒してしまう強引な方法でもいい。さらに,腕力を強化してあれば,重い自動販売機を動かして,その上に乗って吹き抜けから上の階にいってしまうという方法すらあるのだ。
ちなみに人を倒す場合は,気絶させる/殺害するの2種類が使える。特定のボス以外は誰1人殺さずにゲームをクリアすることも可能になっているそうだ。ただ,どちらにしても人を倒したときにはその体を隠しておかないと誰かに見つかってしまう。ここは注意が必要な点だ。
続いてのエリアでは,遮蔽物に身を隠しながら先へと進んだ。どうしても身を隠せない場所では「クローキング」のオーグメンテーションを作動させて,自らの体を透明化させて進む。透明になっても物音が立てば存在に気付かれるが,デモで使っていたキャラクターは「ノイズキャンセリング」のオーグメントを装着しているとのことで,見つかることはなかった。
監視用のレーザー光線で守られている通路は,クローキングを使ってレーザーをすり抜けることで回避。そして,壁のヒビを見つけ,そこを強化された腕力でぶち抜いて先へ進む。再びレーザーと警備兵をパスして,これまでになかったような,とくに厳重に守られた扉の先へと侵入すると……というところで,今回のデモは終了となった。
オーグメンテーションにはユニークなものも用意されているようなので,それらを見つけて試してみるのも面白そうだ。本作の開発作業はすでに完了しており,あとは発売日を待つばかりの状態であるとのこと。今秋に予定されている日本での発売(PS3版およびXbox 360版)が楽しみだ。
「デウスエクス」公式サイト
- 関連タイトル:
Deus Ex: Human Revolution
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デウスエクス
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