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9月14日発売「信長の野望・革新 パワーアップキット」最新情報,“諸勢力”とのつきあい方について
……とその前に,簡単にこれまでの情報のおさらいを。革新PKの拡張内容は,7月20日の記事でお伝えしたように,大きく分けて以下の五つ。
1・特産品との交換で獲得する「南蛮技術」
2・状況により敵にも味方にもなる「諸勢力」
3・支城を与えて武将を強化する「譜代家臣」
4・史実シナリオ2本,架空シナリオ1本,武将100人の追加
5・各種エディット機能の追加
このうち,1の南蛮技術に関しては,同記事で詳細を紹介済みだ。なので,もしかしたら予想していた人もいるかもしれないが,今回公開されたのは,2の諸勢力に関する詳細情報。その種類と相性,味方にするための方法などが明らかになったので,順番にお伝えしていこう。
■諸勢力の種類と,その相性
具体的なメリットについては後述するが,もちろんどの諸勢力も,仲良くすることで何かとプレイが有利になる。だから八方美人になりたいところだが,残念ながらそれは無理だ。諸勢力同士にはそれぞれ相性が設定されており,相性が悪い勢力二つと,同時に“協定”(詳細は後述)を結ぶことはできない。一部例外もあるが(伊賀忍者衆と甲賀忍者衆は相性が悪い,など),基本的には,以下のように各諸勢力を並べた場合,隣同士の相性が悪いという。
忍者衆←→国人衆←→寺社衆←→商人衆←→水軍衆
つまり,例えば忍者衆と協定を結んでいれば国人衆とは結べず,寺社衆と結んでいれば国人衆,商人衆のどちらとも結べない,というわけだ。
ただし,これはあくまで同じ地方内での話。地方が違えば,この相性に関係なく協定を結べる。コーエーから送られてきた資料には,関東地方の水軍衆と,近畿地方の商人衆では相性が悪くないため,同時に協定を結ぶことができるという例が挙げられていた。
その地方が今,前線なのか,それとも平穏なのかなど,状況に合わせて手を組む相手を選ぶ必要がありそうだ。
■諸勢力と協定を結ぶ方法
諸勢力に,確実に支援してもらうためには,あらかじめ協定を結んでおく必要がある。この協定の結び方は,大きく分けて二つだ。
●平和的服従(3年間有効)
まずは,読んで字のごとく,平和的な協定の結び方。嵐世記/蒼天録従来作では,目的の諸勢力に贈り物をしてご機嫌をうかがっていたが,この方法はそれに近い。味方になるよう交渉し,相手の出してきた要求(物品)に応えることで,3年間に限り支援してくれる(この間,その勢力と相性の悪い勢力とは協定を結べない)。
●軍事的服従(5年間有効)
こちらは,武力によって無理矢理協定を結ぶ方法だ。その勢力の拠点を攻撃して降伏させることで,5年間支援してくれる。こちらもこの間は,その勢力と相性の悪い勢力とは(たとえ再度武力を用いても)協定を結べない。
■各諸勢力の効果について
では,各諸勢力と協定を結ぶことで,具体的にどのようなメリットがあるのかを紹介していこう。
●忍者衆
・部隊を壊滅させたときの,退却武将の捕縛確率がアップ
・陸上を移動中の敵輸送隊を襲い,物資を奪う
・計略(扇動,偽報,流言,奇襲)の成功率を上げる
また,敵輸送隊を襲うというのも,見逃せない特徴である。この場合の“敵”というのは,その忍者衆が協定を結んでいる大名家の敵のこと。自家を敵とする忍者衆の勢力範囲内を輸送進路に選ぶと,赤い進路が表示され,襲われることが分かる。逆に,協定を結んでいる忍者衆の影響国内であれば,進路は青で表示される。物資の輸送路にあたる地域では,忍者衆と協定を結んでおくべきだろう。ただし,忍者衆がどこの国とも協定を結んでいなければ,襲われる可能性はないようだ。
●国人衆
・国人衆ユニットで敵部隊を攻撃してくれる
・一揆を発生しにくくする(通常は民忠70以下で発生するが,民忠50以下に抑制)
・支城の建設速度がアップする
前線で役に立ってくれそうなのが,この国人衆。国境付近の国人衆と協定を結んでおけば,敵城から出陣した部隊を,自動的に奇襲攻撃してくれるのだ。「織田家なら、小谷城の浅井家を攻めるときは、まずは畿内国人衆と協定を結んでから攻めるとよいでしょう」(リリースより)といったように,戦略的に協定を結んでいこう。
なお,前述した忍者衆とは相性が悪い点にもご注意。力で押すなら国人衆と,計略で国を盗るなら忍者衆と協定を結ぶ,というように使い分けが必要だ。先ほどの織田家の例で,もし浅井家がすでに畿内国人衆と協定を結んでいる場合は,甲賀忍者衆と協定を結んで,計略を多用して攻める,といった戦略を採るといいだろう。
●寺社衆
・技術コマンドの研究期間が短くなる
・浪人の登用成功率がアップ
・櫓/鉄砲櫓の攻撃力アップ
・施設「畑」「水田」の収穫増加
革新のプレイ経験者なら,この寺社衆のもつメリットに,一番惹かれたのではないだろうか。革新で攻略のキモとなる「技術」の研究期間が短くなるのは,非常に大きい効果だ。
ほかの効果も魅力的で,寺社衆と協定を結ぶことは必須……と言いたいところだが,問題は相性である。寺社衆は,国人衆,および7月20日の記事で「南蛮技術」との関連で触れた商人衆と相性が悪い。周りを敵に囲まれた序盤や,前線の地域では,国人衆と手を結びたいし,南蛮技術を優先するなら,商人衆も無視できない。
ある程度勢力が大きくなって,後方に安全な地域ができたときに,技術研究に専念する城を決め,その地域の寺社衆と協定を結ぶ,というのが一般的なプレイスタイルになるだろう。もし序盤でがんがん技術を研究したいという場合は,何かを犠牲にしなければならないわけだ。
●商人衆
・取引コマンドで“特産品”を物々交換してくれる
・施設「市」「商館」の収入増加
特産品は,革新PKの新要素である「南蛮技術」を獲得するために必要なもの。詳細は7月20日の記事を見てほしいが,南蛮技術は,革新のゲームプレイに大きな影響を与えることになりそうな要素である。
寺社衆と同じく,富国強兵を図るためにがんがん協定を結んでいきたいところだが,先ほども書いたように,その寺社衆と相性が悪い。南蛮技術の中にも,技術開発の期間を短縮するものがあるので,可能ならばうまく併用したいところだ。地域が違えば相性の問題は関係ないことを利用して,技術研究を短期間で行える体制を整えよう。
●水軍衆
・水軍衆ユニットで敵部隊を攻撃してくれる
・海上を移動中の敵輸送船を襲い,物資を奪う
・戦法「水雷」の威力アップ
・施設「魚戸」の収穫増加
また,水軍衆は海上を移動中の輸送隊を襲う。忍者衆の場合と同様に,前線から離れた地域でも,海上輸送を安全に行いたいならば,やはりその地域の水軍衆と協定を結ぶべきだ。
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今回の情報は,ここまで。また公式サイトでは,本作のプロモーションムービーが配信されているので,ぜひ確認しておこう。
さて,順番でいえば,次は「譜代家臣」に関する詳細情報が出てきそうだが,9月14日の発売日も約1か月に迫っているので,そう遠くないうちに,4Gamerでもテストプレイをする機会を得られるかもしれない。そちらの記事も,お楽しみに。(Iwahama)
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