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この土日は体験版で新作を開拓しよう! 日本語で快適に遊べる「Steam Next Fest」2023年10月エディションの体験版6本をピックアップ!
「Steam Next Fest」の2023年10月エディションが本日スタート。期待作の体験版が公開,自分に合った新作を見つけよう
Valveは本日(2023年10月10日),PCゲームのデジタル配信サービス「Steam」で,オンラインイベント「Steam Next Fest October 2023 Edition」を開始した。期間中は,新作タイトルの体験版や,開発者がゲームをプレイしながら紹介するライブストリーミングなどが実施される。
4Gamerでも体験版公開のニュース記事を複数掲載しており,そろそろPCゲームファンにとってはお馴染みのイベントとなりつつある。以前から情報が紹介されてきた期待作も多く,どのゲームを遊ぼうか悩んでいる人も多いことだろう。
しかし,本編が日本語に対応する予定があっても「体験版は英語だけです」といった例も少なくない。期待に胸を躍らせてダウンロードしたものの,日本語がなくて遊べなかった……。という状況は案外心に来るものだ。
そこで今回は,イベントのスタートと同時に遊びまくった体験版の中から,日本語で快適に遊べたタイトルをピックアップして紹介していく。特に人気の高いタイトルよりも,意外性の強い「これは!」という作品を主に取り上げたので,この土日を使って新しいゲームを発見したい人は,ぜひ参考にしてほしい。
「Steam Next Fest October 2023 Edition」
特設ページ
Make Way
参加プレイヤーがコースのパーツやギミックを持ち寄り,みんなで走るコースを作りあげる最大4人プレイのパーティーレースゲーム。プレイヤー全員でステージを構築する人気タイトル「Ultimate Chicken Horse」をレースゲームにしたようなイメージだ。
ルールはシンプルで,生き残った状態で走り続けるほど多くのポイントを獲得できる。車体をぶつけて敵をギミックにねじ込んだり,拾ったアイテムを叩きつけたりしながら生き残りを目指そう。カメラは常に先頭に追従し,ちょっとでもフレームアウトすると脱落判定となるため,妨害に構わず走り抜けるのもアリだ。
コースが一定距離まで伸びると自動的にチェックポイントが配置され,誰かがチェックポイントを通過すると全員が復活する。チェックポイントはかなり細かく設置されるので,やられても暇な時間がほとんど発生しないのは嬉しいところ。
とにかく展開がスピーディなので,多人数でワイワイ遊べる作品を探している人にはもってこいの1本だ。ギミックやゲームモードは,何度か遊んで経験値を得ることでアンロックされるので,インストールしたらCPU入りレースを軽く遊んでみよう。
Laika: Aged Through Blood
荒野と化したポスト・アポカリプス世界を舞台に,バイクで駆ける1匹のコヨーテとなって戦うアクションゲーム。スタイリッシュなバイクアクションと,広大なマップを旅するメトロイドヴァニアを組み合わせた“モーターヴァニア”を謳う作品だ。
主人公のライカは常にバイクに搭乗しており,体重移動を駆使することでさまざまな地形を高速で走り抜けられる。また,敵の銃撃をバイクで受け止めたり,エイム中はスローになる射撃で敵を撃破したりと,本作独自のアクロバティックなアクションを楽しめる。
ただし,実際に遊んでみると本作の操作はかなり難しい。ゲーム開始時点では攻撃を一撃でも受けると即死で,体重移動を失敗してクラッシュしても即死なので,最初は普通にマップを移動するだけでも死にまくることになった。
そのかわり,マップの各所にはセーブポイントが設定されており,死んでしまっても一瞬で復活できる。システムを使いこなすと超カッコいいバトルを展開できるので,めげずに何度もトライしよう。やりがいのある高難度アクションを求めている人は,ぜひ本作に挑戦してほしい。
Jusant
雲に突き刺さるようにそびえ立つ,巨大な「塔」の登頂を目指すアクションパズルゲーム。多彩な登攀具(クライミングギア)を使いこなし,一見すると断崖に見える壁を乗り越えていこう。
本作の大きな特徴は[LT]と[RT]を,それぞれ左手と右手に対応させた操作システムだ。左スティックで掴めるポイントを探し,[LT][RT]のいずれかをホールドすれば体重を支えられる。その状態で左スティックを動かし,空いた方の手で新たな手掛かりを掴んで,少しずつ上へ上へと登っていくのだ。
ただし,主人公にはスタミナが設定されていて,力技で登り続けていると滑落してしまう。ある程度安定した場所で休憩をとったり,ハーケン(楔)を打ち込んで体を固定したりして,定期的に安全を確保しよう。
今回の体験版の中だけでも,オーバーハング気味の危険な岸壁に挑むシーンや,ハーケンに接続したロープを使って壁を走るシーンなど,本作ならではのアクションを体験できる。
塔の各所には生活の痕跡が残っており,かつての住民のものと思われるメモ書きなども読める。この塔がどんな存在で,主人公の少年がなぜ塔に挑むのか,謎多い遺跡を探検するロマンも本作の魅力の1つだ。
Cobalt Core
昨今ではお馴染みとなったデッキ構築型カードゲームに“縦軸”の概念を取り入れた,独特なバトルシステムが特徴の新作SFローグライク。射線を見切って宇宙船を移動させ,弱点部位を撃ち抜く,シンプルながら奥深いバトルを楽しめる。
本作の宇宙船は複数のブロックで構成されており,攻撃は「砲門」が存在するブロックから一直線に発射される。射撃は射線上に敵船が存在しなければヒットしないので,効果的に攻撃を当てられる位置取りを考えよう。
こちらのターンでは,敵が次に攻撃を発射する砲門と,それぞれの砲門が出力するダメージが提示される。攻撃を受け止める障害物(アステロイドなど)などを活用して,こちらの被害を減らす工夫をするのも大切だ。
宇宙船には3人のクルーが搭乗しており,クルーの組み合わせによって得意とする戦術が異なる。今回は3人しか使用できなかったが,製品版ではクルーの組み合わせを変えられるようになるようだ。
難度NORMALはそれほど難しくなく,日本語訳もしっかりしているので,デッキ構築ローグライクの入り口として丁度いい作品かもしれない。HARDモードではプレイヤー側のコックピットが弱点になり,それなりに難度が上っているので,同ジャンルの作品を多く遊んでいる人は挑戦してみよう。
Paper Trail
さまざまな絵柄が描かれた“紙”で構成された世界を冒険する,見下ろし視点のパズルアドベンチャーゲーム。ステージを構成する紙をめくったり,折りたたんだりすることで,道を切り開いていこう。
マップとなる紙は,いつでも端っこを掴んで折りたたむことができる。表面と裏面にはまったく異なる絵柄が描かれており,うまく位置を合わせることで,新たな道を作れるのだ。
絵柄を合わせてオブジェクトを完成させることで通行可能になる場面や,パーツを組み合わせることでギミックを成立させられる場面などもある。主人公がいる位置は折ることができないので,それぞれの絵柄と位置取りをよく確認して折り方を考えよう。
操作面でやや不安があったのだが,実際に遊んでみるとマウスでもコントローラでも快適に楽しめた。現在いる紙の裏面はいつでも参照できるので,じっくりとパズルを解くことに集中できる。
美しいアートワークと,落ち着きのある幻想的な音楽の相性も良く,絵本を読み進めるような感覚で楽しめる作品だ。ちょっとアナログ感のある新感覚なパズルゲームを体験したい人は,この機会に体験版を遊んでみよう。
3ミニッツ・トゥ・エイト
“午後7時57分”ぴったりに死ぬ運命を抱えた1人の男となり,死のループを乗り越えながら謎を解き明かしていくアドベンチャーゲーム。キャラクターの配置やアイテムなど,ループが始まるたびに世界が少しだけ変化するランダム要素が大きな特徴となっている。
物語が始まるのは7時33分で,つまり死ぬまでには24分しか猶予がない。その間に必要なアイテムを収集し,聞き込みを行って情報を集め,謎の現象を引き起こしている元凶を突き止めるために奔走するのだ。
とはいえ,本作にリアルタイムで進行する要素は存在しない。時間は部屋(エリア)を移動するたびに1分ずつ進行するので,1つ1つの部屋をじっくりと調査できる。所持しているアイテムはオブジェクトに対して使用できるほか,組み合わせて使う(タバコ+ライターで喫煙など)ことも可能なので,いろいろな手段を試してみよう。
体験版では調査できる範囲が限られていたが,気になる要素を組み合わせて調査するだけでも,かなり考える部分が多かった。近未来感を演出するピクセルアートも美しく,製品版が楽しみになる体験版だ。
- 関連タイトル:
Steam
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Make Way
- 関連タイトル:
Laika: Aged Through Blood
- 関連タイトル:
Jusant
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Paper Trail
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3ミニッツ・トゥ・エイト
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