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    男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」
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    印刷2024/01/25 11:00

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    男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」

    画像集 No.001のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」

    著者近影
    画像集 No.003のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」
     どうも最近,ゲイム界隈でパクリ論争が盛り上がってますね。自分はこの件について,基本的に口を挟むつもりはありません。というのも,擁護する側の意見も分かるし,批判する側の意見も分かるからです。
     パクリ論争って,すごい難しいんですよ。何をもってしてパクリとするか。例えばゲイムの場合,キャラクターをデザインした方や著作権者が「権利を侵害された」と思ったなら,いずれ裁判になるかもしれない。そうならないなら,それはそれ。水面下で落としどころが作られることもあるだろうし。身もふたもないことを言えば,それ以上でもそれ以下でもない話なんです。
     でもまあ元ネタと思われている作品は,世界中に多くのファンがいるんで,彼ら的に思うところが出てくるのはよく分かるんです。なので,起こるべくして起こった論争なのかな,という気もします。
     一方,逆に作り手の気持ちになった場合。私が生み出したものに酷似したことをほかでやられたときには,「(裁判沙汰までにはならないというレベルであれば)せめて面白くあってほしい」と思う気がします。歴史を見てもカルチャーって,模倣で進化する部分もありますから
     ただ,作り手としては自分が一生懸命頑張って生み出したものに,第三者がタダで便乗して儲けようとしていると感じたなら,「おいおい」と思う可能性はあります。それはもう当事者にしか分からん。
     私の本業であるプロレスの世界でも,たびたび技のパクリ論争というのはちょくちょくあるわけですよ。誰々が生み出した技を,他団体の選手が別の名前を付けて使うのはけしからん! とか。これもまた難しいところで,基本技であるドロップキック一つにしてみたって,使う選手が違えば異なるインパクトを生み出すこともあるわけなんです。
     話がどんどん逸れていきそうなので戻します。何にせよ一つだけ確実に言えることは,パクリ論争で熱くなりすぎて誹謗中傷や犯行予告みたいなことになってしまうのは,絶対に違うという点です。これだけは自信を持って言えますかね。動向を見つつ,冷静に見守りたいもんです。

    画像集 No.004のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」
     で,今回なぜこんな話をしたかというと。以前,私が面白いと思った作品と似たようなゲイムを発見してしまったからです。そのタイトルの名前は「運命の英雄」。ひと言で説明すると,「Vampire Survivors」PC / Xbox Series X|S / Xbox One / iOS / Android)にインスパイアされたと思しき,“サバイバーライク”なタイトル(関連記事)。
     これがさすがに後発のゲイムだけあってね,面白いのですよ。まず選んだ職業によって攻撃方法が違うんですが,最初に職業とステージを選んだら,あとは基本的に方向キーで移動させるのみ。攻撃は一定のペースで勝手に発動します。要は,自動で繰り出される攻撃の方向を指示して,敵に当てていくって感じ。
     で,敵は倒すごとにお金やら経験値やらをドロップしていくので,それを拾ってパワーアップしていくという進行なんですね。時間が経つごとに敵がどんどん出てきて,強力になってくる。それを,時間いっぱいまで死なずに生き残るべく,操作したりパワーアップしたりするってゲイムなのです。
     正直,この説明ではイメージしづらいかもしれません。でも,遊べば一発で分かる。それぐらい簡単。簡単ではあるけど,運にも左右されるし奥は深いしで,誰でも楽しめるんじゃないかな。プレイ感覚も軽いから一回だけヤっとこうって気になる。一回のプレイ時間が短めなのもいいね。

    画像集 No.005のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」 画像集 No.006のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」

    画像集 No.007のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」
     前述のとおり「運命の英雄」は,サバイバーライクな作品なんだけど,言うなればより要素を詰め込んできた印象はあります。インスパイア系の作品って,プレイヤーが「本家のゲイムってすげえ発明だったんだな」って再確認できるような部分が必要だと,私は思ってるんです。もちろん,「本家のゲイムを超えてやる!」って気概は必要だと思うけれども。それこそ,プレイする人にとっては面白いことが何よりの正義なので。
     ただそこで,「本家のどういう部分が面白くて成り立っているのか」に対し,敬意が感じられるゲイムは好感が持てます。私個人の感覚ではあるけども。たまにあるんですよ。本家の良さを自分の色で上塗りして,結果「素直にリスペクトしとけばいいのにな」って思わされちゃう作品が。ここ,ブラッシュアップと敬意の境目になるんで判定は難しいんだけれど。そして,素人の判定ほど危ういものもないんだけど。
     なので少なくとも私達ゲイムを楽しむ側から言えるのは,「面白いゲイムを作ってください」ってことだと思うんです。そして「運命の英雄」は面白かったです。これを読んだ方にも,ぜひヤってみほしい。そして面白いと思ったなら,「Vampire Survivors」もヤってみてほしい。

    画像集 No.008のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」 画像集 No.009のサムネイル画像 / 男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第770回「インスパイア系の作品には本家への敬意が込められていてほしい」

     そんなこんなで,今週は「運命の英雄」をご紹介いたしました。面白いゲイムを見つけると得した気分になるね! そして今週は「龍が如く8」PC / PlayStation 5 / Xbox Series X|S / PlayStation 4 / Xbox One)と「不思議のダンジョン 風来のシレン6 とぐろ島探検録」が発売されます。……どうすればいいんだ私? 答えは来週のこの場所で。

    今週のハマりゲイム
    PlayStation 5:「eFootball 2024
    PlayStation 5:「龍が如く7外伝 名を消した男
    Nintendo Switch:「運命の英雄
    Nintendo Switch:「ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅
    Nintendo Switch:「上海LEGEND
    iOS:「ロードモバイル
    iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

    ■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
    ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の1月28日に東京・後楽園ホール大会「Sweet Dreams!2024」を開催します。ディーノ選手は秋山 準選手&大石真翔選手とのチーム「D・O・A(DEAD OR ALIVE)」で,KO-D6人タッグベルトの3度目の防衛戦に出場します。なお挑戦者チームである佐藤光留選手&樋口和貞選手&川村 亮選手に負けた場合,ベルトが移動するのみならず,チーム名が剥奪されます。ちなみにディーノ選手は,「大石さんは私にとって加害者。正当防衛をしなければならない。そのうえで法廷で会いたい」とのことです。
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