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[GC 2008#20]見るたびに新しい発見がある“ロールプレイング・シューティング”の「Borderlands」
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印刷2008/08/22 15:31

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[GC 2008#20]見るたびに新しい発見がある“ロールプレイング・シューティング”の「Borderlands」

 2K Games/Rockstar Games商用ブースの奥深く,「Borderlands」専用ルームで行われたデモは,そのセッションが始まった途端にどんなものになるのかすぐに分かった。ファイル名に「E3 Demo」とあったように,先月開催されたE3 Media & Business Summit 08で行われたものと,まったく同じ内容だったのである。

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 ファイルを「GC Demo」に書き換える暇もないくらい,Gearbox Softwareのスタッフが開発を進めているのなら,我々としてもむしろ喜ばしい。前回の取材では触れていない部分も少なくないはずで,Borderlandsに関してはまだまだ公開されていない情報も多そうだ。それほど壮大なゲームに仕上がりつつあるのである。

 まず,E3 2008での取材のときに,「Mordecaiというハンタークラス」と書いたが,これは訂正しておく必要がある。ハンターのキャラクタークラスはハンターでしかなく,たまたま開発者がキャラクターに付けた名前がMordecaiだっただけのようだ。同様に,Lilithという女性キャラクターはサイレンのクラスであり,今回のデモでも紹介されることはなかったが,Gearbox社長のランディ・ピッチフォード(Randy Pitchford)氏によると,「本作におけるスペルキャスターのような役割」ということで,SFながらも特殊なクラスとして登場することになりそうだ。

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 Borderlandsのデモは,当然ながら前作とまったく同じ内容だ。2人のプレイヤーが出発地点でバギーに乗り込み,敵を蹴散らしたり,狂犬のようなモンスターをひき殺したり,運転と遊撃をワンタッチで変更させたりといったシーンに始まり,盗賊達の篭る炭鉱では,デモ用に用意された多数の武器を使いながら激しい銃撃戦を繰り広げ,最後はカットシーン入りで盗賊のボスが登場する。ここまで,ざっと15分程度の短いミッションである。

 前回も記述したとおり,武器の種類はさまざまなパターンの組み合わせで,総計65万種ほどになる。デモ中あまりにもとっかえひっかえするので,古い武器を次々と捨てているのかどうか聞いたところ,ピッチフォード氏は「まだ公開していない秘密の部分なのですが,ゲームではアイテムをデータ化して「デジタルデック」というデバイスに組み込んでいくのです。ほかのRPGのように街で売り払い,金銭を得ることもできます」と答えた。デジタルデックというのが具体的にどういうものかは分からないが,このへんは今後に期待したい。

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 これらの武器は手にしたとき,だいたいどのようなものか視覚的に分かるようになっている。赤い色は火炎系,青い色は電撃系の属性を持っており,そもそも形状でピストルやマシンガン,ライフルやスナイパーライフルなどの特徴がつかめる。さらにカートリッジやリボルバー,スコープやナイトビジョンスコープなどの付属品が装着されており,これらのパターンの多さでバラエティが広がるのである。例えばリボルバーの穴が三つだったり八つだったり,スコープの望遠度がモノによって異なるなど,細かい部分で微妙に銃の価値が変化していくのだ。

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画像集#008のサムネイル/[GC 2008#20]見るたびに新しい発見がある“ロールプレイング・シューティング”の「Borderlands」
 まだ,例えばロケットランチャーのような武器は紹介されたことがないし,ピッチフォードによるとバギー以外にもさまざまな乗り物が登場するらしく,そのスケールの大きさは尋常ではなさそうだ。ピッチフォード氏が,RPS(ロールプレイング・シューティング)と呼ぶBorderlandsは,2009年中の発売となっている。今後も少しずつ,新たな秘密が公開されていくことになるのだろう。それまでは,今回新しく入手した画像を堪能しておいていただきたい。
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