韓国JC Entertainment，縦シューティングMMORPG「Valkyrie Sky」のデベロッパを子会社化

　オンライン3on3バスケ「フリスタ！ -Street Basketball-」で知られる韓国のデベロッパ JC Entertainmentは4月13日，縦シューティングMMORPG「Valkyrie Sky」「ミラクルサマナー キュイ 〜黄昏のルビーと秘密の約束〜」のデベロッパ Yolim Communicationの経営権を取得したと発表した。


　JC Entertainmentは，Yolim Communicationの持ち株51％を確保したことで経営権を取得。子会社化により，Yolim Communicationが開発中のValkyrie SkyのライセンスをJC Entertainmentが持つことになった。そのため，Valkyrie Skyについては，JC Entertainmentによってグローバルパブリッシングが行われる予定とのことだ。

　JC Entertainmentは今回の件を通じて開発力を強化すると共に，独創性あるゲームラインナップを揃えることで，グローバルパブリッシング事業を強化するのが狙いだという。その一環として，JC Entertainmentが運営しているグローバルゲームポータルサイト「GameKiss」で，Valkyrie Skyがサービスされることになる。

　同作は，2007年に韓国で行われた優秀ゲーム公募展で大賞を受賞しており，キャラクターを成長させたりクエストをこなしたりといったRPG要素と，縦スクロールシューティングが融合した独特のゲーム性が注目されている作品だ。

　今回の子会社化に関して，JC EntertainmentのKim Yang Shin社長は「独創性/創造性が高いタイトルは，どんなリスクがあっても修正と補完を重ねて最後までサービスするのが我が社の戦略です。特殊なゲームを開発する会社には，今後も継続的な投資を行い，成功モデルとしていきます」とコメントしている。

　JC EntertainmentがValkyrie Skyの版権を手に入れたことで，日本でのサービスが行われるなら，同社の日本法人であるJC Globalが取り扱う可能性が高いだろう。本作に興味のある人は，今後の動向にも注目しておこう。

「Valkyrie Sky」日本語紹介ページ