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[CJ 2007#07]倒した相手になりすますことも可能。変身が魅力の武侠MMORPG「新笑傲江湖」
「笑傲江湖」(邦題:秘曲 笑傲江湖)といえば金庸氏の代表的な武侠小説であり,新笑傲江湖もその世界を題材としている。元末明初の乱世を舞台に,それぞれの「門派」の名誉を賭けて戦う侠客達が,この作品の主人公である。ただし,あくまで背景世界がそうだということで,原作に登場した人物がNPCとして登場するようなことはない。
門派は少林派,蜀山派,五岳剣派,日月神教と四つあって,プレイヤーはまずどれに属するかを選ぶ。また,武器としては長剣,短剣,斧,拳,鈎輪の5系統が用意され,それぞれに応じたスキルが用意されている。キャラクターの職業による制限がないのがポイントで,門派と武器,スキルの組み合わせを通して,個性的なキャラクターを育てられるという。
各門派は対立関係にあって,PvPが重視されている点は,ほかの多くの武侠タイトルと共通だ。各門派の本拠地付近は,PK(Player Kill)のできない安全地帯となっている一方で,門派同士が街の支配権を争う「攻城戦」的なシステムも盛り込まれる。
試遊台ではオオカミや岩に化けたところを確認できたものの,ほかのプレイヤーのキャラクターに化ける例については見られなかったので詳細は不明ながら,「自分が殺した相手になりすまして,その相手が属していた組織に潜入する」といったプレイが実現するとのこと。なかなか油断できないギミックである。
30マップ,118地点からなる広大なプレイフィールド,トラや麒麟(ここでは想像上のそれ)が飼えるペットシステムも注目すべきだが,そもそも仮想のキャラクターを扱うオンラインゲームで,システム上公然と他プレイヤーになりすませるというのは,けっこう衝撃的だ。「天罰システム」に見られる天暢科技のトリッキーな工夫は今回も健在のようで,なによりである。
サービス開始予定は2008年の早いうち,形態は基本無料となるようだが,有料のスキルが用意されるとのことだ。(Guevarista)
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新笑傲江湖
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