［TGS 2007＃42］目指すは無双？　オンラインアクションゲーム「XBlade」が映像出展

　TGS 2007，台湾パビリオンのInterServ International（以下，InterServ）ブースで，新作オンラインアクションゲーム「XBlade」が映像出展されていた。開発が始まってからまだ4か月という本作は，一体どのようなタイトルなのだろうか？

　InterServのプロジェクトマネージャー Liwan Wu氏に話を聞いたところ，本作は2005年に北米，ヨーロッパで発売されたタイトル「IRON PHOENIX」（Xbox，Xbox Live）の続編とのこと。IRON PHOENIXは，2004年のE3で“Most Innovative Game of E3”を受賞しているタイトルだ。ちなみに，同社は日本でUTDエンターテインメントが運営する「M2～神甲演義～」の開発元である。

　「XBlade」は，10人対10人で激しくスピーディな戦闘を繰り広げられるオンラインゲームで，Liwan氏によると「目標としているのは，三國無双シリーズのようなアクションゲーム」とのこと。これを聞けば，おおよそどのようなタイトルなのか想像できるのではないだろうか。ブースで配布されていた紹介文によると，「“PvP”競争モード」「“PvE”任務モード」のような要素があり，プレイヤーは9種類の武器を操り，必殺技も持っているという。

　ほかにも，環境や地形を生かした「壁ステップ」「橋十時」「天井攻撃」など，なんとなく分かるような分からないような攻撃テクニックがあるとのことだが，開発中ということもあり，どういった攻撃方法（？）なのか詳細を知ることはできなかった。

　発売が予定されているプラットフォームは，PCおよびXbox 360。前作がXboxのみだったのに，本作はなぜPCで発売を？　と聞いたところ，中国では武侠の人気が高く，またマーケティングの意味でも対戦ゲーム好きのPCゲーマーが多い中国で，本作を出さない理由はないということだった。

　現在の開発状況では，10人対10人となっているが，ラグなどの問題が解決されれば人数は増加する可能性があるという。マッチゲームの方法については，「Diablo」のように一人でセッションを作成して，そこに（敵味方を問わず）人が参加してくるのか，「真・三國無双BB」のようにロビー的なゾーンがあり，人数が揃い次第，PvPやPvEの戦闘ゾーンへ移動するのか，はたまた，それ以外の方法？　と聞いてみたのだが，そこも未確定ということだった。

　まだ開発が始まったばかりといえる本作だが，出展されていたデモムービーでは，なかなか派手なアクションが展開されていた。日本でもリリースされる可能性があるそうで，プレイできる日が楽しみなタイトルである。