連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第359回「勢い」
いくらゲイムがうまかろうが,現実世界で取り立てて得をするなんてことは,基本的にはないわ。ゲイムの世界でレアなアイテムをゲットしたところで,現実世界で所得が増えるなんてことはない。ヘタしたら減ってるぐらい。
ゲイムに興味のない人からしてみたら,なぜお金を払ってまでそんな不毛なことに時間を費やすんだ? という疑問もあろう。しかし!<効果音> ゲイマーにとってみたら! そんなことはまったくもって,どうでもいいことなのだ! なぜなら! ゲイマーにとってのゲイムは不毛ではないからだ!<効果音>
現実世界にフィードバックできる趣味じゃなければ不毛というのであれば,世の中の趣味のほとんどは不毛ということになる。ゴルフでいい成績を収めたからなんだ? カラオケでみんなと歌ったからといって世の中の何が変わる? これはゴルフとかカラオケを否定してるわけじゃない! 趣味はだいたいにおいて不毛だってことが言いたいのだ!
そもそも! 現実世界から気分転換をするために趣味が必要なんじゃないか! 不毛でけっこう! むしろ趣味に意味なんか持たせるな!<爆発音>
だから! ゲイムをプレイするのは無駄だけど無駄じゃない。何より楽しいじゃないか! 我々は楽しい時間に金を払っているんだ!<効果音>
ゲイムを作る人の熱い思い! そして,ゲイムをプレイしたい人の熱い思い! その熱が交差しているからこそゲイムはなくならないし,代表的な趣味であり続けるのだ!<効果音> ソースは私だ! 具体的で論理的な理由なんてない!<効果音>
しかし! 作り手の楽しませたい気持ちを感じたい,そしてプレイヤーとして楽しみながらその気持ちを受け取りたい,そういう人がここに少なくとも一人は存在している! だから私はプレイしてみたいゲイムがある限り,ゲイムを愛し続けるのだ!<爆発音 大>
私はプロレスを仕事にしている。こう言うと特殊な仕事で一般人とは違う的な特別感があるけど,そんなことはない。収入はおそらく同い年の男性サラリーマンと同じ程度,当然ボーナスなどはないし,怪我なんてしてしまえば収入はなくなってしまう。
かといって,この仕事を辞めてみたところで,元プロレスラーという肩書きが履歴書的にプラスになるようなことはあまりない。要は,つぶしがきかない。
そして何より,戦えば戦うだけ怪我や身体を痛めるリスクは高い。命にかかわることだってある。仕事としては非効率だ。さっき収入は同年代と同じくらいって言ったけど,ぶっちゃけ私はいいほうで,バイトをしながらプロレスしてる人だっていくらでもいる。
プロレスをまったく見ない,知らない人は,じゃあなぜその仕事をしているのか? という疑問を持つことだろう。しかし!<効果音> そんなの理屈じゃねえんだよ!<爆発音> 自分が戦うことで喜んでくれる人達がいる! 笑ってくれる人達がいる!<効果音> 一方で,怒る人だっている! 嫌われることだってある! 怪我することだってある! だけども! 私達の戦いを見るのを楽しみにしてくれてる人達がいる! それこそが私達をリングに向かわせてるんだ!<爆発音>
そこに理屈はねえ! もちろんビジネスだから,お金を稼げるかどうかは重要だ! 将来的にプロレスラーを目指す人を増やすためにも,仕事として儲かるに越したことはねえ! そこは正論だ!<効果音> しかし! 我々を動かしている原動力自体はそこじゃねえんだ! 気持ちだよ! 戦いたい熱い気持ち! そしてそれを見て一喜一憂してくれる人の熱い気持ち! そこの気持ちと気持ちの交差点に立ち会いたいから,我々はリングに向かうんだ!<爆発音>
考えてみてくれ! 昔から,プロレスにハマってる人っているだろ? 普通の趣味以上にハマってる人,いるだろ? なぜそこまでハマるのか。それは!<効果音> ハマるだけの何かがあるのだ!<爆発音>
別に,プロレスにハマれ,とは言わない! そういう人がそこそこの数いるって事実だけは認めてもいいんじゃないか? それだけの熱が,プロレスにはあるんだ!<効果音> だから私もプロレスをヤってるんだ! プロレスを見てくれる人がいるんだ!<爆発音 大>
ただ,このゲイムならではの要素として,とにかく勢いがあるってことは言っておきたい。ゲイム内ではね,言っていることが正しいほうが勝つわけじゃないの。上記の私の意見がすべて正しいわけではないように。でも,信念を持って勢いで語って押し切る感じ。
一応,ネット中継風の戦いの場だから,視聴者を味方に付ければ勝利っていうことになってはいるのね。「相手を炎上させてフォロワー数を稼いだほうの勝ち」という切り口のゲイムだから,ここだけ見ればクレイジーゲイムなのかなって印象を受けるかもしれない。ネットスラングやらネット文化やらもふんだんに盛り込まれてるしね。
でも,実はけっこうロジカルなゲイムでもあるのよね。ただ勢いがあればいいわけではなく,相手の嘘を暴かなければならない。だから,やはりゲイム運びだけでなくゲイム性としても前述のようなゲイムの系譜に連なると言ってもいいでしょうね。
で,面白いかどうかで言えば,ちゃんと面白い。やっぱ,勢いがあるっていうのは武器よね。現実とはかけ離れた世界を描いてはいるけど,ちゃんと想像で補えたり,こういうもんだなって割り切れたりもする。そこら辺の目立たない作り込みもできていて,けっこうすごいと思うわ。
気楽にこのゲイムをプレイする分にはゲイムが発する勢いを楽しめばいいし,メッセージ性を感じたければ随所に散りばめられたクリエイターの思想というか毒を感じればいい。意外と……と言ったら失礼かもしれないけど,パッと見の印象よりは懐の深い作品だと思うわ。
オススメできるタイトルよ。アドベンチャーが好きならばというか,苦手ではなければぜひ。
いや,先週「モンスターハンタークロス」を買ったって話をしてたんだけど,今週はとにかくネットハイが面白くてねー。まだ手を付けられていないという現実がね。一緒にプレイする友達もいないし。でも,ちゃんとヤります! ヤりますから! ネコとしてプレイできるって聞いたら,ね。まあ,ひとまず今週はこんな感じで。
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 4:「ディアブロ III リーパー オブ ソウルズ アルティメット イービル エディション」「ウイニングイレブン 2016」
PlayStation 3:特殊なDVD ※死亡確認→復活予定
PlayStation Vita:「ネットハイ」
PSP:「サモンナイト5」
Wii U:「Splatoon(スプラトゥーン)」
Wii:「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」
ニンテンドー3DS:「プロ野球 ファミスタ リターンズ」
Xbox 360:「剣の街の異邦人 〜白の王宮〜」
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