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[TGS 2007#53]カプコンの「デビル メイ クライ 4」TGS特別バージョンのプレイレポートを掲載
コンシューマゲーム機の人気シリーズであるデビル メイ クライシリーズは,“スタイリッシュ”さを前面に押し出したアクションゲームだ。その最新作となるデビル メイ クライ 4では,大剣と大型拳銃,そして“悪魔の右腕”を持つ戦士を操り,これらの武器を使いこなしつつ戦っていくことになる。華麗な技を簡単に繰り出せるほか,タイミング良く連続的にボタンを押すことでコンボをつなげ,敵を倒すという爽快感がウリである。カメラ視点は,ある程度プレイヤーキャラクターの動きに合わせて動くものの,基本的には固定であり,これは同社のバイオハザードシリーズ(4を除く)と同様だ。
試遊台に用意されていたのは,TGS 2007バージョンの特別版で,通常のゲームの流れをプレイできる“Exterminator:殲滅”と,ボス戦が楽しめる“Executioner:断罪”のいずれかをプレイできるのだが,今回は通常のゲームプレイを選択した。
基本的には,マップ上に登場する敵モンスターを倒しつつ進む,という単純明快なルール。敵への攻撃は,銃(遠距離攻撃),大剣(近距離攻撃),悪魔の右腕(投げ技)に割り当てられたボタンを押すだけ。銃には弾数制限がないので,出現した敵を倒しまくっていくというシステムだ。
前作である「デビル メイ クライ3」までは,魔人の姿になることで攻撃力が上がるなど特殊能力が発動したが,本作での新要素となる“悪魔の右腕”は,その使い道が少々異なる。
まず,通常の戦闘時は,いわゆる“つかみ”“投げ技”としての攻撃手段となる。ザコ敵はもちろん,巨大なボス敵を投げ飛ばしたりできるので,技が決まると非常に気持ちがいい。もう一つ,悪魔の右腕は攻撃だけでなく移動手段としての役割も担う。特定の場所で悪魔の右腕を使うと,フックショットのように,ジャンプなどでも移動できない場所に一気に飛び移ることができる。
……と,一通り操作方法を体験したところでタイムアップとなってしまった。今回プレイしたのはあくまでもゲームの序盤に相当するもの。従来シリーズでは,簡単にコンボを繋げられる爽快感とともに,その難度の高さにも定評があっただけに,本作でもその難度でいかにバランスを取るかが重要になってくるだろう。とはいえ,筆者は原稿を書いている今でももっとプレイしたいと感じたので,アクションゲーム好きなら期待していい作品になる可能性は高いように思う。PS3とXbox 360だけでなく,一刻も早いPC版の発売日決定の知らせを聞きたいものである。
- 関連タイトル:
デビル メイ クライ 4
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