「Steamスプリングセール」開催中。思考を巡らせる謎解きアドベンチャーやどっぷりハマれるアクションなど，おすすめインディーズゲームを紹介

　Valveは，ゲーム配信プラットフォームのSteamにて，日本時間の2023年3月17日3：00から3月24日3：00まで，「Steamスプリングセール」を開催している。


　このスプリングセールでは，The Game Awards 2019でのゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞作「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE GOTY Edition」や，2023年1月にリリースされた名作サバイバルホラーのリメイク「Dead Space」など，さまざまなタイトルが対象となっている。


　大手ソフトメーカーのタイトルだけでなく，小規模なデベロッパや個人制作のインディーズゲームもラインナップに名を連ねており，まさに年に4度しか開催されない大規模セールといったお祭り感がある。

　本稿では，セール対象のインディーズゲームの中から，名作を中心におすすめしたい10本を紹介しよう。以下に，以下に，セール価格や値引き率，ストアへのリンクも掲載しておくので，興味を引くタイトルがあった人は参考にしてほしい。

タイトル	発売日	セール価格	ストア
Vampire Survivors	2022年10月21日	399円 （20％オフ）	Steam
The Painscreek Killings	2017年9月27日	495円 （75％オフ）	Steam
7 Days to End with You	2022年2月7日	632円 （20％オフ）	Steam
Webbed	2021年9月9日	757円 （25％オフ）	Steam
Lobotomy Corporation	2018年4月9日	873円 （66％オフ）	Steam
Slay the Spire	2019年1月24日	873円 （66％オフ）	Steam
Subnautica	2018年1月23日	1155円 （67％オフ）	Steam
Inscryption	2021年10月20日	1230円 （40％オフ）	Steam
Unpacking アンパッキング	2021年11月2日	1435円 （30％オフ）	Steam
パワーウォッシュ シミュレーター	2022年7月15日	2376円 （20％オフ）	Steam

※タイトルをクリックすると紹介文にジャンプします

Vampire Survivors

499円→399円（20％オフ）


　わらわらと湧いてくる敵をひたすら倒し，30分間の生存を目指すゲームだ。攻撃はフルオートで行われるため，操作は移動のみとシンプルだが，武器のビルドや宝箱から手に入るアイテムのランダム性など繰り返しプレイしたくなる要素が満載。ふと気が付くとプレイから数時間が経過していたということもある。ハマる人はとことんハマれるタイトルだ。

The Painscreek Killings

1980円→495円（75％オフ）


　過去に田舎町ペインスクリークで起きた未解決事件を探っていくアドベンチャーゲーム。新聞社のジャーナリストとなったプレイヤーは，ゴーストタウンと化した町に残された新聞記事や住民たちの日記帳といった断片的な情報から，事件の謎を紐解いていく。町には鍵のかかったドアや謎解きパズルが多く設置されており，これを解くことによって真相に近づいていくため，プレイフィールは“1つの町を舞台にした大がかりな脱出ゲーム”といった感じ。この手のジャンルが好きな人には刺さるはずだ。

7 DAYS TO END WITH YOU

790円→632円（20％オフ）


　記憶喪失により言葉が分からなくなった主人公となって，“赤い髪の人”とコミュニケーションをとりながら7日間を過ごしていくというアドベンチャーゲーム。女性のしゃべる言葉はすべて謎の記号で表現されており，最初は意味がまったく分からない。画面上から読み取れる断片的な情報から言葉の意味を推測し，繰り返しプレイすることによって，状況が理解できるようになっていく。

Webbed

1010円→757円（25％オフ）


　メスのハエトリグモがさらわれたボーイフレンドを助けるために冒険するアクションゲーム。最大の特徴はクモの糸を使ったアクション要素だ。糸を天井に貼り付けてぶら下がったり，スイング移動したりはもちろんのこと，糸同士をくっつけてクモの巣を作り，移動手段として使うこともできる。軽やかなアクションとクモの可愛さに，思わず夢中になること間違い無しのタイトルだ。

Lobotomy Corporation

2570円→873円（66％オフ）


　エネルギー会社・ロボトミー社の社員となり，多種多様なモンスターを管理していくシミュレーションゲーム。プレイヤーはエージェントに指示を出して，モンスターの脱走やトラブルに気を配りながら，彼らが生み出すエネルギーを集めて日々のノルマを達成し，会社を拡張していく。なお，世界設定はSCP財団や映画「キャビン」，ドラマ「ウェアハウス13 〜秘密の倉庫 事件ファイル〜」などの影響を受けているそうだ。

Slay the Spire

2570円→873円（66％オフ）


　デッキ構築にローグライクの要素を組み合わせた1人用のデジタルカードゲーム。プレイヤーは，ランダムで生成されるマップを進み，遭遇する敵とカードバトルで戦いながら進んでいく。プレイするたびにシチュエーションが変わる点や，手に入れたカードを取捨選択して，強いデッキをビルドしていく過程がキモとなっている。本作に影響を受けたタイトルはゲームは数知れず，デッキ構築型ローグライクゲームの金字塔と言えるタイトルだ。

Subnautica

3500円→1155円（67％オフ）


　宇宙船の墜落により，未知の海洋惑星に投げ出された主人公が，サバイバルを繰り広げる。一面に広がる海の探索は，スキューバダイビングのような楽しさがある一方で，未知の海洋生物が泳いでいるため，恐ろしさもある。海底基地などのビルド要素もあり，広大な海のスケールを感じながらサバイバルを楽しめるタイトルとなっている。

Inscryption

2050円→1230円（40％オフ）


　デッキ構築型ローグライクと脱出ゲームを組み合わせたアドベンチャーゲーム。小さな薄暗い小屋で目覚めた主人公が，老人“レシー”と，動物の絵が描かれたカード対戦を行い，小屋からの脱出を目指す。本作はカード対戦というゲーム性に振り切ったタイトルではなく，ストーリーテリングの部分もしっかりと作り込まれている。ネタバレになってしまうため多くを語ることは避けるが，忘れられないゲーム体験が待っているとだけ，述べておきたい。

Unpacking アンパッキング

2050円→1435円（30％オフ）


　引っ越しの荷解きを題材にしたパズルゲーム。プレイヤーはある人物の引っ越し荷物を段ボールから出して新居に置いていき，すべての荷物を配置し終えたらステージクリアとなる。本作が面白いのは，荷物を通して持ち主の人生の移り変わりが伝わってくるところ。荷主の人物像や成長する過程，取り巻く環境などを引っ越しを通して描いていく。

パワーウォッシュ シミュレーター

2970円→2376円（20％オフ）


　清掃業者であるプレイヤーが依頼を受け，高圧洗浄機で掃除をしていくというゲームだ。通販番組などで誰もが一度は見たことのある高圧洗浄機を思い切り使ってさまざまなものを綺麗にしていく過程は，地味ながらも気持ちいい。「トゥームレイダー」シリーズや「FINAL FANTASY VII」とコラボしたステージも無料配信されており，ゲームの世界を丸洗いするという体験も可能だ。

「Steam」公式サイト