3月7日に秋葉原で行われた
「イース・ファルコムフェア」で発表された(
関連記事),「イース」シリーズ待望の最新作「
イース7」。本作は,2007年からその開発が明らかとされていたが,ようやく
2009年9月に発売されることが発表された。今回,そのイース7の
最新情報や
イメージイラスト,
スクリーンショットなどが公開されたのでお届けしよう。
イースシリーズは,1987年の「イース」登場から22年の歴史を誇る人気アクションRPGシリーズで,イース7は2003年にPC版が発売された「
イースVI −ナピシュテムの匣−」の正統な続編となるタイトルだ。イース6は,Windows版を日本ファルコムが開発/発売,PS2とPSPに移植された際には「
イース -ナピシュテムの匣-」としてシリーズナンバーを外しコナミから発売されている。
最新作「イース7」は,本家である日本ファルコムから,PSP専用タイトルとして登場するのだ。
主人公は,イースシリーズでお馴染み
“アドル・クリスティン”。今回の舞台となるのは北アフロカ大陸に存在する
アルタゴ公国だ。イースシリーズは,この主人公アドルの冒険記を基にした内容になっており,本作では,そのうち設定のみが存在していた
「アルタゴの五大竜」に書かれていたとされる大冒険が登場する。
アルタゴの街並
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アルタゴ全景 |
アルタゴの港 |
本作のゲームシステムは,イース6を継承したクォータービューを採用しながら,新しい戦闘システムを採用,またイースシリーズでは初となる
パーティプレイを搭載している。アドルや相棒ドギ,そして本作で登場する女性キャラクター
“アイシャ”などから,3人を戦闘メンバーとして選択しパーティを組んで戦闘が行えるとのことだ。
戦闘時は,操作中のキャラクター以外の2人は
AIによる自動戦闘が行われ,プレイヤーをサポートしてくれるという。アクション性の高い本作の戦闘が,この新システムによってどのように変わってくるのか興味深いところだ。
今回公開されている,登場人物や舞台設定などについては,以下にまとめてあるので確認してほしい。
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プロローグ
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燃えるような赤毛、強く純粋な瞳、そして絶えることの無い熱き冒険心…
後の人々に世紀の冒険家と謳われた赤毛の冒険家アドル=クリスティン。
彼の人生で初の冒険となった古代王国イースを巡る旅からはや6年、23才となったアドルは、相棒ドギと共に世界各地での冒険を続けていた。
そんな折、アドルは北アフロカ大陸にあるアルタゴ公国を訪れる機会に恵まれる。
冒険家のアドルにとって、巨大な獣が闊歩するというアルタゴは憧れの地であったが、ロムン帝国との長きに渡る紛争のため、これまで断念していた場所でもあったのだ。
点在する数多くの遺跡、消えた古代民族、そして謎めいた《五大竜》の伝承…。
多くの謎に満ちたアルタゴを舞台に、アドルの冒険が再び幕を開ける…!
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舞台設定
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■アルタゴ
北アフロカ大陸に位置する《アルタゴ公国》が本作でのアドルの冒険の舞台となる。
公国の中心的存在であるアルタゴ市は随一の交易都市として栄えている一方、内陸部には今でも未開の地が広がっており、公国領内ではあるものの、殆ど人の手は入っていない。そのため、無数の獣や“巨獣”とよばれる超大型の獣が徘徊する大地となっている。
アルタゴ全景
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港 |
水道橋 |
市場 |
中央広場 |
■竜騎士団
アルタゴ公国の正規軍にして公国の武を象徴する存在。
メドー海有数の軍船を保有し、判図拡大を続けるロムン帝国に対抗してきた。
陸軍・海軍を兼ねた海兵隊的な部隊編成で、神速の機動力による各個撃破を信条とする。
■アルタゴ五氏族
かつてアルタゴを治めていた五つの氏族。
(海の民エドナ/大地の民シャヌア/炎の民セグラム/風の民カイロス/月の民イスカ)五氏族はそれぞれの「五大竜」を崇め、互いに強調しあうことでアルタゴの平穏が保たれていた。
長い年月を重ねる中で、いくつかの氏族は歴史から姿を消し、残された氏族はアルタゴの各地方で半自治的な生活を営んでいるという。
■五大竜
はるか昔、創世の時代より存在し、アルタゴに住むとされる神格化された五匹の竜。
竜達はアルタゴの大地に根付く豊かな生命を支える存在とされ、五氏族は長きに渡り各々に対応した竜を崇めてきた。
■イスカ熱
数年前からアルタゴ各地で流行り始めた奇病(風土病)。
突然の発作による発熱と喘息、皮膚の一部の硬化(石化)などの症状が見られる。
一般的に病因不明の不治の病であり、発病後は徐々に衰弱し、やがて死に至ることになる。
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キャラクター情報
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■アドル=クリスティン(Adol=Christin)
世界各地を旅する冒険家。23才。
人目を引く燃えるような赤毛と誠実さ、そして少年のように曇りなき心を持っている。
本作では長年の夢だったアルタゴの地を訪れる機会に恵まれ、数多くの遺跡が点在し、巨大な獣の闊歩する悠久の大地を冒険することになる。
■ドギ(Dogi)
アドルの相棒にして、力自慢の風来坊。
粗野な言動が目立つが、人情に厚い好漢で、イースを巡る冒険でアドルと出会った後、共に旅をするようになる。
特技は豪腕による力まかせの壁壊し。
■アイシャ(Aisha)
アルタゴ公国の公女。
勝気で高慢だが根は素直な少女で、公宮を抜け出しては街の様子を窺っている。
公女という身分のためか、世間知らずで取り違えや空回りばかりしている。
■ティア(Tia)
アルタゴ市の旧市街に住むハーブ売りの娘。
控えめだが芯が強く、貧しいながらも清楚で可憐な雰囲気をまとっている。
薬草に関する知識は豊富で、薬師としても人々の役に立とうとしている。
紛争で身寄りを亡くした少女マヤを引き取り、一緒に暮らしている。
■マヤ(Maya)
ティアが引き取って面倒を見ている少女。
紛争で身寄りを亡くしたショックのためか言葉を失ってしまっているが性格は好奇心旺盛で人懐っこく、身振り手振りで意志を伝えて来ようとする。
■サイアス(Scias)
《天才剣士》と謳われる竜騎士団の若き千竜長。
ロムン帝国との戦いで獅子奮迅の働きを見せ、紛争終結に一役買った。
男らしい凛々しさと面倒見の良い性格を兼ね備え、街でも人気がある。