直販サイト「東芝ダイレクトPC by Shop1048」限定で,3D性能にフォーカスしたノートPCを展開する東芝は,ゲーマー向けモデルの新型として,
「dynabook Qosmio WXW グラフィック強化モデル」(以下,dynabook Qosmio WXW)シリーズ2モデル8製品を発表した。これまでの東芝製ノートPCとはまったく異なる,赤と黒の奇抜なデザインが特徴となる新製品は,2008年7月下旬発売予定となっている。
dynabook Qosmio WXWの外観
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dynabook Qosmio WXW グラフィック強化モデル販売サイト
ラインナップは大きく二つに分けられるが,上位の
「dynabook Qosmio WXW/79GW」は
「GeForce 9800M GTX」(グラフィックスメモリ1GB),下位の
「dynabook Qosmio WXW/77GW」は
「GeForce 9700M GTS」(グラフィックスメモリ512MB)を搭載。GPUはいずれも未発表だが,型番からすると,前者はノートPC向けハイエンド製品,後者はノートPC向けのミドルハイクラス製品。グラフィックス強化モデルらしい仕様になっていると言って差し支えなさそうだ。
なお,搭載CPUとチップセットは,2008年6月17日時点で未公開。いずれもIntelの次世代品を採用するとのことである。
キーボードは日本語109キー仕様。キーピッチ19mm,キーストローク2.5mmとなる。キーボードを囲むように配された4ch分のスピーカーユニットも,デザイン上のアクセントになっている
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本体底面にサブウーファを搭載
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このほか共通する仕様としては,メインメモリがPC3-8500 DDR SDRAM 1GB×2(最大4GB),17インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1680×1050ドット),harman/kardonブランドの4.1chスピーカーシステム内蔵,IEEE 802.11a/g/n対応無線LAN機能搭載といったところが挙げられよう。標準で用意されるHDMI出力コネクタを利用すれば,HDMI対応の高解像度テレビと接続可能なのも特徴。ストレージは基本的に容量160GB,回転数7200rpmのHDDになるが,dynabook Qosmio WXW/79GWに限っては,容量64GBのSSDとHDDの二つを搭載することも可能だ。
「真紅の炎」をイメージしたという天板が目を引くが,丸みと,尖った部分が同居する筐体デザインも十分に特徴的だ。なお,搭載OSは共通して32bit版Windows Vista Home Premiumとなる
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4方向側面。カバー付きのHDMIコネクタや,eSATAコネクタも用意される
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価格は,dynabook Qosmio WXW/79GWが
27万8000円(税込)から(※SSD搭載モデルは税込価格34万8000円から)で,下位モデルとなるdynabook Qosmio WXW/77GWは
19万8000円(税込)から。CPUの仕様が見えてこないと最終判断は下せないが,少なくとも,既存の東芝製ゲーマー向けノートPCと同等の価格帯に収まっている点は評価できそうだ。
とにもかくにもそのデザインが強烈なため,そちらに目がいってしまいがちだが,スペックもかなりアグレッシブ。なかなか面白い製品が登場してきたといえるだろう。
●dynabook Qosmio WXWの主なスペック(2008年6月17日現在)
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