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iPod用ゲームをどーんと紹介。「GWはiPodでゲームを持ち出そう!」を掲載
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印刷2008/05/02 21:05

企画記事

iPod用ゲームをどーんと紹介。「GWはiPodでゲームを持ち出そう!」を掲載

iPod classic
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 世の中には最大11連休,なんていう人もいるそうで(本当ですか?),その休みを利用して旅行しようと思っている人(またはすでに旅行中の人)も多いのではないだろうか。
 とはいえ,出先でだってやっぱりゲームをプレイしたい,あるいは移動中にゲームで暇つぶししたい,はたまた何時間もゲームから離れると中毒症状になっちゃうんだい! という人(もちろん私のことだ)のために,いつでも好きな場所で遊べるゲームを紹介しようと思った次第だ。

 ゲームを持ち歩くというと,プレイステーション・ポータブルやニンテンドーDSといった携帯ゲーム機を思い浮かべる人も多いだろう。私は実際のところ,4Gamerの連載「PCゲームを持ち出そう!」を担当しているということもあり,普段はPSPやNDSで遊ぶことが多い。といってもほとんど仕事だが……。
 しかし,古くからのMacintoshファンでもあるので,アップルの音楽プレイヤーiPodが持つ,ゲームプラットフォームとしてのポテンシャルにも注目していたりするのだ。
 そこで今回は,「GWはiPodでゲームを持ち出そう!」と題し,アップルの音楽プレイヤーiPodで遊べるゲームを紹介することにした。

 今回紹介するのは,同社の「iTunes Store」で販売されている24本のゲームのうち12作品。普段はもっぱらPCでゲームを遊んでいるという人にとっても,なかなか興味深いラインナップだと思う。


まずはiPod用ゲームを購入するまでの手順をおさらい


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 さて,各タイトルを紹介する前に,まずはiTunes Storeでゲームを購入するときの手順や心得をざっとまとめておこう。
 とはいっても,難しいことはほとんどない。まずはiTunes Storeにアクセスするための「iTunes」のインストールが必要となるが,これはiPodを持っている人ならたいてい済ませているだろう。iPodは使っていないが,iTunes Storeで販売されているコンテンツを見てみたいという人は,アップルサイトの「Download iTunes」コーナーからiTunesをダウンロード(無料)してインストールすることで,iTunes Storeの閲覧が可能となる。

 次に,iTunes Storeで各種コンテンツを購入するためにアカウント登録を行おう。これについても,iTunes Storeで音楽やムービーを購入したことがある人ならばとっくに済んでいるはずだ。
 これから登録する人のために説明すると,iTunesを起動してiTunes Storeにアクセスしたあと,メイン画面右側の「クイックリンク」内にある「アカウント」をクリック。表示されたダイアログの「アカウント作成」ボタンをクリックすることで,登録画面が表示される。
 クレジットカードを持っている場合は,その情報も併せて登録することで,クレジットカードでの決済が行えるようになる。

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 クレジットカードを持っていない場合は,ひとまず,カードの種類として「なし」を選択して登録を済ませよう。登録したアカウントでiTunes Storeにサインインしたあと,クイックリンク内の「コードを使う」をクリックし,コンビニエンスストアなどで購入できる「iTunes Card」にプリントされたコードを登録することで,各種コンテンツが購入できるようになる。

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 iPod用のゲームは,iTunes Store内の「iPod Games」コーナーで販売されている。購入するタイトルの画像をクリックし,詳細ページで「ゲームを購入」ボタンをクリックすることで,ダウンロードが始まる仕組みだ。
 なお,iTunes Storeで販売されているゲームの価格は,タイトルにかかわらず600円(税込)となっている。


購入前に対応モデルを確認しよう


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 ここでぜひ注意してほしいことがある。それは,iTunes Storeで販売されているゲームは,いずれも第3世代のiPod nanoや第5世代のiPod,そしてiPod classicのみに対応しており,iPod touchを含むそのほかのiPodでは,残念ながらプレイできないということだ(もちろん,WindowsやMac OS Xでも動作しない)。
 各ゲームの詳細ページ右側に,「システム条件」として対応するiPodの機種名が掲載されているほか,その下の「iPodモデルを確認する」をクリックすることで,自分のiPodがどのタイプ/世代かを確認できる。ゲームを購入する前に,しっかり確かめよう。

 ちなみに,iPod touchにネイティブ対応したゲームは,2008年5月2日の時点では存在しておらず,その登場までもう少し辛抱する必要がある。そのあたりの事情についてはこの記事の最後で説明しているので,iPod touchを使っている人はそちらにも目を通してほしい。


気になるタイトルをピックアップして紹介


 それでは,iPod用のゲームを紹介していこう。iPodでゲームを遊んだ経験がない人にとって,操作性がどうなのかも気になるポイントではないだろうか。そのあたりも含め,各タイトルのインプレッションをお届けする。

●「Sonic The Hedgehog」(Sega)

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 今回iPodのゲームを紹介するにあたり,個人的に,プレイするのをとくに楽しみにしていたのがコレ。もちろん本作は,セガの人気キャラクター,ソニックの活躍を描いたアクションゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」のiPod版である。
 小学生のときにファミコンではなく,あえてSG-1000を選んで以来の“セガ党”である私としては,メガドライブ用ゲームとして華々しいデビューを飾ったソニック・ザ・ヘッジホッグをiPodで楽しめるのは,けっこう感慨深いことだ。
 ゲームは,青いハリネズミ「ソニック」となり,世界征服をもくろむDr.エッグマンを倒すべく,さまざまな仕掛けが用意されたステージを,“リング”を集めつつ超音速で駆け抜けるという内容。メガドライブ版から全部で六つのステージが収録されており,あのスピード感やBGMもしっかりと受け継がれているので,当時のファンも十分に楽しめるだろう。

 ただ,クリックホイールでのソニックの操作は,慣れるまで少々つらいものがある。というのも,クリックホイールの左右両側に左右移動,中央のボタンにジャンプが割り当てられているため,右に移動中(右手の親指で右を押す)は左手の親指でジャンプのボタンを押し,左に移動中(左手の親指で左を押す)は右手の親指でジャンプのボタンを押すといった具合に,ジャンプのボタンを担当する指を一つに決められないのだ。
 本作に限らず,アクションゲームをiPod向けに開発する場合,どのような操作方法を採用するかがポイントとなりそうだ。

(山)の一言:「スタートすると流れてくる,あの懐かしいBGM……。感涙」

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●「Pirates of the Caribbean: Aegir's Fire」(Disney Online Studios)

 おなじみ,大ヒット映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズを題材とするゲーム。プレイヤーはブラックパール号船長,ジャック・スパロウとなり,各地の人々から請け負ったクエストをこなしつつ,カリブ海で冒険を繰り広げていく。
 本作では,クエストをクリアして受け取った報酬で新たな船を購入したり,船をアップグレードしたりできるほか,操船や海戦など,異なる特技を持つ荒くれ者達を雇うことも可能だ。

 ゲームのメイン要素である海戦においては,風向きや相手の進む方向を考慮し,敵船に対して有利な位置をとるべく回り込むことが重要だ。そういう意味で,クリックホイールでの船の操作は直感的に行えてよいと思う。

(山)の一言:「帆船での海戦は意外に難しい。油断大敵だ」

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●「Bomberman」(Hudson Software Company)

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 いうまでもないが,あの「ボンバーマン」をiPod向けにアレンジした作品だ。ステージ内を動き回り,タイミングと位置を考えて自爆式の爆弾を設置し,追ってくる敵キャラクターを倒していくという内容。シンプルながら,爆弾を連鎖式に爆発させ,複数の敵をまとめてやっつけたときの爽快さはたまらない。位置取りをよく考えないと爆発に巻き込まれる可能性があり,そのあたりもスリリングだ。
 本作には,順番にステージをクリアしていくモードのほか,爆弾に乗り移りつつゴールを目指す「たまのりボンバー」をはじめとする3種類のミニゲームも用意されているので,飽きずに楽しめるだろう。

 操作性に目を向けると,クリックホイールで上下左右への移動を行う操作にはやや慣れが必要かもしれない。というのも,実際はクリックホイールの上下左右にタップする(触れる)だけで操作できるのだが,誤って上側を押し下げると一時中断され,メニュー画面が表示される仕組みになっているのだ。そのため,操作する指についつい力が入り,上側を押し下げてしまう人もいるのではないだろうか。
 例えば,数秒間押し続けると中断されるようになっていればいいのだが,とりあえずは慎重に操作するしかないだろう。

(山)の一言:「ミニゲームも楽しめる。iPod版オリジナルのボスを倒すのだ」

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●「Pole Position: Remix」(Namco Networks America)

 タイトルを見て「お!」と思った人は,おそらく30歳代以上のゲームファン。そう,本作は,アーケードゲームのかつての人気作「ポールポジション」をiPod向けにアレンジしたタイトルだ。
 相変わらず無謀なコース取りをしてくる敵車や,コース上に点在するハタ迷惑なオイルや水溜りは健在。また新コースなど,Remix独自の要素も盛り込まれている。コース内の看板に,iPodに入っている音楽のアートワークが表示されるといった,遊び心を感じさせる演出にも注目してほしい。

 私はしばらくの間,クリックホイールでのマシンの操作がなかなか思いどおりに行えず,クラッシュを繰り返していた。しかし根気よく遊んで操作に慣れるにつれ,どんどん楽しさが増していった。クルクル回して操作するクリックホイールなら,マシンの速度とカーブの度合いに応じてハンドルの切り具合を微調整できるので,シミュレーション性のない本作でも,大げさな表現だが“マシンを操っている”ような感覚を楽しめる……かもしれない。

(山)の一言:「時速300km超のスピードレースは快感! コーナリングのコツをつかむべし」

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●「Phase」(MTV Games - Harmonix)

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 本作は,iPodに入っている音楽をBGMにして遊べるリズムゲーム。最初にゲームを起動すると,あらかじめPhase用のプレイリストに入れた音楽のデータが解析され,それに応じてシンボルの出現パターンが作成される仕組みだ。自分の好きな曲に合わせてシンボルが流れてくるのはかなり新鮮で,繰り返し楽しめるだろう。
 リズムゲームとしてはいたってシンプルで,三つのレーンに流れてくるシンボルをタイミングよくキャッチしていくというもの。それぞれのレーンは,クリックホイールの左側と右側,中央のボタンに対応している。
 シンボルのほか,レーン越しに「スイープ」と呼ばれる曲線が流れてくる。スイープをキャッチするには,その曲線に合わせてホイールを回す必要があり,ゲームにスパイスを加えている。

(山)の一言:「いつも聴いている曲がリズムゲームに早変わり。原稿執筆を忘れてハマっていたのは内緒」

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●「Naval Battle: Mission Commander」(Gameloft)

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 このゲームは,太平洋から南極海まで,さまざまな海域を舞台に戦いが展開する,いわゆる“潜水艦ゲーム”だ。まず最初に,自分のボードに戦艦や潜水艦を配置。続く戦闘フェースでは,自分とコンピュータが交互に相手のボードのいずれかのマスに対して攻撃を行う。
 互いに,相手のボードのどこに艦艇が配置されているかは分からないので,艦艇の向きや大きさを考慮して爆撃していき,効率よく撃沈しよう。なお,見事攻撃がヒットすれば,続けて攻撃可能だ。
 通常の爆撃のほか,3機の偵察機による索敵や,いずれかの列を縦に進む潜水艦魚雷,敵の動きを3ターン分封じる電波妨害といった特殊攻撃も用意されている。

 戦果に応じ,さまざまな勲章を獲得できるほか,階級も上がっていくので,ついつい一生懸命になってしまう。

(山)の一言:「ちょっとストラテジーっぽいものをプレイしたい人にオススメ」

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●「The Sims Bowling」(Electronic Arts)
●「The Sims Pool」(Electronic Arts)

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 この2作品はタイトルからも想像がつくように,それぞれボウリングとビリヤードをテーマとするゲームだが,世界的に有名な「The Sims」の名を冠しているだけに,そんじょそこらのボウリング/ビリヤードゲームとはちょっと違う。
 どちらのゲームにも,自分のシムに「願望レベル」(「ザ・シムズ2」でいうところの「願望メーター」)というパラメータが用意されており,ボウリング/ビリヤードで好成績を残すことで,その値を高められる仕組み。願望レベルが上がるにつれ,シムの人生を変えるさまざまな出来事が起こるのである。
 また,試合に勝って獲得したゲーム内通貨「シムオリオン」でさまざまなボウリング/ビリヤード用品を買ったり,自分のシムの外見を変えるための各種アイテムを購入したりできる。
 プレイを重ねるにつれ,自分のシムに対する愛着がどんどん強くなっていくはずだ。

 The Sims Bowlingの操作方法は,立つ場所,投げる強さと方向,カーブのかかり具合を順番に指定していくというもの。またThe Sims Poolでは,打つ方向,スピンのかけ方,打つ強さの順番に指定していく方式が採用されている。いずれもクリックホイールとの相性は良く,片手でもストレスなく楽しめるのは,混み合った電車で長時間通勤している私としては嬉しい限りだ。ただし電車内などでプレイするときは,周囲に迷惑をかけない範囲で楽しもう。

(山)の一言:「シム達のシアワセは,プレイヤーの腕次第」


●「Mini Golf」(Electronic Arts)

 ミニゴルフといえば,パターだけを使ってラウンドする競技のことだが,このゲームに登場するゴルフコース(3種類,各18ホール)には,ボールを別の場所へと送るワープホールや,ホールの周りを囲むスロープ(こいつがなかなかクセモノ)など,さまざまな仕掛けが用意されている。たいていのホールは周囲がビリヤードテーブルのような壁に囲まれているので,ボールを運びたい方向をよく考えて狙うべし。
 一部のホールには,ホールインワンも狙えるショートカットが用意されているが,かなりリスキー。とはいえ冒険好きの私は,ついつい狙い,そして失敗するのであった……。

 操作は,第1打を打つポジションを指定し,クリックホイールで方向を定め,最後に強さを決めるだけといたってシンプル。空いた時間があるときに,さほど難しいことを考えずプレイするのにピッタリの作品だ。

(山)の一言:「ときには堅実に攻めることが,よりよいスコアにつながる。これは自分自身への教訓」

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●「Mahjong」(Electronic Arts)

 画面上に並ぶ麻雀牌を2枚ずつ取っていき,すべてなくなればクリアとなるパズルゲーム。……と聞いてピンと来た人も多いと思うが,そう,まさに「上海」そのもの。
 私は上海と聞くと都市よりもパズルを先に思い浮かべるクチだが,そうでない人のために説明すると,このゲームでは,上に重なる牌がなく,なおかつ左右のいずれかが空いている牌で,絵柄が同じ2枚を順に選ぶことで,場から取り除ける。これを繰り返し,すべての牌を取り除くというシンプルな内容なのだが,ついついハマってしまう。
 私はこのゲームを遊ぶ前,ホイールでどうやって牌を選択するのだろうと不思議に思っていた。ホイールを回すことで,選択できる牌が順番にハイライトされる方式が採られており,最初のうちは狙いの牌を選択するのに苦労したが,遊んでいるうちにスムースに操作できるようになった。
 かつて徹夜で遊ぶほど上海が好きだったので,iPodで好きなときにプレイできるは嬉しい限り。ただ,iPodの画面内に緻密に描き込まれているためか,しばらく遊んでいるうちに目がチカチカしてしまった。

(山)の一言:「暇つぶしにはもってこい。ただし,仕事/勉強の時間までつぶさないように注意」

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●「Zuma」(PopCap Games)
●「Peggle」(PopCap Games)

 この2作品は,多数のWindows/Macintosh用カジュアルゲームで知られる,PopCap Gamesが提供しているタイトルだ。

 Zumaは,レーンに沿って「黄金の頭蓋骨」に向かってくる多数のボールを消していくというアクションゲームだ。具体的には,画面中央のカエルの石像を回して方向を定め,ボールを打ち出す。そのボールが,レーンを移動するボールの列に加わったとき,同じボールが3個以上並ぶと,同じ色で隣接するすべてのボールを消せる。
 打ち出す方向を誤ると,違う色のボールが互い違いに並び,列が長くなってしまうが,あまり慎重に狙いすぎていると,ボールはどんどん黄金の頭蓋骨に近づいていく。ボールがここに到達するとライフが一つなくなってしまうので,かなりスリリング。逆に,まとめて多数のボールを消したり,コンボ(一度に複数回消すこと)を決めたりしたときは痛快だ。

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 もう一方のPeggleは,画面上部からボールを発射し,配置されたピン/ブロックにぶつけて取り除いていくゲームだ。このゲームでプレイヤーが行えるのは,発射する方向とタイミングを決めることだけ。ピン/ブロックに当たったボールは大きく弾かれてあらぬ方向に飛んでいくので,ピン/ブロックがたくさん並んでいる場所に打ち込んだ場合,道筋を読み切るのはほとんど不可能だ。ボールがなくなる前に,画面上のオレンジ色のピン/ブロックをすべて取り除けばクリアとなる。
 ランダム要素の強いゲームだが,画面下部を左右に動くバケツ(ここに入ったボールはなくならずに復活する)や,さまざまなマジックパワー(緑色のピン/ブロックに当てると発動する)を駆使してクリアを目指そう。

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 なお,これらはいずれも,同社のサイトでWindows版とMac版の体験版が公開されているので,こちらを先に試すのもありだ。シンプルな内容だが,いずれもなかなかハマり度の高い作品である。

(山)の一言:「まさに時間を忘れる面白さ。カジュアルゲームだけどあなどれない!」


ほかにもまだまだある,iPod用ゲーム


 iTunes Storeでは,上で取り上げた作品以外に12本のゲームが販売中だ。「テトリス」「パックマン」といったポピュラーな作品のほか,“脳トレ”系のゲームや「数独」ゲームまで,さまざまな作品が用意されている。

・「Tetris」(Electronic Arts)……落ちモノパズルゲームの元祖「テトリス」のiPod版

・「PAC-MAN」(Namco Networks America)……ご存じパックマン。4種類のモンスターを避けつつ,迷路内にあるすべてのドットを食い尽くそう

・「Ms. PAC-MAN」(Namco Networks America)……同名アーケードゲームの移植版。パックマンと同様,ドットを食い尽くせ

左から「Tetris」「PAC-MAN」「Ms. PAC-MAN」
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・「Block Breaker Deluxe」(Gameloft)……「ブロック崩し」の“親戚”。50以上のステージ,14種類のパワーアップが登場

・「Bubble Bash」(Gameloft)……さまざまな色のバブルを打ち上げ,同色のバブルを三つ以上並べることで破壊する,「パズルボブル」風のアクションパズルゲーム

・「Bejeweled」(PopCap Games)……二つのジェムを入れ替え,同じ色のジェムを三つ以上並べることで消していくパズルゲーム

左から「Block Breaker Deluxe」「Bubble Bash」「Bejeweled」
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・「Cubis 2」(FreshGames)……三つ以上のキューブをつなげることで取り除いていくパズルゲーム。300面を収録

・「Yahzee」(Electronic Arts)……五つのサイコロを振り,「フルハウス」「ストレート」といったポーカーのような手を作るダイスゲーム

・「Chess & Backgammon」(Gameloft)……チェスとバックギャモンのセット。さまざまな難度/ゲームモードを用意

左から「Cubis 2」「Yahzee」「Chess & Backgammon」
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・「Texas Hold'em」(Apple)……さまざまなNPCを相手に駆け引きを楽しめるポーカーゲーム

・「Brain Challenge」(Gameloft)……いわゆる“脳トレ”系ゲーム。記憶力や数学力などを鍛える,20種類のミニゲームを収録

・「Num-pre」(Electronic Arts)……数字パズル「数独」のiPod版。自分の成績を記録したり,雑誌などに掲載されているパズルを入力したりもできる

左から「Texas Hold'em」「Brain Challenge」「Num-pre」
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登場が待ち遠しい,iPod touch専用タイトル


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 上で述べたように,現在iTunes Storeで販売されているゲームは残念ながら,iPodシリーズの最上位モデルともいえるiPod touchには対応していない。
 とはいえ以前お伝えしたように,iPhone/iPod touch用のネイティブアプリケーションを開発できる「iPhone Software Development Kit」を含む,「iPhone 2.0 Software」が2008年6月に正式リリースされる予定。このiPhone 2.0 Softwareには,サードパーティ製ソフトをiPhone/iPod touchに直接ダウンロードできる「App Store」というアプリケーションも含まれる。
 Appleがアメリカで2008年3月6日に開催したスペシャルイベントでは,EA MobileがiPhone版「Spore」,Sega of Americaが同「Super Monkey Ball」のデモを行っており,6月以降,従来のiPod用ゲームより本格的なタイトルの登場にも期待できるのである。

 日本では,ハドソンがiPhone/iPod touchへの対応に積極的で,すでに「Do the Hudson!!(β)」というWebサービスを展開しているほか,3月29日に開いたイベントでは,iPhone Software Development Kitを用いてiPhone/iPod touch用ネイティブアプリケーションを開発する計画が明らかにされている。
 iPod touch専用に開発されたゲームを直接ダウンロードして楽しめるようになる日まで,もう少しの辛抱だ。
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