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[CJ 2007#17]多彩な騎乗生物がウリという中国産MMORPG「風火之旅」がプレイアブル出展
本作は,中国で現在クローズドβテスト中のタイトルで,北京Lingo Softにより開発されたものだ。その大きな特徴の一つは,間違いなく騎乗できる生物の種類の豊富さだろう。その数,実に40種類(公式サイトでは,25種と書かれているようだが)で,そのすべてが違う容姿となっているという。普通の馬をはじめ,ブース前の看板にもなっている大きなライオン,果ては中国の伝説上の生物,麒麟にも騎乗できる。騎乗生物のなかには,スキルで召喚できるものもいるとのこと。
また,ミッションによっては,クリアするために必要となる騎乗生物もいたり,騎乗した状態での攻撃が用意されていたり,“騎乗の成長システム”によって騎乗生物は成長したり,細かいところまで「騎乗」することにこだわっている様子は見てとれる。
もう一つの大きな要素は,お約束のRvRだ(2勢力)。同種族間でのPvPも可能だという。Guild同士での戦闘,つまりGvGを行えるのかと尋ねたところ,現在開発中とのこと。中国では対人戦が好まれる傾向が強く,多彩な対人戦の方式はやはり需要があるのだろう。
また,アイテムは名前の“色”によって性能が変わるとのこと。具体的にいうと,白,緑,青,紫,金色の順に性能が良く,よりレアな扱いとなるようだ。アイテムの外見も変わるので,その装備の強さは一目瞭然。対人戦で目の前の相手が金色に輝く装備だった場合は,覚悟を決めるか,逃げるかしたほうが良さそうだ。
そのほか,アイテムには珠(玉)と呼ばれるアイテムを埋め込むことができ,強化することが可能になっている。この珠は,生産で合成することによってランク(色)の高いものを作れるという。
公式サイトによると本作では,モンスター/NPCのイメージはほぼすべて,中国の古代の神話や名著を参照しているという。張飛と共に戦うこともあれば,有名な妖怪である九尾の狐と戦うことも。中国の史実や妖怪文化(?)は割と日本でも馴染みのあるものが多いので,西欧ファンタジー色の強いモンスターよりも,戦いに力が入るかもしれない。
さて最後に,本作の今後の展開について聞いてみたところ,中国以外への国で展開していく計画はあるが,具体的な話はまだできないとのこと。現在は中国でのクローズドβテスト中なので,決まるとしてもまだ先の話になるだろう。(Nobu)
- 関連タイトル:
風火之旅
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