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[E3 2007#33]「Halo 3」,戦いのすべてを保存して隅から隅までじっくり見られるセーブドフィルム
このHalo 3,E3 Summit 2007でも展示されており,30分ずつという短い時間ながらメディア向けの合同説明会が行われていた。
Halo 2を2年半待たされたPCゲーマーにとっては,Halo 3の情報など鬼が笑うような話かもしれないが,まぁいずれはPCにもやってくるんだろうし……ってことで,簡単にお伝えしておこう。
続いて同じくBungie StudiosのFrank O'connor氏にバトンタッチし,セーブドフィルムという新機能の解説が行われた。
従来のリプレイデータは,そのデータを記録したプレイヤーの視点で,プレイしたときの時間スケールそのままに再生していた。録画したビデオを,そのまま再生したような感じだ。
しかしセーブドフィルムの場合,その1ゲームそのもののデータを保存,再生できるので,プレイヤーが見た映像とは関係なく,自由な視点で再生可能だ。別キャラクターの視点で戦いを振り返ることも,高い位置からの俯瞰視点で全体の動きを把握することもできる。
言うなれば“拡張版リプレイ”ともいうべきシステムで,つまりはバトルフィールドシリーズのバトルレコーダーなどと同様だ。
なお,ビデオやDVDのように,自由に早送りや巻き戻し,一時停止,そしてスロー再生などができるとのこと。
とまぁ,PCのFPSゲーマーにとっては,それほど驚くべき新機能ではないが,あえて特徴を挙げるとしたら,今ブームになりつつある,「ユーザー生成コンテンツの共有」という要素を,非常に意識した内容になっている点だろうか。
O'connor氏がセーブドフィルムの中で一番気に入っているフィーチャーは,「Take Screenshot」という機能。スクリーンショットを撮影でき,Xbox 360に自動的にセーブされる,というのは当然として,さらにbungie.netにアップロードすれば,サイトを通じてほかのプレイヤーとも共有できるという。
またもちろん,セーブドフィルム自体のデータも,bungie.netやXbox LIVEを通じて,ほかの人と共有できる。ちなみにこのデモンストレーション(Halo 3で最も広い「サンドトラップ」というマップでチームスレイヤーをプレイ)で使用していたデータは,5分程度の内容で,約6MBとのことだった。
そのほか,セーブドフィルムとは関係ないが,アーマーパーミュテーションズという新フィーチャーも紹介された。これはアーマーの肩や胸,頭などの各パーツをカスタマイズできるもので,詳細は不明なものの,やはりほかのプレイヤーと共有できそうな気配だ。
なおXbox 360版のHalo 3は,日本では9月27日に7140円(税込)で発売予定。PC版はアナウンスされていないが,ぜひ今度はもう少し早く移植していただきたいなぁ,と思う次第である。(Iwahama)
- 関連タイトル:
Halo 3
- 関連タイトル:
Microsoft Halo 2 for Windows Vista 日本語版
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