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サイバーフロント,HL2エピソード2などをパックした「ハーフライフ2 オレンジボックス」を10月9日に発売
ハーフライフ2 オレンジボックスは,この秋の期待作である「ハーフライフ2 エピソード2」(原題 Half-Life 2: Episode Two)と「チームフォートレス 2」(Team Fortress 2),そして「ポータル」(Portal),さらに「ハーフライフ2」と「ハーフライフ 2 エピソード 1」をセットにしたパッケージで,欧米では“The Orange Box”として同じく10月9日頃の発売が予定されている。すでに本編と同エピソード1をプレイした人にとっては,ちょっと悩みどころだが,上記2作を持っている人に向け,サイバーフロントは価格を安くした特別優待版を用意している。特別優待版の価格は6825円で,Steamによるデジタル配信で購入した場合より,わずかに高い程度と思われ,筆者を含め,やはり箱で欲しいというHL2プレイヤーには嬉しい話だろう。
ハーフライフ2 エピソード2は,2004年に発売されたハーフライフ2の続編となる三部作の第2部だ。エピソード1のリリースは2006年6月のことで,もともとは「エピソディック」と呼ばれるスタイルで短いエピソード単位で順次発売される予定だったが,結果としてエピソード1から2の発売まで実に1年以上もかかっている。
ちょっと余談が過ぎたが,なにはともあれ,待ちに待ったエピソード2の登場である。
ずいぶん待たされちゃったので,忘れている人も多いかと思うが,エピソード1でやっとの思いでシティ17を逃げ出した主人公ゴードンとヒロインのアリックスが,さらなる脱出行を続けるという内容になる。とはいえ,これまでムービーの公開や短いシーンのデモなどがメディア向けに行われていたもののプロットに関しては口が堅く,詳しい物語はプレイしてのお楽しみだ。
オブジェクトの破壊や形状変化をゲームに取り込んだシネマティック・フィジックスと呼ばれる物理効果も見どころになるだろう。
アリックスがどうやら死ぬようなピンチに陥るとか,ブラックメサの生き残りである新しいキャラクターが登場するとか,Gマンが重要な役割を果たすとかいろんな噂があるが,もう1か月もすればその真偽ははっきりするのである。うう,楽しみだ。
同梱されるチームフォートレス2は,もともと「Quake」のMODとしてアマチュア制作者達の手によって作られた,「Team Fortress」の続編だが,前作とは打って変わったアニメ調のコミカルなグラフィックスを特徴とするマルチプレイFPS。先頃開催されたGames Convention 2007ではプレイアブル展示が行われていたが,見かけの雰囲気とはやや異なったシビアな撃ち合いを見せるグラフィックスや,多数のガジェットとそれぞれ特技を持ったクラスを使いこなす戦略性を要求されるゲーム性が印象的だった。詳しくは「こちら」に掲載した記事などを参照してほしいが,このチームフォートレス2もヒットするポテンシャルを十分に持つ期待作といえるだろう。
また「ポータル」は,簡単に説明するのがちょっと難しいパズルゲームで,壁や天井に自由に穴を開けられるポータルデバイス(グラビティガンの機能も持っている)を使って先へ先へと進んでいくというもの。「こちら」などに掲載した記事からも分かるような,あまり前例のないユニークなゲーム性と,Sourceエンジンによって描かれる無機質なステージが魅力のタイトルだ。ハマる人はけっこうハマってしまうかもしれない。
こうしたゲームをワンパックにしたお得なオレンジボックス。大作FPSラッシュが予想されるこの秋の目玉の一つであることは間違いない。
- 関連タイトル:
ハーフライフ2 オレンジボックス
- 関連タイトル:
ハーフライフ2 エピソードパック【日本語版】
- 関連タイトル:
ポータル【日本語版】
- 関連タイトル:
Team Fortress 2
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