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[TGS 2007#50]発売直前「DuelPod」(デュエルポッド)がバンダイナムコブースに
DuelPodとは,玩具(税込み5250円)と連動した,ブラウザベースのオンラインゲーム。手持ちのモンスターを選んでデッキを組み,ほかのプレイヤーのデッキと対戦が楽しめるという内容だ。
会員登録さえすれば,無料のオンラインゲームとしてすぐプレイできる。しかし,無料会員が保持できるモンスターが30体までなのに対し,玩具(バンダイは“デジタルギア”と呼んでいる)を購入すれば150体まで保持できるようになるほか,玩具を使わなければ手に入らないモンスターもいるなど,玩具購入者にはさまざまな特典が用意されている。
さて,玩具を使って手持ちのモンスターを増やす方法は? それは,この玩具に搭載されているカラースキャナで,さまざまな物体の「色」を読み取るだけ。RGBの三原色に分解されたカラーパターン(例:R×2,G×1,B×0)に応じて,新たなモンスターが入手できるという仕組みだ。USB経由でPCと接続するだけで,オンラインゲームとも連動させられる。
7月24日には,オンラインゲームのサービスが先行スタートしており,約2か月で登録者数は1万4000人を突破。そして9月29日(土)には,玩具が発売されることが決まっており,そこに向けたアピールがTGS 2007会場で行われていたという次第だ。
現在のところ,小学館の「月刊コロコロコミック」に取り上げられ,その号の人気投票でホビー記事としては3位を獲得したとのことで,同誌のメイン読者である小学生男子からの注目は高い模様。
だが,カラースキャナを使って万物の色を読み込み,それに応じたモンスターを入手できるというギミックは,子供心を失わない大人や,役に立つかどうかよりもガジェットとして魅力を感じかどうかを重視してしまうような大人にとっても,けっこうな魅力がある……気がする。DualPodを片手に屋外に繰り出し,目に映るすべてのモノの色を読み込んでみたいという人もいるのではないか。
また,オンラインゲームのプレイヤー(10〜12歳が大半を占めるとのこと)を対象に行ったアンケートでは,約3800人の回答者のうち約90%が,ゲームに満足をし,今後もやり続けたいとの反応を示したそうだ。
ちなみにこのアンケートによると,継続希望者のうち玩具の購入希望者は50%程度であったという。とはいえ,メインターゲットである小学生がおいそれと出せる価格ではないため,本当に50%が購入(してもらう)に至るかは未知数。
バンダイとしては,DuelPodを息の長いコンテンツに育てていきたいとのことで,今後もさまざまな商品展開を検討しているそう。筆者個人としては,玩具のカラーバリエーションが増えたりすると楽しそうな気もするが,それもこれも今後の売れ行き次第ということになりそうだ。
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