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ちょっと違うけど37復活!? パソコン工房の新店舗で公開となった新生DHARMAPOINTのゲーマー向けマウスを見てきた
東京・秋葉原で7月28日にオープンするユニットコムの新店舗「パソコン工房 AKIBA STARTUP」では,そんなDHARMAPOINTがブース出展し,いくつかの新製品を並べていた。筆者が行った質問に対する回答のほとんどが「ノーコメント」ではあったものの,現地でDHARMAPOINTのスタッフに話を聞くこともできたので,それも交えながら,復活後第1弾とそれ以降の製品をざっと紹介してみたい。
DHARMA TACTICAL MOUSE(仮称)
おそらく最も注目されるのが光学センサー搭載の右手用ワイヤードマウス「DHARMA TACTICAL MOUSE」(仮称)だが,その外観は基本的に,かつてのDHARMAPOINTが手がけていた「DRTCM37」(以下,旧37)を踏襲する,いわゆる「IntelliMouse Explorer 3.0」クローンである。
旧37だとメインボタンが天板から独立していたのに対して,新モデルではワンピース型となり,また底面は小型のソール4枚だったのが大型ソール2枚となっているあたりは,数奇な運命を辿ったと見られる金型もしくはCADデータの影響を感じさせる。もっと言えば,「COUGAR 300M Gaming Mouse」のデザインを逆輸入したような見た目で,ここは好みが分かれるかもしれないが,変わっている理由などは明らかにされなかった。
個人的に気になったのは,イマドキのゲーマー向けマウスとしては珍しく,赤色LEDと組み合わせた光学センサーを採用していること。ひょっとするとDHARMA TACTICAL MOUSE(仮称)は,旧37と同じセンサーを搭載する――つまり「ADNS-3090」――という可能性もあるだろう。
なおDHARMAPOINTは合わせて,DHARMA TACTICAL MOUSE(仮称)をベースとしつつ,「DP」ロゴマークの位置を少し上げてLEDイルミネーションを埋め込んだ海外向けモデルの施策も展示していた。海外市場に向けた具体的な動きがあるわけではないそうだが,「こういうものも検討はしている」ということなのだと思われる。
DHARMAPOINT MOUSE PAD(仮称)&大型のアルミ製マウスパッド
マウスパッドは,製品化に向けて動いている「DHARMAPOINT MOUSE PAD」と,現時点では無銘の,横幅77cmというアルミ製モデルの2製品が置いてあった。いずれも旧DHARMAPOINT時代にあった製品の復活というわけではなく,完全な新製品とのことだ。
DHARMA TACTICAL KEYBOARD(仮称)
予告どおりパネル展示のみだった「DHARMA TACTICAL KEYBOARD」(仮称)だが,スタッフからは,「8月中に展示を行いたい」というコメントを聞くことができた。ちなみにパネル展示のフレーム画像は,「DHARMAPOINT」の銘が入っているあたりが変わるのを除くと,第1弾製品の実機をほぼ反映したものになっているそうだ。
DHARMAPOINTに思い入れのあるゲーマー諸姉諸兄で,秋葉原まで出かける予定があるのなら,一度見に行ってみてはどうだろうか。
DHARMAPOINT 公式Webサイト
お値段500万円のドーム型スクリーンなども
冒頭の写真キャプションでも簡単にお伝え済みだが,パソコン工房 AKIBA STARTUP自体は,スタートアップ企業や,単体では広告宣伝費を捻出できないメーカーにとっての展示スペース的な扱いになっており,一部製品はその場で購入することもできるそうだ。
DHARMAPOINT製品を除いて,ゲーマーと直接関係のあるものはほぼなかったが,エルザジャパンは,海外のスタートアップ企業が開発した,没入型のドーム型スクリーン「エルザドームスクリーン」を展示していたので,ちょっと紹介してみたい。
このエルザドームスクリーンは,100インチで,水平方向に150度,垂直方向は66度という視野角のスクリーンを持つため,正しい位置で正対すると,視野をほぼ全面的に覆う視界が得られる。エルザジャパンによれば,基本的にはVRコンテンツの開発段階において多人数でレビューしたりすることを想定しているそうだが,組み合わせるプロジェクタ次第で表示遅延や解像度は変わるため,ゲーム用途ででも使うことはできるという。
お値段は,本体とテーブル,椅子に,湾曲補正ソフトウェア,そしてハードウェアおよびソフトウェアのセットアップ代金込みでざっくり500万円程度とのことだ。搬送には2トントラックも必要らしいので,個人向けではないが,いずれどこかのアミューズメント施設で見ることになる前に,一度見てみるといいかもしれない。
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