連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第386回「神になります」
繰り返します。私,4Gamer代表として出ます。私が代表するということは,その瞬間は私こそが4Gamerです。私のひと言がつまりは4Gamerのひと言です。なので,ここで優勝したらそのドサクサで4Gamerを4Gaymerに変えてやる! フハハハハ!
……え? そんなことにはなるわけない? ゲイムのメディア大会の結果でメディアの名前が変わるはずなんてない? いやいや,「カルドセプト」シリーズって,そういうゲイムだから,十分あり得る話よ。
そもそもこのゲイムってね,ものすごく壮大なストーリーが用意されているのよ。メチャクチャ大ざっぱに言うと,神が宇宙を作って,一方で悪い神が宇宙を支配しようとして,その企みを神が遣わした主人公が防ぐっていう。カードを使ったボードゲイムなんだけど,ストーリー上の戦いはすべてこのカードバトルで行われるのね。で,その結果によって宇宙の動向が決まるという。
そんな,宇宙の命運を決めるようなゲイムの大会であるということは,そのメディアエキシビションマッチの結果によって4Gamerのサイト名に影響が生じてもおかしくないと私は思うのよ。むしろそのくらいで済むなら良いのでは? と思うくらい。
なので,新しい世界というか4Gamerの神になります。優勝して。
まず,今作はストーリーが一新されているのね。ただ,さっき言った大ざっぱなストーリーは同じ。今回も宇宙を救うことにはなる。けど,前作までとは違うストーリーでもある。この辺は凄いわよね。ベタなんだけど,結局は壮大。突っ込みどころはあるけど,破たんはしていない。キャラクターも立ってる。自然に前作のキャラクターも出てくる。これ,簡単なようで難しいからね。こちらもお楽しみに。
で,肝心のゲイムの中身についても,気付いた点をいくつか。前提として,オンライン対戦を重視した作り方になっている気がするわ。どういうことかというとね,とにかくテンポがいいの。ダイスが二つになったからかもしれないし,クリーチャーの能力が少しずつ底上げされてるっぽいからかもしれない。じっくりと土地を育てるというよりも,殴り合え,土地を取り合えといったメッセージが,ゲイムに込められてる気がしたわ。あ,あくまでプレイして私が勝手に感じたことね。
ただ傾向として,従来作に比べて土地が全部クリーチャーで埋まらないうちに目標魔力に達するケースが多いわね。地盤づくりから仕掛けどころに切り替えるタイミングをちょっと前倒しにしないと,けっこうすぐに目標魔力に達するイメージ。
あとは,隣の土地支援(攻撃力+10)がなくなっているのもポイント。その分,アイテムの重要性が増してる印象よ。それと,ピンチを作るという意味なんだろうけど,恐ろしいスペルが増えているわ。例えば,配置されたクリーチャーを手元に返す系のスペル。これがあることで,育てた土地が中立化されるという,涙目展開が増えるのよ。言い方を変えると,一発逆転があるってこと。
ね,オンライン対戦向きでしょ? メディアエキシビションマッチの前に私の戦略をここで明かしちゃうのもアレだけど,ひょっとしたら扱う属性を偏らせたほうが効果的なのかもしれないわね。まあもちろん,相手のデッキの組み方にもよるけどね。
ともあれ,ひとまずは基本的には攻撃してなんぼな気はする。その中で,どれだけのバランスで攻撃的に行くか。何種類かのデッキを用意しておいたほうが良さそうね。メディアエキシビションマッチのときにどうするかはまだ迷い中だけど。
そしてもう一つ,今までとの大きな違いを述べておかなければならないわ。それは,カードの入手方法。今までだと1ステージが終わったら何枚か入手できたんだけど,今回はゲイム内通貨で購入する方式に変わったわ。なので,何を手に入れられるかは完全に運。
例えばクリーチャーに特化したパックだったり,アイテムやスキルに特化したパックだったり,属性に特化したパックだったりと,いろんなパックが販売されているんだけど,ゲイムの進行に応じて販売されるパックの種類が増えていくのね。だから,デッキを充実させるためにも,クエストをこなしていくのがスタンダードな進め方になるわね。サブクエストを含めると,やたらクエスト数が多いので,やりがいもあるわ。
ざっと言える範囲での変更点は,こんなところかしら。細かく言えばもっとあるのよ。今までは手札を多く持ちすぎてしまった場合,ターンの最初にカードを引いた時点で捨てなきゃいけなかったのが,今作ではターンの最後になったとか,今までは東西南北を集めて城に戻っていたのが今回は城という概念がなくなって東西南北の塔を通過するだけでよくなったとか,クリーチャーの特殊能力が「秘術」ってコマンドに変わって使いやすくなったとか,ほんといろいろあるの。
ただ,全体的な印象としては,とにかくテンポが良くなった。これに尽きるんじゃないかしら。繰り返し遊ぶゲイムだから,テンポがいいってことは,それだけで素晴らしいわよね。
あ! 今回ならではの要素を忘れてた! ブリードカードっていう,簡単に言えばカードを育てる要素ね。ストーリーのあるタイミングで入手できるブリードカードを,自分で育てていくっていう要素。伸ばす能力に関しては,カードと同じくゲイム内で購入しなきゃいけないんだけど,それだけではダメで,弱いうちからデッキに組みこまなきゃいけないのね。だから,カードを育てるためにもクエストを数多くこなさなきゃいけない。これも,プレイヤーによって個性が出そうね。ヤり込み要素としては斬新なのではなかろうかと思うわけです。
こんな感じですよカルドセプト リボルトは。ひとまず今は発売前にここまで遊ぶことができて,この連載をヤってきて良かったなって思っているわ。ええ,感謝してますよ4Gamerには。
このご恩はね,今回の大会で優勝して4Gamerを4Gaymerとして生まれ変わらせます! 注目しててください! 私が新しい世界の神だ! カルドセプト リボルトにはそれほどの力が眠っておるのだ! フハハハハ! また来週!
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「グランドエイジ メディーバル」「ウイニングイレブン 2016」
PlayStation 3:特殊なDVD ※死亡確認→復活予定
PlayStation Vita:「実況パワフルプロ野球2016」
PSP:「サモンナイト5」
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)」
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」
ニンテンドー3DS:「逆転裁判6」
Xbox 360:「剣の街の異邦人 〜白の王宮〜」
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- 関連タイトル:
カルドセプト リボルト
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