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[SOE 07]「EverQuest II」に“Kunark”がカムバック
そのThe Ruins of Kunarkの“精神的な後継版”としての位置づけのある「Rise of Kunark」だが,新大陸は「Karnor's Castle」「Lake of Ill Omen」「Sebilis」「Cabilis」「Veeshan's Peak」,そして「Emerald Jungle」や「Skyfire Mountains」など,人気のあったオリジナル作品のゾーンの多くが復活する予定。レベルキャップは80にまで上昇し,プレイアブルな種族として「Sarnak」と「Arasai」の二つが追加される。
Rise of Kunarkでは,「Venril Sathir」に率いられたIksar軍団の侵攻により,GiantsやFroglokといった定番種族達が,一気に劣勢に追い込まれた世界となってしまっている。2006年末にリリースされた拡張パック「Echoes of Faydwer」同様,EverQuestの時代から500年にわたって中央のAntonica大陸とは断絶されていたという設定なので,Kunarkの政情もずいぶんと異なるものになってしまっているわけだ。
Sarnakの動向次第では情勢がどうにでも展開するという不安定な状況で,旧大陸からは, NectulosとCommonlandの2か所に登場するポータルからテレポートできるようになる予定だ。Norrathでの異変によって,BertoxxulousやKaranaといった神々が登場し,プレイヤーキャラクターはその加護にあずかれる。また今回から騎乗動物として,武骨なKunarkian Rhinocerosの肩にまたがっての移動も楽しめる。
どちらのスターティングポイントも,周辺には1〜20レベル程度のクエストが用意されており,プレイヤーハウジングも建設可能。つまり,ここを既存のプレイヤー達の新大陸での活動拠点にするだけでなく,新たなプレイヤー層でも楽しめるよう配慮されているのである。
Darklight Woodsにある,ダークエルフやヴァンパイアのいるNeriakという街では,デモを担当した開発者が「これまでのMMORPGでは最高のパーティクル量」と説明するほどネオン系の照明効果がアチコチで確認でき,またKunark特有の情景なども再現されているなど,昔ながらのファンをそそらせるような描写もある。
Rise of Kunarkは,これまでのシリーズを制作してきた SOEサンディエゴのデザインチームが企画したものを,SOEの台湾で開発するというシステムになっているが,そのデキは中々のもの。The Ruin of Kunarkを知っている古参のプレイヤーなら,EverQuest IIのゲームエンジンで細部にわたって描き込まれた世界に驚愕することだろう。前作では最大70万人にも達したEQファンを,Kunarkで呼び戻すことができるだろうか?(ライター:奥谷海人)
- 関連タイトル:
EverQuest II: Rise of Kunark
- 関連タイトル:
EverQuest II
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