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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第158回「米国ゲイムショップ事情」
えー,試合をしに自由の国アメリカにイってくるという,とてもプロレスラーらしい一週間を送った男色ディーノですよ。ちなみに,都合5人のアメリカ人とキスしてきたわよ。大丈夫! キスに関しては日本人はアメリカ人に負けてない! 日本人が負けているのは,キスに至るまでの雰囲気作り! ギャー! そっちのほうが絶対重要!
日本男児の皆さん,キスは技術ではないのです。「キスしたい」,もしくは「キスされてもいい」,最悪は「キスさせなきゃやばい」と思わせることが重要なのです。それが上手いと,なぜだかキス上手の称号が与えられるのであります。
というわけでキス談議はそこそこに,今週はアメリカのゲイム事情について講釈を垂れようではありませんか! と言っても,そこは私のヤることだから,別にアメリカのビッグなゲームスタジオがビッグなタイトルをビッグヒットさせてビッグなマネーを稼いでるぜ? 的な話ではなく。単に,余った時間で行ったショッピングモール内のとあるゲイムショップで見つけた不思議タイトルについて,ぼんやりと思ったことを綴るだけなんだけどね。
あ,あくまで私が見て感じたことであって,真偽を店員さんに聞くなんてイングリッシュスキルは持ち合わせてないから,事実と違うことがあっても怒らないように! ちなみに,どの店員さんもタトゥーが入っててマッチョで無駄に強そうだったことを付け加えておくわ。ボタン押すのにそんな筋力いらねえよ!
というわけで,最初に目についたのが(1)の写真。やっぱポケモンですよ。これだけWii,Wii言っておきながら真っ先にDS用ソフトを気にしてしまったのはご愛敬。やっぱこの店でも,ポケモンを推していたわね。“ポケモン海外でも日本並みに人気説”は本当だったわ。
続きまして(2),「Petz Nursery 2」。「nintendogs」みたいなものだと思うんだけど,注目すべきは写真の左側。こ,これはまさか……トラ? もしくはライオン? か,飼わねえ。というか飼えねえ。確かにネコ科ではあるけど……。いくらゲイム内とはいえ,肉食獣を飼えるとはさすが自由の国アメリカ。若干自由が過ぎてるけどな。
そして(3),ニンテンドーDS版の「影之伝説 −THE LEGEND OF KAGE 2−」。まあこれはいいのよ。「THE LEGEND OF KAGE」ではなく,日本語を大きく表記したままなのにちょっと驚いただけで。
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問題は(4)(5)の「NINJA REFLEX」。これは,何なんでしょうね? パッケージの表は普通なんだけど,パッケージ裏を見るに,どうにもチャイニーズテイストが漂ってるのよ。アジアひとまとめというか。たぶんアクションだとは思うんだけど,Wiiでどのように忍者アクションにクンフーアクションを混ぜて再現してるのか気になるところ(※日本でも「ニンジャ・リフレックス」というタイトルで,2008年3月にエレクトロニック・アーツから発売された)。
でも,ですよ! まあ和中折中とはいえ,ここまでは日本という国が勘違いされているだけ。しかし,ここからはやっぱり日本とアメリカでは文化が違うんだということを痛感させられるタイトルが続出します。
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それがこれ,(6)(7)の「Cabela's Big Game Hunter」。狩りですよ狩り。カリゲイム。これは動物になって動物を狩るのか,それとも狩人になって動物を狩るのか定かではございません。この時点では。しかし! その疑問は,あるグッズの発見によって解ケツするに至りました。
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その答えとなるグッズが(8)です。ライフル型コントローラー。これは,日本の発想ではないゲイムおよびコントローラーで,完全に銃社会のそれです。でも,ちょっと面白そうなのはなぜでしょうか。プレイヤーの死に様がコミカルであれば,現代のカラテカにはなれそうな匂いのするゲイムだと私は思いましたよ。それにしても,どの道ライフル型コントローラーって汎用性が望めないアイテムですがね。
ハイ続きまして(9)(10)。こちらもアメリカの文化をモロに反映したゲイムですね。「OUT OF THE CHUTE」。PlayStation 2用ソフトではあるんですが,おそらくロデオのゲイム。日本人だと,ロデオをゲイムにしようとは考えないですからね。これもアメリカの文化がゲイム化に至らしめたのでしょう。
ただ,先ほどのタイトルとは違って,こちらには特殊コントローラーがございません。あったらあったでビビるんですが。おそらくコストが異様にかかるうえに,あればもはやそれはダイエット商品になってしまうことから,専用コントローラーの存在は無いと予想しました。
となると,ロデオのだいご味が一気に失われてしまうことになります。だいご味つってもロデオをヤったことはないけど。せいぜいデュアルショックの振動に対応してるくらい? もし振動に対応してなかったらぞっとするのですが,これはこれで怖いもの見たさでプレイしてみたい気はします。でも,どちらかというと家庭用ゲイムではなくゲイムセンター向けなんじゃ? という気持ちは拭えません。
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さて,今度はアメリカの文化を見せつけられたってわけではないんだけど,同じくPS2用「チュウリップ」が(11)と(12)。もちろん,日本でも有名な作品ね。ただ感じたのは,タイトル表記による印象の違い。英語表記のみの「Chu lip」のほうがニュアンスが伝わりやすいのかなーと。
パッと見ても,しばらくチュウリップだって気付かなかったもん。で,パッケージ裏を見て「あ,これチュウリップだ」って気付いたわけ。にしても,この制服と学帽に白いカバンをたすき掛けしたキャラクターって,アメリカ人からはどう見えるのかしら?
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そんなこんなでPlayStation 3コーナーに移動して,気になったのは「真・三國無双6」(11),そしてたぶん「真・三國無双6 猛将伝」(12)。7じゃなくて6ね。真・三國無双シリーズのゲイム性って,何となくアメリカ国民の嗜好にも合ってそうな気はするんだけど,根本的な疑問があるの。アメリカ人に,「三国志」の知識があるのか? という。
真・三國無双シリーズは,三国志のアナザーストーリーというか独自の解釈をした三国志なわけであって,そもそも原作ありきのゲイムだと思うのよ。その点,アメリカでの評価っていうのはどういうものなんでしょうねえ。
ちなみに,私がプロレスの会場で売るべく持って行った横山光輝三国志風(あくまで風)の男色ディーノTシャツは,酔っぱらったアメリカ人に対して2枚も売れたわ。いや,2枚しか売れなかったというのが正常な見方なんだけど。
そもそも私は,なぜアメリカにあのTシャツを20枚近く持って行くことにしたのか,どんな勝算があってそのTシャツをトランクに詰めたのか,一週間前の自分の心境を知りたい。
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そして最後がニンテンドーDS用フィットネスソフト「Jillian Michaels' Fitness Ultimatum 2010」(13)(14)。これ,調べたところWii用もあるみたいなのね。
うん。確かにWiiっていうことであれば,フィットネスゲイムを出すのも納得できるわよ。KinectやPlayStation Moveでもきっとアリでしょうよ。……でもDSって,痩せる気ないですやん完全に。下手したらこれ,寝転がってヤっちゃうわよ? ちょっと自由が過ぎないか? そもそもこの女性は誰? 有名だったらゴメン。というか,確実に私より有名なんだろうけど。
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で,まあ,これってば「中山美穂のときめきハイスクール」みたいなもん? と思ってパッケージを手にニヤニヤしていたら!
「HONG! HONG!」
例の怖そうな店員さんがこちらを見て咳ばらいをしているではありませんか! そらそうだ。日本人が次々に商品を写メってニヤニヤしたらそら不審に思いますわな。この辺で勘弁してヤりましょうか。
しかし,それにしても凄い筋肉ね。ゲイムするのにそんなに筋肉必要かね? ゲイムショップの店員さんがどんな鍛え方をしたらそんな身体に……は! ま,まさか……Jillianさんの……だとしたら,私はとんだ思い違いをしていたのかもしれん……かつて首相が「EDAZIMAがあと10人いればアメリカは太平洋戦争で日本に負けていたであろう」との声明を出したらしいが,Jillianがあと10人いれば日本は……どうにもならんわバカモノ。
と,そんな感じで今週はアメリカのゲイム事情をお伝え……できてないよね? いつも以上にどうでも……いいわよね? ウン分かってる。でも,アメリカではついつい日本っぽいゲイムをプレイしたくて,ひたすら「俺の屍を越えてゆけ」ばっかヤってたんだもん! 新しいネタが無かったんだもん! 試合でコンクリートの場外の上に頭から落とされて,試合の記憶ないんだもん! 意識戻ったときにはケツ出してたもん! こういうこともありますわいな。
というわけで,来週は当然のように通常営業に戻ります! よって今週はこれまで! SEE YOU!
今週のハマりゲイム
(文字通りゲイムスロットにハマっているゲイム)
PlayStation 3:「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2012」
PSP:「俺の屍を越えてゆけ」
ニンテンドー3DS:「スーパーマリオ 3Dランド」
Wii:「ファミリーフィッシング」
Xbox 360:「迷宮クロスブラッド リローデッド」
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- 関連タイトル:
影之伝説 −THE LEGEND OF KAGE 2−
- 関連タイトル:
真・三國無双6
- 関連タイトル:
真・三國無双6 猛将伝
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