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「Ys SEVEN」の楽曲が早くもお披露目に! 「イース英伝jdkバンド夏祭2009」レポート
東京公演は両日とも昼の部/夜の部の2回ずつ,計4回開催された。200人を収容する会場には熱心な日本ファルコムファンが集まった。
ステージでは,日本ファルコムタイトルの楽曲アレンジを手がけるjdk BANDが,アンコール含め全15曲を演奏。「イース」シリーズと「英雄伝説」シリーズの曲に加えて,Ys SEVENから2曲を披露した。この2曲についてはゲーム内でどのように使われるのかどころか,曲名すらも未定という状態。しかしメインアレンジャーが「格好いいメロディ,激しいリフ,泣けるサビ」と表現する通り,従来シリーズのイメージを継承しながらもより入り込みやすくなっており,観客も往年の名曲同様に盛り上がっていた。
なお,会場は個人などで楽しむことを前提に,写真および動画の撮影が許可されていた(これがさっそく関係あるのだろうか)。すでにファンサイトやブログ,YouTubeやニコニコ動画などで有志が撮影した動画などがアップされているようなので,興味のある人は探してみるといいだろう。
■jdk BAND(敬称略)
イカルス渡辺(ボーカル)/小寺 可南子(ボーカル)/寺前 甲(ギター)/井上央一(ギター)/榎本 敦(ベース)/川原 麻依子(キーボード)/水谷美月(バイオリン)/畑中 誇太朗(ドラム)
■セットリスト
01.『MIGHTY OBSTACLE』(イースVI〜ナピシュテムの匣〜)
02.『Cry for me, cry for you』(空の軌跡 the 3rd)
03.『TOWER OF THE SHADOW OF DEATH』(イースI・II)
04.『ENDLESS HISTORY』(イースI・II)
05.『Victory!!』(イースI・II)
06.『TO MAKE THE END OF BATTLE』(イースI・II)
07.『OVER DRIVE』(イースI・II)
08.『TERMINATION』(イースI・II)
09.『Ys SEVEN』新曲1
10.『Ys SEVEN』新曲2
11.『バレスタイン城』(イースIII)
12.『Genesis Beyond The Beginning』(イース・オリジン)
13.『RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN 〜I'm here for you』(イースVI〜ナピシュテムの匣〜)
●アンコール
14.『Ys SEVEN』新曲1
15.『銀の意志 金の翼』(空の軌跡)
それでは,6日夜の部終演後にjdk BANDのメンバーからメッセージをいただいたので掲載しておこう。
jdk BANDの活動について
「僕もゲームは結構やっているのですが,こんなに激しい音楽はないですね。今後もゲームと一緒に成長していきたいです」(畑中さん)
「大勢のお客さんの前で今日みたいなライブをやるのが昔からの夢でした。このメンバーと一緒にやるのは幸せです」(井上さん)
「ゲーム音楽をバイオリンで演奏するとは,実はまったく想像していませんでした。ゲーム音楽の名曲を自分で演奏できるのは光栄です」(水谷さん)
「jdk BANDのライブには何度か参加しているのですが,いつもお客さんが熱いですね。ゲーム音楽を皆さんの前で演奏するのは素晴らしい! と毎回感動しています。ゆくゆくはゲームの1キャラとして,中ボスくらいで登場したいですね(笑)」(イカルス渡辺さん)
「(先日の『ファルコム音楽フリー宣言』を踏まえて)日本ファルコムさんといえばゲームもそうですけど,音楽のファンも多いです。これを機会に,これまでとは違う展開ができたり,新しいファンが生まれたりするんじゃないでしょうか。私もこれから関わらせていただく中で成長していきたいと思います」(小寺さん)
「こういったライブに来るお客さんは,ゲーム中の場面を思い出しながら演奏を聴いていただいていると思います。皆さんが思い描くイースなどの場面をうまく広がりを持たせて表現できると嬉しいですね」(寺前さん)
「(先日の『ファルコム音楽フリー宣言』を踏まえて)今までのゲームから音楽に入る流れだけでなく,これからは音楽からゲームに入る機会も増えると思います。jdk BANDがその流れの先頭を切ってやっていけたらいいですね。日本でゲーム音楽のバンドといえば,jdk BANDといわれるように頑張りたいです」(川原さん)
「普段はやらない曲調も多いのですが,ゲームに自分のプレイが使われていると自信に繋がります。今後はライブでもゲーム中でも頑張っていきたいです」(榎本さん)
ライブで演奏したYs SEVENの曲について
「メロディアスだけどアグレッシブ。やっていて熱くなる部分が多いです」(畑中さん)
「今回は,ちょこちょこテーマを弾かせてもらっているのですが,キャッチーでついつい身体が動いてしまいます。ノリが気持ちよく,分かりやすい」(井上さん)
「メロディがすんなり身体に染み込んできました。きっとお客さんもすぐ口ずさめるんじゃないでしょうか」(水谷さん)
「初めて聴いても世界観が想像できる,想像を掻き立てるいい曲だと思います」(イカルス渡辺さん)
「歌が想像できる曲。日本ファルコムさんの曲はあとから歌モノになるパターンも多いですが,もしそうなるなら非常に楽しみです!」(小寺さん)
「ギターのリフが特徴的。今までよりもバンド寄りの曲で,jdk BANDのメンバーにハマっているんじゃないかと思います。やっていて楽しいですね」(寺前さん)
「メロディライン,イントロのフレーズ……全てにおいて“せつなかっこいい”というイメージ」(川原さん)
「スッと耳に入ってきます。意識しなくとも次々にイメージが浮かんでくるので,余計なことを考えなくても演奏できる感じ」(榎本さん)
jdk BANDと日本ファルコムのファンに向けて
「いつもライブを盛り上げていただいてありがとうございます。これからも応援してください!」(榎本さん)
「今回のライブから映像などを皆さんが公開できるようになったので,いつもより緊張しながらも,演奏には神経を配りました。感想やコメントはお手柔らかにお願いします(笑)」(川原さん)
「今回,『ダームの塔』の曲をやったのですが,非常にお客さんに喜んでいただいたという実感があります。また,お客さんが“おっ!”と思うようなライブをやっていきたいです」(寺前さん)
「原曲のイメージが強い懐かしめの曲で盛り上がってくれて,本当に歌ってよかったと感じました。また個人的な話ですが,今回はドラマCDなどにもチャレンジしていますので,また違う一面でも盛り上がれたらなあ,と思っています」(小寺さん)
「jdk BANDのライブは,普通の音楽ライブよりも盛り上がります。“叫べるだけ叫ぶ”つもりで頑張っていきます」(イカルス渡辺さん)
「私はまだライブに参加して2回目という新参者なのですが,jdk BANDのメンバーは皆暖かくてすぐ馴染めました。その暖かさは音楽にも顕れていると思いますし,ライブならもっと感じることができます。ぜひライブにも足を運んでください」(水谷さん)
「ライブでは,お客さんとお互いに盛り上げていく感じが大好きです。つい必要以上に動いてしまいますし,そのせいで間違うこともあるのですが(笑),ぜひ次回も観に来てください」(井上さん)
「jdk BANDの音をもっと大きいハコで,もっと大人数の前でドカーンと盛り上げていけたらいいですね!」(畑中さん)
- 関連タイトル:
Ys SEVEN
- 関連タイトル:
Ys I&II Chronicles
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