プレイレポート
8000名のクローズドβテスター必見! 4月28日15時にCBTスタートの「ドラゴンネスト」プレイガイド
今回4Gamerでは,そんな本作について「ど〜しても!」とNHN Japanに頼み込み,CBT開始前に最新バージョンを一足早く触らせてもらってきた。そこで仕入れてきた情報をもとに,序盤の展開をプレイヤー視点で追いつつ,各種ゲームシステムを補足しながら紹介していきたい。テスターに当選したラッキーな8000名は,このプレイガイドを参考にしつつ,本日開始されるCBTに挑戦してみよう。
■クローズドβテスト実施期間
2010年4月28日(水)〜5月6日(木)
毎日15:00〜22:00
「ドラゴンネスト」公式サイト
キャラクター作成
フェイスパターンの細かさに注目
まずはキャラクターの作成から。初期クラスは「ウォーリアー」「アーチャー」「クレリック」「ソーサレス」の4種類があり,特徴をごく簡単に紹介すると,以下のとおりになる。
■クラス紹介
キャラメイキング時の仕様は本邦初公開なので,掲載SSをよくチェックしてもらいたい。見どころは,初期装備のほかにフェイスタイプに関する項目が数多くあること。具体的には「髪型」「髪の色」「顔」「肌の色」「目」「目の色」が,それぞれ4種類から選べる。デザインも日本向けにアレンジし直されており,とくに目と鼻の形状にはこだわっているようだ。
クラスごとに異なるストーリーが展開
キャラクターを作成し終えると,さっそくカットシーンがスタート。ウォーリアーで始めた場合は,少女“ロゼ”がモンスターに襲われるプロローグに続いて,彼女を救うための戦闘が始まる。これがチュートリアル的な内容になっており,クリアすることで拠点エリアの“プレーリー”へたどり着き,そこから先は自由にプレイできるようになる。
ドラゴンネストのストーリーは,カットシーンをふんだんに用いた“メインクエスト”をたどる形で進行する。そのプロセスで,新たなフィールドエリアへと移動できるようになっていき,各フィールドからは2〜3のダンジョンに挑戦できる。
エリア構成は,拠点エリアがMMO,フィールド及びダンジョンエリアがインスタンス生成のMOという,近年では定番のパターンだ。
メインクエストとは別に,ストーリーの進行上,クリア必須ではない“サブクエスト”も多々用意されている。実際にプレイしてみて秀逸だなと思うのが,これらクエスト類における次の目的地の「方向」と「距離」が,クエストごとに独立して表示されていることだ。このおかげで,複数のクエストを並行して進める場合でも,行き先で混乱せずに済むのである。このシステムは素晴らしい。
ウォーリアーは,プレーリーに到達したのち,“ロゼ”を初めとした街のNPC達に話を聞いてまわる展開となる。ストーリーについては,選んだクラスによって微妙に異なっているようだ。とあるクラスのストーリーに張られていた伏線が,別のクラスのキャラクターのプレイにからんでくるといったこともある。
また,“ウォーリアー/アーチャー”の初期拠点「プレーリー」と“クレリック/ソーサレス”の初期拠点「マナレージ」は,位置的に大きく隔てられており,それぞれ序盤からまるで違ったプレイフィールになりそう。CBTで時間に余裕があれば,全クラスとまではいかずとも,2拠点それぞれでプレイしてみるとよいだろう。
ゲームパッド用にイチから作り直した操作システム
今回のCBTでも,すでにゲームパッドでの操作システムに対応している。これらのシステムは,同社の「ハンゲームパッド ユーティリティ」を通じて提供されており,これが対応しているゲームパッドなら問題なく遊べる。また,ドラゴンネスト対応ゲームパッドの開発がほぼ完了しており,近々正式に発表されるようだ。
基本的にはゲームパッドだけで,チャットを除いたほぼすべての操作が行える。例えば複数のボタンを組み合わせることで,アクティブスキルのショートカット使用や,各種ウインドウの開閉,マクロチャットの実行,メニューボタンの選択などが瞬時に行える。ドラゴンネストの命であるコンボアクションも,もちろんゲームパッドだけで可能だ。
なかでも思わず唸らされてしまったのが,照準合わせ(エイミング)をアシストするための,専用のボタンが用意されていること。というのも,普段コンシューマでプレイする人にとっては,ゲームパッドでの操作で「移動」と「攻撃」に加え「照準合わせ」の三つを同時に行うのが難しいと感じるかもしれないからだ。本作では,アシストボタンにより,そのあたりの問題をうまく緩和しているのである。
それでいて,安易にフルオートのロックオンを採用しているわけではなく,高速で移動する相手などに対して,自分の操作で狙いを定めねばならないゲーム性を保持している。文章での説明はなかなか難しいのだが,このバランスは非常に良くできていると感じた。
最初はてっきり,キーボードやマウスの各キーを,ゲームパッドに当てはめただけかと思っていたのだが,ドラゴンネストはそうではなかった。どちらかというと,ゲームパッドのためだけにゲーム内のインタフェースを徹底的に作り直したレベルといってよい。「コンシューマとPCの垣根を取り払う」と,胸を張って語るだけのことはある。
CBTでプレイできる範囲をチェック
CBTでプレイできるコンテンツの範囲についても,簡単に触れておこう。拠点エリアは二つある初期エリア「プレーリー」「マナレージ」のほか,レベル9くらいで到達できる「キャデラック」という街がある。ここで初めて4クラス全員が合流する形となり,ここからマルチプレイのお誘いも盛んに行われることになりそうだ。
ここまでの段階で,メインクエストは「第1章」の終盤までプレイが可能。ドラゴンネストでは豪華声優陣を多数起用しているが,話題の“GACKTボイス”もCBTでさっそく聴ける。
ダンジョンのエリアは全部で16種類あり,それぞれ5段階の難度が用意されている。一部のダンジョンにのみ存在する最高難度の“アビス”は,単に敵のパラメータが高いだけでなく,AIも低難度と比べて大幅に強化され,たとえ4人のフルパーティでも,クリアはちょっと無理かも……というレベルらしい。コアゲーマーにとっての,よい腕試しになりそうである。
また,レアポップのひときわ巨大な“チャンピオンモンスター”の討伐,Diabloシリーズのようなマジックアイテムなど,ハック&スラッシュゲームとしての魅力も盛りだくさんのようだ。
最初から3種類の武器を所持している。プレイスタイルが大きく変わるのでいろいろ試してみよう |
プレイヤー間の売買をサポートしてくれる“取引所”。拠点エリアにある |
CBTでのレベルキャップは15で,期間中にここまで到達したキャラクターは「CBT Master」なる称号(OBTサービス後に使用可能)が得られる。この称号には全ステータス「+4」という優れた効果があり,OBT以降に使用可能なので,これの入手は今回のCBTでの大きな目標になるだろう。
ちょっと駆け足での紹介になってしまったが,とりあえず本稿の内容を踏まえておけば,CBTで実際にプレイしてみたときに,すんなりとゲームを理解できるだろう。あくまで個人的に感じた範囲で述べておくが,ドラゴンネストのCBTは,多くのテスターにとって予想を大きく上回る出来栄えのような気がする。運良くテスターに当選した人は,このゴールデンウィーク中,ぜひともその目で確認してみてほしい。
「ドラゴンネスト」公式サイト
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