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    男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第660回「今年は『FIFA 22』に向き合います」
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    印刷2021/11/25 11:00

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    男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第660回「今年は『FIFA 22』に向き合います」

    画像集#001のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第660回「今年は『FIFA 22』に向き合います」

    書写近影
    画像集#006のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第660回「今年は『FIFA 22』に向き合います」
     私,プロレスラーとして活動させていただいております男色ディーノと申します。44歳ゲイレスラーとして試合をヤっておるのですが,今はどちらかと言うとダンディなアプローチで試合にコミットしております。文字ではなかなか説明しづらいので,緊急事態宣言も明けて新規感染者数も減っている今,ぜひ会場まで足をお運びくださいな。

     で,私は上記の通りプロレスラーとして活動しているんだけど,プロレスというものはショービジネスの側面もあるのよ。だから,業種としてはエンターテイメント業と言ってもいい。で,エンターテイメント業界,中でもライブ型のエンターテイメントはとくにそうなんだけど,「どの層を想定して商品を届けるか」が非常に大切になってくるのよね。
     大別すると「初めて見た人を意識するもの」と「続きものとして提供するもの」の2種類。もちろん,どちらの要素も兼ね備えることはできるけども,実はなかなか難しいのね。なぜなら,経緯を知っているほうが面白く感じるものも数多くあるから。
     初めて見る人に向けて経緯を説明できるならそれに越したことはないけども,出し物のテンポ的になるべく間を削りたい場面もあるのよね。そうした場合,どうしても初見に向けた説明が足りなくなってしまうケースが往々にしてある。そこの配分が非常に難しいのよ。
     初見を意識しすぎると実績のある表現ばかりになってしまい,同じ印象になってしまう。一方で続きものとして描きすぎると初めて見た人が置いてけぼりになってしまう。どちらも楽しめる範囲で商品を作り上げなければならない。これは何も作り手……プロレスの場合だと選手だけの問題ではなく,会場,進行,売店,スタッフなどのパッケージサービスとして問われていることだと思うんです。あとは幾ばくかの運。

     さて。前置きは終わりです。前置きを簡単にまとめると,「エンターテイメントにおいて“初見をどれくらい意識するか”は,とても配分が難しい」という話なのですが,それはこの連載にも言えることなのですよ。
     じゃあ,どれくらい意識して書いているか? 配分としては“8割初見”くらいのイメージで書いています。実際,そんなに初見さんはいないんです。でも,心構えとしてはこういう配分で。だって,たまたま初見で今回の記事に触れて,過去の記事も読んでくれるかもしれないじゃない。なので,あまり前回を引っ張った内容は避けようと思っています。
     ただ,今回はそうじゃないから困っているんです。前回は「メガトンかメガテンか」で悩んでいるって話だったんだけどね。簡単に説明すると,同日に発売された「真・女神転生V」と「メガトン級ムサシ」PlayStation 4 / Nintendo Switch」のどちらからプレイしたらいいんだ? ケツ論が出ないからとりあえず「FIFA 22」PC / PlayStation 5 / Xbox Series X / PlayStation 4 / Xbox One)をプレイした。っていう内容だったわけ。
     ただ,そのいわばオチに使わせてもらったFIFA 22が異様に面白いから困っているって話なのですよ今回は。なので,前回の「メガテンかメガトンか」論争のケツ論は出せませんでした。誰も気にしていないだろうけど,申し訳ない。

    画像集#003のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第660回「今年は『FIFA 22』に向き合います」

     で,FIFA 22の話。実は私,毎年サッカーゲイムといえば「ウイニングイレブン」シリーズをプレイしてきたのですよ。ただ,今年の秋からウイニングイレブンシリーズが「eFootball 2022」PC / PlayStation 5 / Xbox Series X / PlayStation 4 / Xbox One / iOS / Android)という形にリニューアルされたわけです。一応リリースはされたものの,本格的な始動は来年春の予定なのね。現状はただ試合をするだけのモードしかない。それはそれでいいんだけど,サッカーゲイムとしてのさまざまな要素がそろうまで,もう少し時間がかかりそうだというわけ。
     だから今年はFIFAだな,と思ってFIFA 22をプレイしたのです。すると。面白いではありませんか。いや,毎年FIFAシリーズが面白いのは知っていたんだけどね。いまひとつ向き合いきれなかったのですよ。どうしてもウイイレと操作感が違ってくるから,同時に遊ぼうとすると混乱してしまうので。
     ただ,今年はそうじゃない。故に向き合えるのです。あ,FIFAとウイイレを比べてどうって話ではないです。現状,私がFIFA 22と向き合っていて,スゲー面白く感じているってだけ。毎年思うし言うんだけど,こればっかりは好き好きだからね。どっちかを腐すのは違う。自分が好きならそれでいい。

    画像集#004のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第660回「今年は『FIFA 22』に向き合います」

     ということで,FIFA 22に関して私的オススメはキャリアモードですな。好きな選手を集めてオンラインで世界相手に対戦できるモードもあるんだけど,それはそれ。キャリアモードはいち選手になってトレーニングしながら一流選手を目指すっていうモード。これがね,テンポが良くてついつい進めちゃうのよ。
     ここ数年はサッカーゲイムではオンライン対戦ばかり遊んでいたけど,一人用のモードでここまでハマったのは久しぶり。ずっとFIFAシリーズをプレイしている人にとっては,目新しいものではないんだろうけど。
     トレーニングで操作にも慣れることができるので,私のように今年からFIFAに向き合いました勢はキャリアモードから始めると良いかもね。いや,ものすごく面白い。まだたどり着いてないけど,引退後には監督としてもプレイできる模様。もちろん最初から監督でも遊べるけども,どうせならサッカーマンとしての一生を疑似体験したいじゃない。今のところ,「メガテンメガトン」の選べなさを埋めて余りあるほどハマっております。サッカーゲイム難民はぜひ。

    画像集#002のサムネイル/男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第660回「今年は『FIFA 22』に向き合います」

     そんなわけで,今週はFIFA 22にハマりすぎてまだメガテンもメガトンもケツ論が出ていないっていうお話でした。先週と状況は同じ。来週こそは!

    今週のハマりゲイム
    PC:「METAL DOG
    PlayStation 5:「FIFA 22
    Nintendo Switch:「マーセナリーズリバース 追憶のワイルドリンクス
    iOS:「龍が如く ONLINE
    iOS:「今三国志
    iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

    ■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
    男色“ダンディ”ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,今週末の11月28日に千葉・君津・AQUASTUDIO大会「大和ヒロシ凱旋!ノリノリ海苔の凱旋ツアー in 君津2021」を開催します。ディーノ選手は,飯野“セクシー”雄貴選手とのタッグで,吉村直巳選手&高鹿佑也選手と対戦します。「若者達をフェロモン漬けにしたうえで,海苔を巻く」とのことです。
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