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[CJ 2007#43]臭い息? お母さん召喚? ある意味派手なアイテムが満載のオンラインサッカーゲーム「蹴蹴球」
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印刷2007/07/15 23:48

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[CJ 2007#43]臭い息? お母さん召喚? ある意味派手なアイテムが満載のオンラインサッカーゲーム「蹴蹴球」

 7月14日にオンラインレースゲーム「Level-R」の中国展開を発表したJoyzone。そのブースにはチビキャラがチョコマカと動き回るサッカーゲーム「蹴蹴球」が展示されていた。
 本作はコミカルな動きのサッカー風のオンラインアクションゲームで,そのテーマは「回帰」。近所の空き地でボールを蹴って遊んでいた子供の頃を思い出そうという意味が込められている。そんなわけで,本作に登場するコートも,弄堂という古い街並みが再現されたものなどが用意されているという。“子供の頃の遊び”ということで,ボールを蹴って相手のゴールに入れて,時間内の得点を競うという以外は,とくにルールはない。ボールを持っている相手にパンチやキックをあびせ,無理やり奪うこともできる。

試合中にNPCが現れアイテムを置いていくことがる。アイテムは,相手を目眩させるアイテム,臭い息を吐くNPCを呼び寄せるアイテムなど,相手の邪魔をするにしたって突拍子もないものばかり。今回説明をしてくれた,JoyzoneのProduct Specialist Leonard Jin氏に好きなアイテムを聞いたところ,相手チーム側のお母さんを呼び寄せる「お母さん召喚」とのこと。なんでも,現れたお母さんは子供達に勉強をさせるので,その間は点を取り放題になるのだという。ちなみに,このお邪魔アイテムを持ってくるNPCは,黄健翔という中国の有名人が起用されている。黄氏は中国版セルジオ越後的な人で辛口サッカー解説/コメンテーターだ。

JoyzoneのProduct Specialist Leonard Jin氏
 対戦方法は1対1,2対2,3対3の三つあり。いずれもキーパーはNPCで,プレイヤーはフィールドプレイヤーを操作することになる。キャラクターには成長要素があり,試合後にもらえる「星点」を経験値,装備品に振り分けられる。経験値は,一定の量が溜まるとレベルが上がってキャラクターの基本能力がアップ。装備品に振り分けるとアイテムの性能が上がるという。
 7月26日にはオープンβテストが始まり,ビジネスモデルはアイテム課金制が予定されている。有料アイテムには自分のキャラクターの外見を変えるようなものが用意されるので,ゲームバランスには影響がでないようだ。

 なお,本作の開発を行っているのは日本のトーセ。同社は,いままでに携わったゲームが1000を超えるという開発会社で,1993年に上海,2001年に杭州に開発スタジオを設け,古くから中国企業とのかかわりをもっている。アウトソーシング先として利用されることが多く,ゲームの表にその名前が出てくることは少ないが,任天堂の「伝説のスタフィー」シリーズなどを開発した経験もある会社だ。
 Joyzoneはゲームポット以外にも,セガと協力して「CTRacer」を中国展開させるなど,日本企業との関わりが強い。中国での評判がよければ逆輸入され,日本でもお母さんを召喚できる日がくる……のかもしれない。(noguchi)


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