プレイレポート
ついにβテストが再開される「TakeDown:the First Mission」,第1次CBTの内容を振り返りつつ,ゲームの概要を紹介
そんなTakeDownでは,10月2日から10月9日までの間,第1次クローズドβテストが行われていた。続いて11月2日からオープンβテストが開始される予定だったのだが,作品の完成度をさらに高める目的でOBTが延期されていた(関連記事は「こちら」)。
しかし本日12月7日,「こちら」で紹介したように,12月20日から12月25日の期間で第2次クローズドβテストが開始されると,運営元のハンビットユビキタスエンターテインメントからアナウンスがなされた。その後,2008年1月中にオープンβテストも実施されるということなので,本作に注目していた人は,一安心といったところだろう。
そこで本稿では,以前行われた第1次CBTの模様を振り返りつつ,ゲームの概要を改めて紹介しようと思う。第2次CBTあるいはOBTに参加するとき,「TakeDownってどんなゲームだったっけ……」と戸惑わないためにも,本作をプレイしたいと考えている人はぜひ目を通しておいてほしい。言うまでもないが,第2次クローズドβテストの4Gamer枠(5000人)にも,忘れずに応募しておこう。
TakeDown: the First Missionの概要
オンラインFPSというジャンルの性質上,ストーリー性が重視されることはあまりないのだが,こういった世界観を生かしたイベントがCBTのタイミングから実施されていたというのは,興味深いところである。
第1次CBTの段階でプレイヤーが選択できたキャラクターは,SWAT隊員の「マーク キューエル」と,対テロ専門の女傭兵「メーガン ハート」に限られていた。ハンビットによると,正式サービスまでには日本独自のコンテンツとして,警視庁が誇る対テロ部隊“SAT”の女性隊員である「星野伊織」が登場するとのこと。SATの隊員が登場するというのも興味深いが,それが女性隊員だというのだから面白い。彼女の参戦を楽しみに待ちたいところだ。
Rainbow Sixシリーズの流れをくんでいるだけあり,マップ上にある建物の配置が絶妙で,戦略上有利な場所を奪い合う戦いが非常に熱い。同じくオンラインFPSである「WarRock」のような,大型兵器に乗って撃ち合うような要素は盛り込まれていないが,市街戦,屋内戦共に,索敵や侵攻ルートの確保などが非常に重要となるデザインである。
グラフィックスのクオリティは,「凄い!」と言えるほどのものではないが,その分ゲームの動作はかなり快適だった。ラグなどでキャラクターの座標がずれる現象も,筆者個人のプレイでは一度も発生しなかった。
ただ,キャラクターが瓦礫の間などにはまり,動けなくなってしまう現象が発生したことがあり,その点は若干気になった。とはいえこれは第1次CBTでの話なので,第2次CBTあるいはOBT時には,おそらく改善されているものと思われる。
実在する銃火器をカスタマイズ
なお,本作に登場する武器は,すべて実在するもので,各国の有名な銃火器が使用できる。CBTでは若干品揃えが寂しかったが,次回のβテストでは選択の幅が広がっていることだろう。ミリタリーファンは,そういった登場アイテムのバリエーションにも注目してみよう。
ちなみに本作には,武器だけでなくキャップやグローブ,コスチューム,カモフラージュパターンなどのほか,ヘッドセットやガスマスクといった装備も用意されていた。アイテム群のリアリティを重視している割には,意外とアバター性の高いゲームに仕上がりそうだ。
そして,本作最大の特徴であり,ウリでもあるのが,武器の“カスタマイズシステム”だ。メインウェポンとサブウェポンに,スコープ/ポインター/サイレンサー/サブマガジンなどのカスタムパーツを装備することが可能で,自分のプレイスタイルに合った武器を作り出せる。OBT以降のTakeDownでは,武器と同様,カスタムパーツの種類もどんどん増えていくそうだ。
なお,これらの装備品はすべてショップで購入するのだが,第1次CBTでは,初期装備以外の装備品には使用期限が設定されていた。期限が切れた場合,そのアイテムはインベントリから消滅してしまうので,特定の武器にこだわりたいならば,一定期間ごとに買い直さなければいけないという仕様だったわけだ。
購入に必要なポイントは戦闘終了時の戦功によって獲得でき,敵を倒せば倒すほど,ミッションの遂行に貢献すればするほど,大量のポイントが手に入る。正式サービス以降,ゲーム内通貨で買えるアイテムと有料アイテムのバランスがどのように設定されるのかという点についても,注目が集まるところだろう。
■アサルトライフル
■サブマシンガン
■ショットガン
■スナイパーライフル
■ハンドガン
■ナイフ
■グレネード
■その他特殊装備
緻密に設計されたマップで行う
チーム戦と脱出ミッション
チーム戦は,2チームに分かれてキル数を競うモードで,先に指定のキル数をクリアするか,時間切れになった時点でのキル数が多いチームの勝利となる。
脱出ミッションは,2チームのうち片方が目標の座標まで移動するのを目的とし,もう片方がそれを阻止するというルールだ。基本的にはどちらも,FPSファンにとってはお馴染みのミッション内容といえるだろう。
■CheongGye ソウル:清渓川周辺
■Harlem Desire アメリカ:シカゴハーレム裏通りの廃屋
■BurnPec セルビア・モンテネグロ:コソボ内パック地域
■HunterValley オーストラリア:閑静で美しい田園の村
チーム戦が魅力のオンラインFPS
第2次CBT以降の展開に期待大
個人的な感想としては,ほかのカジュアルFPSと比べて,戦略/戦術の重要性が高い作品のように思えた。FPS初心者が,戦場での動き方を学ぶ入門用として最適かもしれない。
正式サービス時に,「サドンアタック」の初心者部屋/上級者部屋のような,プレイヤー層の住み分けがしっかりできる機能が盛り込まれれば,コミュニティの発展にも期待できるだろう。クランやランキングなどの機能とともに,マッチング関連のシステムにも期待したいところだ。
第1次CBTでの印象は,まだまだ発展途上という感じだったが,実装されていない武器やミッションが多かったため,第2次CBT/OBT/正式サービスで大きくパワーアップする可能性がある。今回紹介した内容が,第2次CBT以降にどのように強化されていくのか,期待が高まる。
- 関連タイトル:
TakeDown: the First Mission
- この記事のURL:
キーワード
(C)2007 Kama Digital Entertainment Co.,Ltd. All Rights Reserved. Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.